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釜玉うどんに天ぷら添えて

ご当地グルメをおうちで作りやすいようにアレンジしながら再現するプロジェクトをコツコツ展開しています。

今回は四国を代表する人気のひと品。さぬきの釜たまうどんです。

実は個人的な好みがさぬきうどんとはだいぶかけはなれていまして、まずそもそも麺類は細麺が好きだったりします。素麺大好きですし、パスタは無条件にカッペリーニを選びがちです。

🍜うどんはやわらかいと思ってた

とはいえ関西人なので、うどんは子供の頃からなじみがあって、小学校の頃なんかは土曜のお昼ごはんというと、きつねうどんか月見うどん、あとは焼きそばヤキメシあたりが定番でした。

でもそんなうどんも、関西風なのでけっこうやわらかめが当たり前で、「うどん=消化のいいもの」という意識が刷り込まれています。

子ども時代の病気のときは、まずお粥、すこし回復してくると素うどんかかき玉うどん、ほぼ治ったらきつねうどん…なんていう具合でした。うどんがやわらかい地方ならではかもしれません。

そんな感じだったので、はじめてチェーンのさぬきうどんを食べたときは、その強靭な歯ごたえにけっこう驚いた記憶があります。

今でもうどんはやわらかく茹でがちなんですけど、そのあたりは本場にゆかりのある読者の皆さんにはどうぞご容赦いただきたいな、と思いつつ作っていきます。

今回は釜たまうどんにいろいろ天ぷらを添えてみます。

🍤天ぷら3種作ります

天ぷらは何でもいいんですけど、今回はこんな3品にしました。

😋材料
・鶏ハム
・お揚げの炊いたん
・ちくわ
・天ぷら粉
・水

鶏ハムは自家製のものをスライスして冷凍常備しているものを使います。これ、実はとても便利で、そのまま食べる以外に、オムライスの具にしたり、炒め物に使ったり、塩もみしたキュウリとからしマヨネーズで和えてサラダ風にしたり、冷やし中華のトッピングにしたりと大活躍しています。

お揚げさんの炊いたんは、まさにきつねうどんのアレです。これも作り置きしたものを冷凍してあるので、自然解凍して使います。うどんなのでそのまま載せてもいいんですけど、なんか今回は天ぷらの神様に取り憑かれたみたいで、揚げなくてはならない気がしてしまいました。

水で溶いたてんぷら粉をまとわせて揚げていきます。

衣がカリッときつね色になったら油を切っておきます。

🍜うどん茹でます

うどんは冷凍うどんを使いますが、今回は“さぬきうどん”と書いてあるのを探しました。今回のご当地グルメ再現のためのちょっとしたこだわりです。

茹で時間は袋の表示とおり。

茹で上がったら水気をよく切って、真ん中を少しあけるようにしてお皿に盛ります。

🍜味付けとトッピング

🥚材料
・卵…1個
・麺つゆ…大匙2くらい
・味付け海苔
・ごま
・万能ねぎ

麺つゆを回しかけたら、あらかじめあけておいた中央に卵をどどーん。卵黄だけにしても濃厚さが楽しめていいと思いますが、今回は全卵載せました。

清潔なはさみで細く切った海苔、小口切りの万能ねぎ、ごまをトッピング。
海苔は焼き海苔でもOKです。味付け海苔を使ったのは、関西出身の血のなせる業でしょう。実家の方ではおにぎりも味付け海苔で握るんですよね。

さて、いよいよ仕上がりです。

天ぷらはお皿に盛りつけようと思ったのですが、油切りのバットのままってなんか串カツのお店みたいでちょっといい感じかなと思って、そのままいきました。

🍜食べるときはもちろん

では食べます。
もちろん、アレです。あの食べかた。生卵トッピングの醍醐味を味わう瞬間です。

黄身にお箸をぶっ刺して混ぜます。
黄身をつついてとか、ちょっと穴をあけてとか、そんな感じなんてもどかしい。

ぶっ刺します。

それくらい思い切っていきたくなるのが、釜たまです。大事なことなのでもう一回いいます。

ぶっ刺して混ぜます。

でも全部を完全、均一に混ぜたくなかったりしませんか。
ちょっと混ぜムラがあるくらいの感じが、ひと口ごとの味に表情の変化が出ていいですよね。

おもてなしの食卓には、大皿に天ぷらを盛り合わせます。うどんも大きなお皿で用意して、そしてマイお鉢を配ります。好きな量のうどんをお鉢に取ったら、これまた大皿に盛った取り放題方式の卵を割って、お好みのトッピング、お好みの量の麺つゆ。

セルフ方式の釜たまおもてなし。楽しそうですよね。

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