マガジンのカバー画像

いちにち・いちとおこ

178
日記のようなブログのようなエッセイのようなコラムのような。恋愛のことや、結婚のことや、助平なことや、時に真面目なジェンダーのことなどが、主な関心事。
運営しているクリエイター

2017年4月の記事一覧

結局、健康より欲望を選んだ。ゴールデン・ウィーク。

 ゴールデン・ウィークの入口だ。皆さま、どんなご予定を立てておられるだろうか。わたしは一足先に明日から休みを取り、彼氏のところへ行く。念のために受けた子宮がん検診の結果を明日聞きに行くことにしていたので、その足で彼氏の元へ向かっちゃうのだ。そして、2晩泊っちゃう。だって、連休だから!健康と欲望の間で心を揺らしていたが、結局、欲望の方へ舵を切ったということなのだ。大丈夫、膀胱炎は治ったから!この稿は

もっとみる

「俺はいいけど嫁はダメ」、病気になる権利のこと。

 結婚していた時子宮びらんと胃腸炎の併発でえらい目に遭った、と前回の稿で書いたが、あの時わたしをえらい目に遭わせたのは、主に元夫だった。あの時期は、わたしの結婚生活の中で、DV最高潮のクライマックスだった。結婚して1年半くらいが過ぎた、夏のことだった。

 妊活を始めた頃だった。妊活を始めると同時にわたしは日記をつけ始めたので、その頃の記録が残っているのだが、基礎体温だの体調だの記入されていたそれ

もっとみる

デートしすぎると体の免疫力が低下することが分かった。

 膀胱炎になってしまった。泣きそうになるほど痛かった。先週の半ばのことだ。

 夕方、職場でトイレに立つと、出血プラス排尿痛。血尿か?と思ったが、それにしては出血が多いし、生理にしては早すぎる。やばい。子宮と膀胱に、ダブルでトラブルが来てる。多分。

 結婚していた時、子宮びらんと胃腸炎を併発して、えらい目に遭ったことがある。子宮が雑菌で炎症を起こし、その雑菌が胃腸にも影響を与えて、胃腸炎を併発さ

もっとみる

資生堂の中のおじさんマインド。

 資生堂の「表情プロジェクト」CMを偶然見た。番組のスポンサーだったし、プロモーションのスタートで力を入れているのだろう、その時間帯の中で、繰り返し流された。初見で生まれた微かなひっかかりは、何度も見るうちに大きな違和感になった。

 そのCMは、「今 自分の笑顔を好きですか」という問いかけから始まる。「最近 思いっきり笑ったのっていつだっけ」「絵文字ではいつも素直な気持ちを伝えてる」「なのに私達

もっとみる

意外と男の影響を受ける。みたい。

 元夫の影響を受けて変わったのは、車が好きになってそれなりに詳しくなった、というところが一番だと思うけれど、それはまあ仕事だったのだし、あと、食わず嫌いで尻込みしていただけで、多分もともと嫌いではなかったんだろう。バイクの中型免許を取るように強要もされていたけど、それについてはのらりくらりと確約を避けておいてよかった。だって、離婚したら絶対無用の長物免許になったから!

 好きな人にはついつい合わ

もっとみる

離婚した時、もうセックスは終わりだなと思っていた。

 どうも自分の書くものは助平すぎる。そう思わなくもない。今日も助平な話になりそうだ。最近、様々な皆さまが「スキ」を押してくださるが、話の内容によって、「スキ」を押してくださる方の性別が分かれるようだ、と薄々気づいてきた。女子の皆さま方は、あまり助平な話を好まないようだ。男子の皆さま方も、もしかしたら「高齢女子の具体的なセックス話はノーサンキュー」と思われるかもしれない。そういう方々は、本稿はスルー

もっとみる

ご飯は誰が作ったっていいんだし、作ってもらったら美味しくいただくこと。

 彼氏と初めておうちでご飯を食べようということになった時、彼氏は「じゃあ僕は、日本人のダンナサンみたいに、TV見て待ってようかな」と言ったので、(えー、結局そういう人?)と困惑したら、うちに着いた途端彼氏はさくさくとご飯を作り始めて、あっという間に「はいどうぞ」になった。朝ご飯はわたしがまだベッドにいるうちに彼氏が起き出して、これもまたてきぱきと作ってくれた。

 外で食べることも多いけれど、うち

もっとみる

ゆっくり起きていい朝は、いちゃいちゃタイム。

 朝の時間は特に活用するタイプではなく、普通に仕事に間に合う時間に起きて、さくさくと支度をし、出掛ける方だ。休日も同様、出掛けることも多いし、仕事のイベントが入ることも多いし、それほど時間の使い方は変わらない。

 なので、今日はゆっくり起きよう!と決めた朝は、ここぞとばかりに、いちゃいちゃに時間を費やすことにしている。ネコとの。

 うちには3匹ネコがいるが、わたしにぞっこん盲愛なのが、今年で1

もっとみる

嘘と疑心暗鬼に惑わされていた頃の話。

 元夫は凄い嘘つきだった。つるっつるつるっつる嘘をついた。あまりでかい嘘はつかない。小さな嘘を、呼吸するように自然につくのだ。

 結婚して最初の頃はみんな真に受けていたが、結婚生活も終わりに近づくと、頻繁に嘘バレするようになってきた。元夫の嘘の癖が分かるようになってきたこともあるが、次第に自分で嘘をついて自分でバラすような真似をすることも多くなった。あれはなんでだったんだろう、嘘のつき方が杜撰

もっとみる

好みのタイプはハゲヒゲメガネ、つまりyou。

 前回の記事『「暇な女子大生 @bored_jd」は清々しい。』で、「自分の濡れポイントを探したくなった」と書いたが、まあはっきり言えばわたしの濡れポイントは彼氏だし、好みの男性のタイプも彼氏だ。

 付き合って間もない頃、彼氏に「トーコちゃんはどんな人がタイプ?♡」と訊かれたことがあって、(もー、付き合ってる相手に好みのタイプとか訊くかなあ、この可愛いひとは!)と思って「like you♡」と答

もっとみる

「暇な女子大生 @bored_jd」は清々しい。

 たまたま2連続で「暇な女子大生」についての記事を読んだので、興味を惹かれて、実際のツイートを読んでみた。全部。わたしも暇ですね。

 どんな感想が自分の中に生まれるだろう、と思っていたのだが、最終的に残っていたのは「面白い!」だった。表現の仕方と彼女の持つスタンスが、圧倒的に面白い。あと、読む前に若干危惧していた不快感は、読んでみたらまったく生じなかった。爽やかだった。

 彼女のツイートには一

もっとみる

歪んだ男性像を修正する、そんなリハビリ。

 元夫がどんな人だったかをすごく簡単に言うと、「嫁は、俺が今何をして欲しいと思っているかを読み取って、言われなくてもやって欲しい」という人だった。皆さん、できますか?

 この課題をクリアする際の厄介ポイントは、2つある。「何をして欲しいかは明示的に示されない」ということと、「何をして欲しいかはその時々で違う」ということだ。

 まず、「何をして欲しいかは明示的に示されない」点。明示的に示されない

もっとみる