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動画を届ける五つの戦略編_Z世代社員によるZ世代向けCMができるまで#5

やっと正月ボケが治まってきました。2月も終わりかけなんですけどね。最近あったかくなってきて嬉しい!編集部メンバー、高井です。
 
第5回目となる「Z世代社員によるZ世代向けCMができるまで」
 
本連載では、若手社員3名が、就活生など若い方々に寄り添い、「未来への挑戦をそっと応援したい!」という想いの元、オリジナルアニメーション動画「止まらないワタシ、ススメ!」の動画制作に取り組んだ様子をお届けしています。
 
今回は、全5回でお届けしてきた連載の最終回。できあがった動画をどう届けるか?を試行錯誤するお話です。(過去回は末尾にまとめておきますので是非ご覧ください!)


最初に打ち出した二つの戦略

苦難を乗り越え、やっと完成した動画。
最初の戦略は徹底的なSNSへの掲載、拡散です。
まずは、YouTubeと自社サイトへの掲載をベースに、拡散のためにInstagramやXなどのSNSからの発信を始めてみました。そしてSNSだけでなく、掲載をさらに広く伝えるため、PR TIMESにてプレスも発表しました。

また、WEB上のプロモーションとは別の切り口で展開した次の戦略が、TVCMとしての起用です。
社内でも評判が高く、自社のCM枠でより多くの方に動画を届けてみては?とお話をいただき、元々用意する予定ではなかったShort版の動画も制作を同時並行で進めました。ちょうど夏休み期間中のCM枠ということもあり、年代問わず多くの人の目に触れることをとても期待していました。


三つ目の戦略はnoteと

SNSとCMの活用は、多くの人たちへの拡散にはとても良いですが、今回ターゲットにしていた若年層にもう少し特化したようなプロモーションも考えるべく、このnoteの編集メンバーに相談を持ちかけました。
その結果、生まれた記事が「ワタシのでこぼこがハマるまで。2年目社員インタビュー」です。動画の主人公が奮闘した就職活動、そのエピソードを記事にすることでよりターゲット層に動画が届くのではないか?と考えました。


次の戦略を立てるには?

公開から三週間、SNSへの拡散やYouTubeの閲覧数などを集計すべく、私たち三人は集まりました。その結果、動画は11万人に届いたことが分かったのです。当初の目標に達し、その時は三人で喜びを分かち合いました。
SNSなどの反響は、大変ポジティブな意見が多く、一つ一つに目を通しました。その中で私たちが目を付けたのは、届いた反響の多くが今回コラボレーションをお願いした方と繋がりのある、いわゆるファン層からいただいたものであるということです。
私たちがまだ接触できていない、未だ動画を見たことのない、若年層に広く届けるプロモーションとして、何が足りないのだろうか?私たちは頭を悩ませました。

動画を見た人の感想を見る限り、反響はとても高い。だとすると、元々私たちが設定したターゲットにやはり届けることができてないのでは?私たちはその仮説に基づき、次なる一手を考えました。
学生が利用するような場所で、広く目にするようなことはできないか?そう考え、行きついた先が「知るカフェ」の活用です。知るカフェは、大学生のためのカフェで今回のターゲットに届けるには打ってつけです。カフェのサイネージで早速動画を流してもらいました。


グローバルな戦略

また、今回動画をアニメーションにすることにこだわった理由の一つは、グローバルで活用されることも見据え、実写よりも目を引く表現方法にすることでした。五つ目の戦略は、国内に閉じず、国外へも拡散するための英語版の制作です。

歌詞やセリフを直訳するだけでなく、動画で伝えたかったメッセージを国境を越えて伝えるべく、ネイティブ社員にも協力をお願いし、英語化を進めました。
その中で、最も議論したのが、「#止まらない日常」の英訳です。「直訳ではなく、この言葉に込められた想いは何か?」を考えながら議論を重ねる中で出てきたのは、かけがえのない日常を余すことなく感じてほしい、楽しんでほしい、大事にしてほしい、といった想いでした。そこから導き出された言葉、それが“Savor”です。今回動画チームに在籍するメンバー全員留学経験があるのですが、三人全員がこれまでであったことのない単語でした。直訳は、「時間をかけて何かをゆっくりと味わう、味わい深さを感じる」とのこと。そして、対象は飲食物に限らず使える単語。これ以上に良い単語に出会える気はせず、即決しました。

英語化された動画は海を渡り、国外の社員にも届いたそうです。グローバルな若年層に届く日も、すぐそこまで来ているかもしれませんね。


さいごに

五つの戦略、いかがでしたか?

【五つの戦略】
1. SNSへの掲載・拡散
2. TVCMへの活用
3. note 「#止まらない日常」 の活用
4. 学生をターゲットにした「知るカフェ」の活用
5. 国外まで拡散するための英語版の制作

心を込めて制作した動画がより多くの人に届くよう、検討を重ねました。それはきっと、これからも続いていくでしょう。六つ目の戦略を立てる日も、そう遠くないかもしれません。
 
今回は、11月より続けてきた本連載の最終回。ブランディング部って何をしているの?ブランディング部の若手ってどんな人なの?そんな疑問が少しでも解消できていたら嬉しいです。そして、受験、就職、転職など、どんな場面であっても、この動画が皆さんを後押しすることを心から願っています。


過去回はこちらから!


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