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車中泊で、桜🌸と日本一周。13県目・徳島編。阿波おどりは日本のリオのカーニバルか!

 


……徳島県の祖谷(いや)地方は日本の三大秘境に数えられています。
(最近、やたら三大〇〇が多い妻…)
でも、それって、どこと、どこと、どこなんか、めっちゃ興味しんしんです。
……日本の三大秘境は、岐阜県・白川郷、宮崎県・椎葉村、そしてここ、徳島県・祖谷だそうです。

祖谷へ実際に行ってみると、まさに秘境の名にふさわしい場所でした。
なかでも国指定重要有形民俗文化財の「祖谷のかずら橋」は、ハンパないスリル感。長さ約45m、幅約2mの吊り橋で、シラクチカズラという植物を編み込んで作られたものだそうです。水面からの高さはなんと約14m……。

祖谷のかずら橋


実際に550円払って渡ってみると、……渡ろうと思ったことを深く後悔しました。

怖すぎます……。インディジョーンズの映画の世界でした……。
足下から下の渓流が丸見えです。足がすくむと動けなくなるので、ひたすら一歩一歩、かずらにつかまり、前進するだけです。歩くたびにギシギシ音がします。
3年に一度、新しいカズラで橋の架け替え作業をされているそうですが、作業しておられる方に心から感謝しました。

スリルいっぱいの祖谷かずら橋

 そして!めでたくこの橋を渡りきった勇者へのご褒美は、祖谷地方の郷土料理、でこまわしです! かたちがかわいい!

でこまわし

人形浄瑠璃の人形(でこ)にかたちが似ているからその名がついたようで、そば団子、ジャガイモ、岩豆腐、こんにゃくなどを串に刺して、甘味噌を塗り、火の周りで回しながら、焼いたもの。またこれ、違いなく、おいしいヤツや~。
「岩豆腐」は祖谷の名物で、大きくて硬い豆腐です。一丁およそ800g(1辺10cmほどもある立方体)、ぎっしり中身が詰まって肉っぽい食感というか、食べ応えがあります。
オットは写真の後ろに写っているアマゴの焼いたのも、パクついておりました。

その後、「秘境の湯」の看板を発見。秘境の湯と聞いて、オットと妻が見逃すわけにはいきません。

祖谷の秘境の湯

すっかりあたたまったところで、一路、徳島市へ! 徳島ラーメン「いのたに」の閉店時間(5時)に間に合うように、走れ!キャン吉!

 
…徳島ラーメン元祖「いのたに」は眉山のロープウェイ乗り場の近くにあります。

徳島ラーメンの元祖いのたに

店外も店内にも「中華そば」の文字のみ。徳島ラーメンの「と」の字もありません……。それがかえって、元祖っぽい。
徳島ラーメンには、茶・白・黄系があり、こちらは茶系徳島ラーメンということになるのですが、というよりも、いのたにさんは、徳島ラーメンを全国区にした、徳島ラーメンそもそもの立役者のようです。
まず麺がおいしいです。スープもおいしい。お肉にも特徴あり。 

「いのたに」の中華そば小

翌朝、桜の名所、眉山(びざん)へ。

行ってみてわかったのですが、眉山山頂へ登るロープウェイ乗り場の建物が「阿波おどり会館」になっているのですね。

そして、なんと、ここでは、毎日数回、阿波おどりのライブを見ることができるのです! なんてすばらしい!

阿波おどり会館での公演

阿波おどりの踊り方の指導もしてくれます。ロープウェイの料金とセットになっていました。

いやー、すごい迫力でした。
地域の人々のなかには1年を阿波おどり中心に回している人がいる、人生をかけている人がいる、…そんな情熱のアツさから、日本のリオのカーニバルに匹敵する、と思いました。

これは、ぜひ、8月の本番に来て熱狂しなくてはなりません……。

……とすっかり、徳島が好きになったオットと妻。

眉山の山頂は徳島市街が一望できる、とてもステキな場所でした! ふるさとに、まちを一望できる場所があるのっていいですよね。

眉山からは徳島市街を一望できる

眉山はいま、山まるごと、桜いろに色づいて春を満喫していました!

眉山

 ※トップの写真は、眉山からのながめ

 

 

 

 

 

 

 

 

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