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「サンゾク行こう!」←僕(???)

妻は山口県出身です。
私は大阪府出身です。

そして、私たちは東京都で出会いました。

これが何を意味するかというと、

①「妻のご両親に、山口県にご挨拶に行く必要があった」
②「結婚後は、山口県が第二のふる里のようなものになった」
③「年末年始に毎年里帰りをハシゴしていた(ここ数年は叶わず)」

そんな私にとって、山口県にはかなりの往訪回数があり、同時に観光した回数やスポットも非常に多い場所、となります。

今回の本題は【いろり山賊】(※ 具体的には後述しますので)への思い、なのですが、過去の写真フォルダを拾っていくと、結構面白い山口県内の写真もあったので、冒頭は軽くそれらを紹介しつつ、本題に入っていく、というスタイルにしたいと思います。

ということで、最近お気に入りのプライベートからの、仕事への気づき記事です。


山口県のおすすめスポット(画像だけ)

当アカウントは、旅行カテゴリではないので、ポンポンいきますね。全部自分で撮影したものです。

(今や超有名 角島大橋 この頃はガラガラでした)
(まあ、あんまりコレを撮る人はいない)
(周防大島の砲台? ちょっと記憶あいまい)
(元乃隅神社です)
(京都の伏見稲荷とは、また違った趣)
(賽銭箱が上にあって、頑張って投げ入れるシステム)
(長門には、金子みすゞ記念館があります)
(これはまあまあのインパクトでした)
(撮影は2017年1月 コメントは控えます)
(須佐ホルンフェルス といいます。ホルンフェルス???)

あ、ちょっと待ってくださいね。ここは夕日が当たる時間がすごくて。

(地層がゴールドカラーになります 加工してません)
(なんていうか、波の白・雲の灰・海の藍・金のコントラストが美しい)

・・・まあ、他にも山口県のメジャースポットである、「錦帯橋」とか「秋芳洞」とかは、初めのころに往訪しているのですが、実は写真がありません。

理由は、そもそも有名な観光スポットだと思いますので、山口県観光が初めての私を、連れて行きやすいという所があったのでしょう。しかし、ご両親との初対面による緊張のあまりなのか、まったく写真を全然撮っていないんですね。だから何にもありません…


ここからが本題

上記画像たちは、すっかり山口県のファンになった私が、ただただスポット紹介したいという思いの部分が先行しての写真紹介です。

実は、つい先日こんなニュースが耳に届きました。

えっ?私の山口県の一番のお気に入りスポットが閉店…だ…と?

はい、知っている人は知っている。知らない人は全く知らないであろう、冒頭にキーワードだけ出した「いろり山賊」のニュースです。

(トップページリンクだけは許可されているようですので、こちらを)

実は他にも店舗があるのですが、私の妻の実家からは、こちらの周東店が一番近く、私が初めて「いろり山賊」に行ってから見事に大ファンになり、帰省の度に、妻の両親に「行きたい!」と毎年訪れていた店舗です。

私も、山口県との接点が出来るまでは、まったく知らない場所でしたので、みなさんが知らないという前提で、私なりに軽くご紹介します。

山口県民、山口県出身の方は、生暖かく見守ってください。何卒。


こんな雰囲気です。

私の写真コレクションを。(HPの転載は厳禁のようなので)
また、画像は複数店舗のものが混ざっていますのでご了承ください。

基本、年始に往訪しているので、正月の写真ですが、いかんせん毎年撮影しているので、どれが何年の写真とかは整理出来ていません。


まずは外観的なものから。

(光で見づらくてすみません、道路沿いからみるとこんな感じ)
(おめでたい感)
(山賊ではあるが、忍ぶ気はあまりない様子)
(店の看板より大きい 正月だねえ)
(正月ですから、とにかくおめでたい)
(正月らしく獅子舞なんかもあって 鯉のぼりもあって?)
(※注 1月3日です)


次に、ちょっと店内?というか、施設内。

(もはや寺?神社?みたいな)
(ありがたい)
(冬なので、外コタツは実は最高です)
(この看板で私は山口県の位置関係を知りました)


