オズとも子

心理療法家。米国大学院でカウンセリング心理学修士課程修了。日本で20年以上に渡りセッシ…

オズとも子

心理療法家。米国大学院でカウンセリング心理学修士課程修了。日本で20年以上に渡りセッションやセミナーで1万人以上に会う。日本育ち。1児の母。物語は人間の深層心理へ入り込む力があります。相手に合わせた物語やメタファーを使って、こころとの付き合い方を伝える心理物語を発信します。

記事一覧

潜在意識へ旅すれば、誰もがこんな感じ! 映画「君たちはどう生きるか」

評価が真っ二つに分かれる「君たちはどう生きるか?」を観てきました。 これは、どの視点で観るか?によって、全然違う世界観になる映画だと思います。 客観的に見る立場…

オズとも子
9か月前
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親子で心の知性×対話型芸術鑑賞!アリスとテレスの物語 出版記念イベント

アリスとテレスの物語の出版記念イベント 「藍色の墨で描かれた原画展&マダム・イリーニのお茶会」 が、先週、東京で開催されました。 ​世代を越えて一緒に楽しめるイベ…

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アリスとテレスの物語が書店に並び始めました

クラファンで制作された「アリスとテレスの物語」の残り部数が、書店でも買えるようになりました! 少ない部数しか出回っていない為、1冊とかの本屋もあれば、複数冊置い…

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アリスとテレスの物語④

<アリスとテレスの物語③の続き> レイの気品のある歩き姿のうしろをついて行くと、しばらく細長いクネクネとした道が続きました。いくつもの角を曲がって、どのくらい歩…

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アリスとテレスの物語③

そのころ、アリスは、テレスと会うたびに、親友が変わっていくのを感じていました。最近では、たまに丘の上のベンチに行っても、テレスは空や海を見ることもなく、宿題をし…

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アリスとテレスの物語②

アリスとテレスの物語①の続き その日を境に、その男たちは、積極的に町の中で活動をはじめました。とはいっても、全身黒ずくめではなく、街中では白いさわやかなトレンチ…

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アリスとテレスの物語①

あるところに、海に面した、自然豊かな町がありました。 その町には、アリスとテレスという女の子がいました。 ふたりは小さいころからの仲良しで、なんでも話せる関係でし…

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物語で学ぶこころ(EI)の使い方・見つめ方

初めまして。オズとも子です。 私はアメリカの大学院でカウンセリングを学び、日本で20年以上にわたって、セッションやセミナーで1万人以上の人たちに会ってきました。…

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潜在意識へ旅すれば、誰もがこんな感じ! 映画「君たちはどう生きるか」

潜在意識へ旅すれば、誰もがこんな感じ! 映画「君たちはどう生きるか」

評価が真っ二つに分かれる「君たちはどう生きるか?」を観てきました。

これは、どの視点で観るか?によって、全然違う世界観になる映画だと思います。

客観的に見る立場で見ると「はあああ???」ってなる気がする!w

でも、自分の潜在意識へ旅してみると、みんなあんなものである。

私が、長年ヒプノセラピーと呼ばれる催眠療法(1958年に米国医学会、米国心理学会、英国医学会で認められた療法)をしていると

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親子で心の知性×対話型芸術鑑賞!アリスとテレスの物語 出版記念イベント

親子で心の知性×対話型芸術鑑賞!アリスとテレスの物語 出版記念イベント

アリスとテレスの物語の出版記念イベント
「藍色の墨で描かれた原画展&マダム・イリーニのお茶会」
が、先週、東京で開催されました。

​世代を越えて一緒に楽しめるイベントとなった
​​「マダム・イリーニからの招待状」

招待状を開いた中には、原画展をみながら
自分を探っていく体感型の問いが隠されています(^_-)-☆

​大人だけでなく、子ども達も一緒に参加してくれ
​壁には、世代を超えた絵も並びま

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アリスとテレスの物語が書店に並び始めました

アリスとテレスの物語が書店に並び始めました

クラファンで制作された「アリスとテレスの物語」の残り部数が、書店でも買えるようになりました!

少ない部数しか出回っていない為、1冊とかの本屋もあれば、複数冊置いてある本屋さんもあります。

東京のリアル書店でいいますと、新宿の紀伊国屋本店は一番多くあり

恵比寿の有隣堂、ジュンク立川・吉祥寺などにも置いてあるようです。
紀伊国屋、文教堂、啓林堂は比較的置かれてそうですが、全国的にみると1冊とかの

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アリスとテレスの物語④

アリスとテレスの物語④

<アリスとテレスの物語③の続き>

レイの気品のある歩き姿のうしろをついて行くと、しばらく細長いクネクネとした道が続きました。いくつもの角を曲がって、どのくらい歩いてきたのか、わからなくなったころ、急にレイが立ち止まりました。

「ここです」

ハッと目を上げると突然、それまでとはうって変わって、明るく大きな空間が広がっていました。

それまでの薄暗い道との違いに驚き、急な明るさにびっくりしてアリ

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アリスとテレスの物語③

アリスとテレスの物語③

そのころ、アリスは、テレスと会うたびに、親友が変わっていくのを感じていました。最近では、たまに丘の上のベンチに行っても、テレスは空や海を見ることもなく、宿題をしたり、誰かにメッセージをしたりとせわしなく動いています。なんだか笑顔もぎこちなく、どことなくやつれているようにも見えました。

「ねえ、テレス」

「ん?」

「あのさ……もしかして疲れてない?」

「そう見えた?」

「なんか近ごろ、前と

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アリスとテレスの物語②

アリスとテレスの物語②

アリスとテレスの物語①の続き

その日を境に、その男たちは、積極的に町の中で活動をはじめました。とはいっても、全身黒ずくめではなく、街中では白いさわやかなトレンチコートを上に着ていました。

彼らは、まず大人たちの元へどんどん足を運びはじめました。にこやかに大人たちに近づき、たくみに話しかけます。男たちは、アリスとテレスのまわりの大人たちにも近づいていきました。

彼らは、国民のシアワセを向上させ

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アリスとテレスの物語①

アリスとテレスの物語①

あるところに、海に面した、自然豊かな町がありました。
その町には、アリスとテレスという女の子がいました。
ふたりは小さいころからの仲良しで、なんでも話せる関係でした。親友と呼べる存在だったのです。

ただ、このふたりが似ているか? というと、そうでもありませんでした。

むしろ正反対と言ってもいいかもしれません。

アリスは、くるくるとカールがかかった髪で、よく笑う、友だちとおしゃべりする

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物語で学ぶこころ(EI)の使い方・見つめ方

初めまして。オズとも子です。

私はアメリカの大学院でカウンセリングを学び、日本で20年以上にわたって、セッションやセミナーで1万人以上の人たちに会ってきました。

そこで思うのは「自分を見つめる」というのは、簡単そうで、とても難しいことだということ。

この世で一番近くて遠い場所、それは「自分の心の中」といえるでしょう。

そして、色々な場所へ旅行に行ったことはあっても、自分の心の中へ旅すること

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