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妄想紙[vol.23] May 2023

新年度最初の妄想紙となる今回は、2年生から4年生まで合わせて15名がそれぞれnoteを執筆した。初めてのnote執筆となるゼミ生もいれば、3年目となるゼミ生もいる。それぞれがどんなことを感じたのか。同じ妄想紙でも違う味わいをぜひ楽しんでください。

越境

◆とても嬉しかったひと時/リンメイ

「息子に話しても軽くあしらわれるし、友達とも気軽に会えるわけではなくて。こうして話せて気分転換できた、どうもありがとう。」といった一言をもらって別れた。私が彼女を知らないのと同じように、彼女も私のことを一切知らないのに、こういったほんのひとときが生まれたこと。IKEBUKURO LIBING LOOPが作り出す、人との出会い、触れ合い。人から力をもらえること。今までの自分には、こういった経験がほとんどなかったのだと思う。ほんのひと時にそれらを感じられたことが、私はただとても嬉しかった。


◆共通のものさし/グラ

一番印象的だったのは「ここでビール飲んだらうまい」というきっかけについての話だった。自身の「ここでビール飲んだらうまい」気持ちを起点に動き、人を巻き込み、木伏を作った。そして、まちづくりにおいて大切なことは何ですかという質問に対して「一言で伝わる“共通のものさし“」と言う。説得力…!


◆名刺交換はそのあとで/あべちゃん

「十人十色のキャリア見聞録!!!」というテーマで、20代のゲスト3人が、これまでのキャリアを話すものでした。そんな中、いつもはあって、今回はなかったものがありました。名刺交換です。対話の時間に、司会の方が、「名刺交換はいったん後にしていただいて」と言ったのです。あとになってそれを司会の方に聞いたら、全部終わって、一緒にご飯を食べて、最後に実はこんなことしてる人だった。って分かるほうが、楽しいじゃん」と。


新歓(対話/場づくり)

◆あえて準備をしない勇気/しょう

もし自分の計画どおり仕切ってたら、あの時間は生まれただろうか?自由な雰囲気や交流はなかったかも。勿論お菓子の準備は大切だった。ただ、あえて準備をせず余白を作る。そこに楽しさが生まれることもある。けど、やっぱり準備をしないのは不安だ。だから、このやり方は”計画”よりも難しい。「脱・予定調和」には勇気が必要なんだと思った。


◆色んな考え方があっていい/なつ

「チケットを2枚もらえるなら?」というテーマがあった。私が「ライブのチケットが欲しい」と言い終えたら、「2枚目は?」と聞かれた。私は、友達と2人で行く気満々だったのだが、他の人は「2種類のチケット」について考えていたみたいだ。私は、一瞬自分が解釈ミスをしたかなと思ったが、そもそも正解も間違いもない「対話」の時間。色んな考え方があって面白いなと思ったし、色んな考え方に触れていきたいなと改めて感じた。


◆コーヒーのんでがんばろう☕︎/さとし

準備をする際、予算や時間の制約に悩まされることが多々ある。そんな中でいかに相手を思いやるか。こんな風になればいいなと思い、工夫を散りばめるか。そんな小さな思いの集積が良い場作りにつながるのだと考えた。


◆コミュニケーションってなんだろう。/まめきち

初めて長岡ゼミで活動した日、私のありきたりは通用しなかった。いきなり「無人島に行くならどんな本を持っていくか」という話題が提供された。そこではいろんな意見が飛びあっていて共感しあったり他人と考えの違いを楽しんだりしていた。その空気感は私にとって新鮮で楽しかった。他人と意見が違うということは自分にない新しい視野を知れるということなのだ。


◆責任のがれ/せんざいさん

長岡ゼミはフリーアドレス制だ。その都度誰がどこに座ってもいい。周りの状況を見ながらその場が最も上手くいくと思う席に座る。トークタイムの時、席のメンバーが偏った。その時私は新ゼミ生の誰かがそっちの方の席に移ればいいなとだけ考えていた。こんなところでも私は人に責任を押し付けてしまうのか。それで思いもよらない人が移動したらその人を責めるのだろうか。


◆思考のジャグリングマスター:考えながら進む、進みながら考える冒険/梅まよ

長岡ゼミに入り自分の凝り固まっている部分を知ることができた気がする。ゼミの時間はその場で即興的に意見を出し他者に自己を表現する。また他者の意見を自分に取り込んで自分の意見と比較し考え発信する。その繰り返し。都度都度立ち止まることの多かった自分としては労力を要するトレーニングではあった。しかし様々なことをパラレルに行うことによってその事柄の理解も深まり自分を揺さぶることができ何よりその成長を自分が喜ぶことができた。



ゼミ活動(読書会/ビデオ鑑賞)

◆新しい出会い/のり

私は、「調整型」という言葉に出会った。意見を聞いたときに、「あれ、自分とは違うな」と感じても、その意見を排除せず、自分を見つめ直すことが大事だという。この言葉を聞いたとき、気づかないうちに、意見が食い違っているときに排除してしまっている自分がいるのではないかと感じた。それは、違う意見の人と何か成し遂げるには、エネルギーが必要で、同意見を持つ人同士なら、楽だから。


◆他者の役に立つ事/メイ

私は高校の時部活のキャプテンを務めていたが始めはチームに指示をしてみんなをまとめる事が自分の役目でチームの役に立つ事だと思い込んでいた。しかしそれだけではチームは強くならない事に気が付いた。メンバー1人1人によりそってそれぞれが考えていることを受け止めてどう寄り添うかを見つける事が必要だと気づいた。


◆時間がないからどうする?/ミカン

人の限界は乗り越えられるから限界という線があると思う。ガラス筒に閉じ込められたノミが自分の限界はガラス筒の天井だと思ったノミはガラス筒の高さだけしか走れなくなる。しかし、本来なら自分の体長の100以上を走れる潜在力がある。このように私たちも学び続けながら自分の限界を突破しようと努力すれば、いかなる妨害も言い訳になるのではないか。



その他

◆2つの集合写真/ののか

長岡ゼミの集合写真はこれだと決めつけていたかもしれない自分と、たくさん写真を撮ってきて集合写真はこれだと構築してきたカメラマンさん。どちらも凝り固まっている。しかし、2つの凝り固まりが同じ空間にいることで気づくことができた。違いに気づき、受け入れ、解きほぐす。今回は集合写真という些細なことであったが、あたりまえを揺さぶることはどんな場面でも大切だと感じた。


◆コピペではなく自分発信の意見/こんぺい

誰かの意見をインプットすることは自分が考えることの手段にすぎない。理想は、自分の経験と本から得た知識、他人の意見から総合的に考えて自分の意見を述べることである。その意見は本当に正しいのか検討することを放棄しないようにする。経験学習を通してはじめて自分の意見に説得力が伴ってくるのかなと思う。自分の考えに嘘偽りなく、本当に思ったことだけ発言したい。


◆メビウスの帯から/ヨンソ

2023年になってから、いろんな場でリーダーになったり、責任を負うことが増えた。何かの場の環境を整っていく責任ができてから、本当に自分の意思でリーダーになりたかったのか、自分の意思で責任が取りたかったのか、と度々自分に問いかける。その当時は意思があったが、リーダーという名を持つようになった今はそれでいいと思っちゃったのかと。だが、一つの場が自分の意思でオペレーションの変化され、個人が共に変化していった時はやりがいで溢れていた。自分への問いが無駄なくらい内発的なことで動いている私を発見したのだ。


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