で、完全なる店内といいますと。

(こんな感じで、炭火で焼いてくれています)
(店内のど真ん中に とんでもない木)
(甲冑と古いタンス)
(屋根よりも優先すべきことがある と言わんばかり)
(躍動感が暴走する)
(で、店名どおり ”いろり” があるんですね)


「いろり山賊」のHPリンクを見ていただければ、すぐに解ると思いますが、こちらは基本的に「お食事が(も)出来る所」です。

改めてホームページを拝見すると【外食産業ではなく情感産業】と位置づけているようですので、ちょっと私なんかが、ジャンルを特定した表現をするのはおこがましいので、そのようにしか表現出来ず申し訳ありません。

いつもお店の写真を撮ることに集中をしているのですが、少しは食べ物の写真もありますよ。

(成人男性の手のひら広げたくらいある おむすび。具だくさん)
(この鶏肉が名物 タレが超うまい)
(まあ、このセットが最強の組み合わせである)
(このうどんが 味のメリハリになって うまい)


という感じで、写真でのご紹介でしたが

一応、ざっと「いろり山賊」の雰囲気が伝わりましたでしょうか。

色々Youtubeとか、WEBにはもっと情報があると思いますので「いろり山賊」そのものにご興味がある方は、そちらをご覧ください。


色々と関連エピソードがあります

私は大阪出身でしたし、山口県には出張での往訪はあるものの、「いろり山賊」の存在はずっと知りませんでした。

まず、そもそも初来店のきっかけは、妻のご両親からの一言でした。
(実際は山口弁でのやりとりであり、少々の思い出し補正がかかっています。また、このタイミングでは妻とは入籍しておりませんので、彼氏が挨拶に来た、というような状況です)

義父「サンゾク行くか!」
妻「おー、久々に行きたい」
私「?」

(私はまず、サンゾク→「山賊」 として理解出来ていない)

義母「いつもお腹いっぱいになる」
妻「食べ過ぎちゃう」
私(何かご飯食べる所だよな・・・?)

(一応、お店かなあと仮説しはじめる)

私「サンゾクって、山の賊って書いて、サンゾクですか?」
義父「そうそう、山賊」
妻(ニヤニヤ)

(サンゾクが、山賊と解り、余計に混乱中)

このタイミングでは、真面目に「自分で山で狩猟?」とか「実は、この地域ではそういう古い風習があって、通称で山賊?これは歓迎の印なのか?」とか。

私「どこに向かうんですか?」
義父「ここから車で30分くらいで、ちょっとだけ山の方」
私(やっぱり、狩るのか?男としての狩猟能力を問われているのか?!)

(いや、大真面目にそう考えていたんですよ)


まあ、これは「山口県外の客を連れて行く時に、わざとよくわからないようにしていた」みたいです。初めからいろり山賊という、ご飯が食べられるお店にいくよ、って言えば、済む話なんですよね。

確かに、立場が逆だったとしたら、私も同じことやっていると思います。その方が面白いですしね。


もう一つは、「山口県民は、車の免許を取って初めていくのが”いろり山賊”」というエピソード。

正直私の身内まわりからだけの情報なので、本当なのかよくわかりませんが、どうやら、自分が子供の時には、親に車で連れて行ってもらっていよいよ大人になって免許を取ったら、そこに自分の運転で行く。場合によっては親を自分の運転で連れて行く。みたいな暖かみあるエピソードですね。

確かにちょこちょこ、初心者マーク付きの車を駐車場では見かけましたので、まったくの作り話でもないかな、と思っています。

私としては良い話だなあと思っていたのと、親にとっても子供にとっても、共通の思い出の場所であり(インパクトありますし)、そこに、いよいよ大きくなった子供の運転で連れて行ってもらう親の心境というのは、少し想像できますね。

ただ、実際には免許取り立ての子供が心配で、また車も大抵は家の車を貸す形になるので、助手席に座った父親からの熱烈な運転指導で、言い合いになり、車内のムードが最悪で店に到着する、ということもあるようです…それはそれで面白い。

ただ、冒頭ご紹介した閉店情報を読むと、他店舗があるにせよ、慣れ親しんだ店舗が無くなってしまうと、それが出来なくなってしまった家族・親子がいると思うと、少し残念ですね。


