車中泊で、桜🌸と日本一周。7県目・大分編。湯けむりの向こうに桜が見える。
何を隠そう、カニはほぐそう、オットと妻、由布院に来るのは、これで通算3回目です。よく考えたら、ほぼ10年おきに来ている勘定です。
由布院のシンボル的スポット、金鱗湖(きんりんこ)のほとりを歩いていると、10年前、20年前のことが、懐かしく思い出されたのでありました。
しかし! 九州の、カードの使えなさ、って、20年前もいまも、ほとんど変わってないですが、これはどうしたことよ……
(//∇//)
…とまあ、そんなことはさておいて、
由布院は長きにわたり、全国でもトップクラスの人気を誇る温泉地。それにはちゃんと理由があるそうです。
日本国内のほかの温泉地が、温泉をレジャー産業の一環としてリゾート開発をすすめていっていた時代に、由布院では大型ホテルなどの建設を許さず、あくまでも由布岳のふもとにひろがる豊かな自然と地域を守る、そんなまちづくりを地道にすすめてきた結果なんだとか…。
今回、オットと妻は「桜のベストな写真を撮りたい」という課題を追求したため、はからずも、そんな由布院のまちの人が大切にしてきた奥深い自然の美しさに出会うことができました。
大分川、御幸橋周辺からの景観ですが、駅から歩いて5分でこの景色に会えるって、ものすごくすばらしいことではないですか?
今回は、由布院カントリーロード・ユースホステルに宿泊し、オーナーにこの場所のことを教えていただきました……
観光街は、今日は平日にもかかわらず、けっこうな人出でした。
最近できたスポットもあるようです。どこかの国か、小人たちのファンタジーの世界に迷い込んだか?という小路です。なかなかよくできています。
これからも、新しい工夫も取り入れて、ステキな場所であり続けてほしいと思います。
さて、由布院からひと山越えると、そこは別府温泉。まちじゅうが地面からもうもうと湧き上がる噴気で、ときどき向こうが見えなくなるほどです。
別府では地獄蒸しが体験できると評判の「地獄蒸し工房鉄輪(かんなわ)」でお昼にしました。
…1時間待ちでした。お店の方が「待っている間、鉄輪(かんなわ)温泉を散策してきてね」と。となりには足湯ならぬ、足岩盤浴もあったりして、退屈せずに待つことができます。
ここのシステムは、まず整理券番号をもらい、何の地獄蒸しか選んで(海鮮、肉、豆腐などから選べます。オットと妻は、海鮮蒸しと大分名物のだご汁、鶏蒸しご飯に、温泉卵をチョイス)券売機で食券を買い、順番まで待つ。呼ばれたら、カウンターで食材をもらい、指定の蒸し場へ移動。分厚い手袋をして、温泉噴気立ちのぼる地獄釜のなかにそれらの食材を入れ、さらに待つこと、15分の辛抱でありました。江戸時代から伝わる調理法なのだそうです。
15分後に取りに行き、ポン酢、塩、好みでバーベキューソースなどをかけていただきます! 食べ終わったあと片付けもセルフです。
これは、よく考えられたシステムです。人件費も節約できるし、客は地獄蒸しが体験できて面白いし! まさにwin-winです。
温泉の噴気で蒸したての食材は、素材の素朴な味が凝縮されていて、おしいくないはずがありません!2人で2500円ぐらいと、名前は「地獄」でも、お腹にもお財布にも優しいグルメなのでありました。
さて、桜と日本一周の旅、これで九州の7県が終わりました!
関西に住む夫と妻にとっては、九州は遠く、これまであまり馴染みがなかったエリアだったけど、どの県にもそれぞれに特徴があって、とてもよかった! また来てみたいところばかりでした!
桜がまだ咲いてなかったところ、オットと妻の調べが不十分だったところは、すいませんでした!
明日からは本州、山口県からスタートです!
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