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『古事記ディサイファード』第一巻044【Level 5】太陽の軌跡(5)


【解答 10】(3)

 日輪神社から大斎原への距離は296kmである。

日輪神社-大斎原 296km

 伊吹山から尖山への方位角は33度である。

伊吹山-尖山 方位角33°

 皆神山から伊勢神宮外宮への方位角は211度である。

皆神山-伊勢神宮内宮 211°

 211とはなんであろうか?
 大斎原、熱田神宮、皆神山は一直線上にある。

大斎原-熱田神宮-皆神山 一直線


 66、96は霊夢に示され京都で頻出してきた数字だった。
 他の数字、211や、222、137などを筆者が挙げる理由はこれらが繰り返し出てくるからである。筆者は10000回以上もの座標分析を行ってきたが、その全てをここにご紹介するのは不可能である。
 222や111はぞろ目だから、ということでどうしても注目せざるを得ない。最初のうちは筆者はぞろ目ではない211や137の意味に全く気付かず、スルーしていた。222にしてもぞろ目だから面白いな、ぐらいの感覚で単なる偶然だと思っていた。(実はもっと深い意味があるのだ。)
 ところが何千件も座標を分析しているとおかしいぞ、と感じる瞬間がある。偶然にしてはあまりにも多く繰り返されるのだ。
 おや……?
 また出てきたぞ……、と思う。
 ぞろ目にしても単に数値を並べて遊んでいるのではないと解ってくる。
 137に何の意味もないと思っていたから、最初の頃には頻出しても気にもとめず記録していなかった。おそらく膨大な量を見過ごしていたはずなので非常に悔やまれる。
 そういった数値には、222,137、111、77、343、11、110、211、108、72、81、91等がある。
 これらは全て筆者が最初は意味がわからず見過ごしていたがあまりにも多く繰り返されるのでやがて気にするようになり、ついに意味を理解した数値である。343等は本当に印象的に繰り返されるため訝しんだものだ。343というと紫電改で有名な第343航空隊しか思い浮かばなかったのだから。
 この中で、81は北海道に目立って現れ、91は近畿、中部、関東に目立つ。
 91に関してはこういうことを始めた最初の年、96年頃から既に気になっていた。もしかしてこういう意味ではないか、と仮説が浮かんだのはいつ頃だっただろうか? 具体的に確認したのは2010年前後だろうか?
 実は81に気付いたのはつい一週間ほど前である。これが北海道に目立って出てきたので計算してみると見事ビンゴで、91の仮説が正しいことが確信できた。実は81と91はちょっと浮いた存在なのである。
 読者諸氏はこれらの数値が何を示すかお気づきだろうか?
 筆者はいろいろと数値を並べるが、今はあまり気にせず、ひとまず京都で示された96,66の謎を解くことが先決である。
 96と66の謎さえ解ければ、他の数値も自ずと理解されてくる仕組みになっているのである。

(つづく)

※ 最初から順を追って読まないと内容が理解できないと思います。途中から入られた方は『古事記デイサイファード』第一巻001からお読みいただくことをお薦めいたします。

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