お待たせしました。ここからが少しだけコンサルとしての気づきをまとめます。


強い志を持ちながら、遊ぶ楽しむ心の大切さ

「いろり山賊」のホームページの会社案内や企業理念を拝読すると、先程の、提灯どーん!鯉のぼりどーん!な、勢いだけでは無いことがわかります。

トップページリンク以外の紹介と、転載は禁止されているのが残念ですが、とても素敵なことが書かれていると感じました。

店舗を一見すると、ただただ、悪目立ち(失礼しました!)だけをしているかのように、見て取れなくもないのですが、そこにある思いというのはとても強い志があるように感じます。

そもそも、仕事において「遊び心をいれる」「楽しませる仕掛けをする」「アイデアを出して、具体化させる」というのは、いくら【何でもやりたいことを提案してもいいよ!】【新しいこと仕掛けてね!】と会社が提案しても、従業員は【基本はやらない】と思っています。

大抵は、それは「面倒くさい」ことであるから。そして「失敗も怖い」から。

ご存じのように、昨今の情勢による外食産業への逆風は事実あったので、ちょっと変数が多く語りづらいのですが、こういう遊び心や仕掛け続ける、という仕事は、一見面倒ですし、其処に手を抜いたとしても、その月度の売上が急激に落ちるということは考えにくいのだと思います。

なぜなら、店舗に往訪して「あれ、なんか前と変わっていない」「賑やかさが減った」「面白くなくなった」と思っても、当日は『ご飯を食べに来た』という目的も一つなのですから、その日の売上は落ちないのだと思います。

ただ、それらはジワジワとボディブローのように利いてくるものなのだろうと感じます。もしくは、昨今のSNSによって、その速度が速まる可能性だってリスクになり得ます。

小売り・外食において、当日に影響が出ない手抜き、は一番怖い存在であると思っているのですが、この「いろり山賊」は、毎年往訪するたびに、少しずつ内装が変化したり、イベントがあったり、工夫を感じていますので、それをやり続けられる会社というのは、強い志の社内浸透度が高いのだろうと推測します。(ただ昨今の情勢だけは、ほんとどうしようもないですね…)

ホームページの「藤吉郎日記」ご覧になってください。妥協許さない感じがすごいですよ。直接紹介出来ないのが残念。

また、ポイントとしては「お金をかけりゃあいい、とだけ思っている訳でもなさそう」な所ですね。社員の手作りのものも多いみたいです。

最近は、そういう全丸投げ型のやり方も見受けられるケースはありますが、社内リソース負荷は軽減されるものの、一長一短ですね。

※ そういう意味では、関東圏限定となりますが、千葉県にある「東京ドイツ村」のイルミネーションに毎年に近いくらい訪れていますが、毎年新たな展示が増えていて、すでにあるものも上手く活用していて、近い雰囲気を感じます。いつか取材みたいなことをさせてもらいたいですね。

(私の個人メモですけど)


最後に

えーっと。私は山口県出身の妻がいますが、この「いろり山賊」とは何の関係もありません。いや、大ファンであることだけは事実なので、そういう関係性はあります。

そして「いろり山賊」をヨイショして、どうのこうのする意図もありません。

ただ、東京都内を離れ、地域の地元企業を応援していきたい、最近はより強く考えるようになって、こういう会社を陰ながら応援はしていきたいと思っています。

ここ3年ほどは、娘誕生と情勢から、山口県には行けておりませんが、毎年訪れた際には、できる限りお土産とかも買って、酒を飲んでいる訳でもないのに、居酒屋クラスの金額のお会計を毎回してきました。それも応援かと思っています。

「いろり山賊」には、小難しいマーケティングやブランディング、ガチガチのコンサルは、今は必要がないと思いますし、安易なプロモーション戦略もどうなんだろう?とか感じてはいます。でも、おそらく中の方々は結構勉強しているようにも感じます。

別にコンサルをしたい訳ではないですが、こちらで働く幹部陣や、可能なら経営陣と、いつかはお話してみたいですね。そして「志」を伺ってみたいです。

で、私の「コンサルである前の、ただの山賊ファンとしての戦略提案」を聞いてもらい、それを一蹴されるような形で、私はもう大満足です。

ええ、ただのファンですから。(応援しています!)


コジマサトシ/トナリコネクト

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