ユッケジャン風の癒やしプラスα
先週は季節外れの暖かさと、そのあとにやってきた真冬の空気に体調維持も大変な1週間でした。
そもそも日本には春夏秋冬、四季があって、春は暖か夏は暑く、秋は涼しい。そして冬は寒い。そんな気候の国だと思っていたのですが、去年は冬の入口のはずの時期に夏日になったし、何年か前には桜の季節に雪が積もったこともありました。
すこしずつ、そんな変化も頭の中では受け入れつつはありますが、先週の気温のアップダウンに、体は疲れをためこんでいるように感じます。
😩疲れたときに食べたくなる
そんなとき食べたくなるのは、濃厚な洋食ではなく、和食。うまくいえないのですが、たとえばおなじ汁物というジャンルでたとえると、バターとワインを使ってとろみのあるソースのビーフシチューより、醤油や味噌に鰹や昆布の出汁のさらりとした煮汁の煮物のほうが疲れた体が落ち着ける気がするのです。
でも体が疲れているというとき、休ませたい気持ちと同時に、エナジーチャージをしたい気もしませんか。和食に近い優しさがあって、なにか力のみなぎる料理が食べたいな。
そんなときふと思い出したのが、たまにつくるこのメニュー。
味噌は味噌でも日本の味噌ではなく、ちょっとピリ辛なコチュジャンを使った、ユッケジャン風の煮込みです。
💪心と体に癒やしプラスα
汁物であったかく、スープはさらっとした口当たりでするする飲める。そこまでは、まるでDNAに刻み込まれているかのようにほっとさせてくれる和食の煮物とおなじです。
でもそこにちょっと体と心を奮い立たせるようなとうがらし系の刺激がプラスされていることで、癒やし+αのひと味違う魅力があると思ってます。
🔥ユッケジャン風つくります
そんなわけで、今回は自分を癒す+奮い立たせるユッケジャン風の煮込みメニューをつくってみたお話です。
このメニューは、野菜がたっぷり摂れるのも魅力。本格的には山菜をいろいろいれるようですが、ふだんつくるときは家に常備している野菜でお手軽にしています。
材料
・牛細切れ
・玉ねぎ
・にんじん
・もやし
・にら
・ねぎ
・絹ごし豆腐
・卵
・中華スープの素
・コチュジャン
・豆板醤
・自家製万能だれ
・ごま
いろんなメニューに活躍する万能だれは、醤油、みりん、砂糖にたっぷりのおろしにんにくとしょうがを加えてひと煮立ちさせたもの。保存がきくので作り置きしておくと重宝します。
まずは牛肉とにんじん、玉ねぎをごま油で炒めます。ごま油を使うのも、和食とは違う風味を出すポイントです。
玉ねぎがしんなりとしてきたら、もやしを投入。
コチュジャンと豆板醤、万能だれをいれて炒め合わせておきます。
■いつもの水切り豆腐も活躍
ここで登場。
いつもの水切り豆腐。キッチンペーパーに包んで、冷蔵庫でひと晩置いておきました。そのまま使うのと比べて、味が凝縮しつつも絹ごしのなめらかな食感は残っていてお気に入りです。
炒めた牛肉と野菜に、水、中華スープの素を足して火にかけます。
沸いてきたら豆腐をプラス。
3分ほど煮込みます。
にらを投入。
小口切りにしたおねぎをどっさり。
仕上げは溶き卵です。
卵がお好みの固さになるまでぐつぐつ。
あとは盛り付けるだけ。いい香りです。
❄冬の最後を乗り切ろう
たっぷりごまを振りかけてできあがり。
見るからにスープの色がピリ辛な感じで、温まりそうですね。
野菜たっぷりで体に優しいぽかぽかメニューながら、にんにくとしょうがにコチュジャン、豆板醤のパンチもあって、元気もりもりの源に。
具を食べ終わったら、残ったスープにご飯を入れてももちろんOK。茹でたインスタントラーメンもおすすめです。
すこしずつ春に向かう、その一歩手前。この冬最後の冷え込む期間です。体を内から温めつつのエナジーチャージ。残りの冬をこんなメニューで乗り越えていきます。