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二つのハードル篇_Z世代社員によるZ世代向けCMができるまで#2

はじめまして。
若年層向け動画プロジェクトメンバーの西山です。
急に寒さが増し、秋を通り越し一気に冬の気配を感じる今日この頃です。

前回から始まった連載記事
「Z世代社員によるZ世代向けCMができるまで」

本連載では、若手社員3名が、就活生など若い方々に寄り添い、「未来への挑戦をそっと応援したい!」という想いの元、オリジナルアニメーション動画「止まらないワタシ、ススメ!」の動画制作に取り組んだ様子をお届けします。

本連載は全5回、毎月末に発信予定です。
今回は、最初の構想から、紆余曲折を繰り返しながら企画を練り上げていくまでの私たちの道のりをお届けします。

 

一つ目のハードル
「だれにどうなってほしいのか」の研ぎ澄まし

若年層がNECを認知するきっかけを作り、NECへの共感を生み出していく。そんなお題に取り組んだ私たちは、最初の構想として、若年層が毎日触れるコンテンツである「動画」とそれに関連したリアルイベントを組み合わせた、オフライン・オンラインのハイブリット企画を検討していました。

しかし、最初の構想は不採用となりました。
理想を追い求めるあまり、企画時の実現可能性や費用対効果の検討が甘かったのです。振り返ってみれば当然のことではありますが、特にリアルイベントに関し、コロナ禍明けの中での集客・開催方法とコスト、それに伴う効果が見込めるのか、効果測定はどのようにするのか等々、検討不足な点が多々ありました。

加えて、そもそもターゲット・届けたいメッセージ・期待する態度変容・行動変容の設定は適切か、最初の構想の不採用をきっかけに、ターゲット・ゴール設定に立ち返り、議論を繰り返しました。

そして、議論を重ねた私たちは、ターゲット・ゴールを再定義しました。
動画は若年層をはじめ、様々な方に見ていただきたいと思う一方で、主目的は新卒採用におけるNECを認知するきっかけづくり、と設定しました。


●ターゲット
仕事で社会貢献したいと考えているものの、
将来仕事を通じてどのような社会貢献ができるか
イメージがつかめておらず、
志望する業種/応募先企業を迷っている
就活生やこの先の将来を考え始める大学生/中高生

●伝えるメッセージ
海底から宇宙にわたる幅広い事業に、
多様な職種・働き方で関わることができるNECだからこそ、
一人ひとりの強みを生かして社会課題解決に挑戦・活躍できる

●期待する態度/行動変容
NECへのポジティブな第一印象を形成し、
NECに対して興味・関心をもつきっかけにしてもらう



最初の構想の不採用をきっかけに研ぎ澄まされたターゲットとゴール。私たちはより明確になったターゲット・ゴールを共通認識に、構想の再考を始めました。


二つ目のハードル
この動画「ならでは」の魅力づくり

私たちは、最初の構想の中で出た「動画」の可能性を捨てきれずにいました。言葉にできないけれど、「動画なら今の若年層の心を惹くことができるのではないか」。そんな根拠のない自信が私にはありました。他のメンバーも同じ想いでした。

ただ、若年層が日常的に触れる身近なコンテンツだからこそ、あまたある他の動画に紛れ込まないようにしなければならない。限られたコスト(人・予算・時間)の中で、いかに差別化していくのか。

シンプルでありながら決して簡単ではないこの課題に対し、私たちは、ターゲットのジャーニー検討とともに、先行事例の洗い出しとNECのポジショニング検討から始めました。


ターゲットのジャーニー検討
先行事例の洗い出しとNECのポジショニング検討


検討を進める中で「キー」となるのは
「最初の数秒でいかに見る人を惹きつけるか」と
「いかに最後まで見てもらえるか」の
2つではないかと気づきました。

これらを実現するために必要な要素は何かを考え抜いた結果、
「初見で”この動画は他とは何か違うぞ”と感じさせるキャッチーさ」と
「見る人が登場人物を自分に置きかえて見られるか=自分ごと化による没入感」の
2つが重要という答えに行き着きました。

結果としてあまたある動画に紛れ込まないようにするためには
「オリジナルアニメーション動画」が最善である
という結論を導き出したのです。

もちろん、実際は理論通りにいくことばかりではなく、
実際にやってみないとわからない部分もあるため、
最後はプロジェクトとして腹をくくり、
「絶対アニメーション動画が良いんだ」という自信と
「絶対に良いものを作るんだ」という強い想いをもって提案しました。

その後も関係者への提案を繰り返した結果、
「オリジナルアニメーション動画企画」は
無事採用されることになりました。


三つ目のハードル!?

無事採用されたことにほっとしたのも束の間。
新たなミッションは、動画のストーリーを磨き上げると同時に、
見る人の頭の中に確実にポジティブな記憶を残す工夫を凝らすこと。

アイデアの採用が決まり嬉しい想いと、新たなミッションに応えていくためのプレッシャー。こうして二つのハードルを乗り越えた私たちのプロジェクトは、具体的な動画制作へと進んでいきます。
どんなストーリーにすれば、見る人の心を惹くことができるのか。
どんな工夫を凝らせば、見る人の記憶に残るものになるのか。

プロジェクトメンバー3名の持てる力を結集した
ストーリー検討が始まります。

今回のお話しはここまでです。
この後動画のストーリー決定に至るまでどのような紆余曲折があったのか。
次回もぜひお楽しみに!



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