けんすけ

幼稚園教諭。植物好き。 たまに思いつきで記事を書いてます。 思いや考えを言葉にする練習…

けんすけ

幼稚園教諭。植物好き。 たまに思いつきで記事を書いてます。 思いや考えを言葉にする練習です。

最近の記事

あえてめんどくさいことを

本を読んでいます。 最近、ケアに対してとても興味があったものの、うまく自分の言葉で説明できないと感じていた時に出会った本。 仕事(幼稚園教諭)の役に立てば、と思って読み始めたのに 気づいたら自分の人生を見つめ直すことになっている、とんでもない本でして。 僕は他人からどう見られるかをすごく気にするタイプ。 小心者、と言い換えてもいいかもしれない。 自分のやることに自信があまり持てない。 だから、顔色を窺う。 相手が何を求めているかを探り、 その求めていることをで

    • 保育学会に参加してきました

      人生初の学会への参加。 思い出すのは 小学生の頃友達と くだらない事実に気づいた誰かが 「学会で・・・」と呟くと全員で 「「発表しよう!!!」」と大声で叫ぶノリがあったこと。 本当にくだらないノリだったけど楽しかったなぁ。 まさかあれから20数年後、自分が学会に参加する日がくるとは夢にも思いませんでした。 とは言え、発表する側ではなく、聴く側としての参加でしたがそれはもう刺激的な2日間でした。 細かい内容は自分の記録として留めておくとして、いくつか感じたことを備忘録

      • 大学院が始まりました

        働きながら大学院の夜間コースにて学ぶ生活がスタートしました。 興味のある分野は違えど、もっと深く学びたいという志をもった人たちが集まり、オンライン上ではあるけれど、ワイワイと議論できることが純粋に楽しい。 学びを深めたいきっかけも人それぞれ。 年齢や職業もバラバラ。 多様なバックグラウンドを持った人が集まることで得られる刺激はやはり大きい。 そして、今まで自分が保育や幼児教育について学んできたこと、語ってきたこと。 もちろん間違っていたとは思わないけれど、自分がこれ

        • Q.ホットケーキは冷めたら、ホットケーキじゃなくなりますか?

          A.冷めたのは、ほっといた結果のことなので、ホットケーキです (Yahoo知恵袋より) ・・・さて 『心理的安全性のつくりかた』という本を今読み進めています。 自分が今属する組織にとって、必要なことは何かを模索している中で出会った「心理的安全性」という言葉。 なぜかピンと来たのでとりあえず読んでみようと購入。 さて、心理的安全性とは何なのか。 ハーバード大学のエドモンドソン教授が1999年に「チームの心理的安全性」という概念を作り、その論文の中で『チームの心理的

        あえてめんどくさいことを

          ラジオで聴いた子どものお小遣いの話

          今日は仕事が休みなのだが、家にいてもすることがないし、僕個人は職場に野暮用があったため、出勤している。 その行きがけに車のラジオで子どもの小遣いについての調査に関してパーソナリティの男性が話していた。 その内容は、子どもへのお小遣いを2割以上の親がキャッシュレスで渡しているというもの。 ついにそんな時代になったのか、と驚いた。 驚いたし、気になったので職場で少し調べてみた。 これがその調査。 MMD研究所というところが行なっている調査のようだ。 この記事によれば、

          ラジオで聴いた子どものお小遣いの話

          大学時代の友人

          大学時代の友人にこのnoteを見てもらうことにした。 高校生くらいから、ライブドアブログやらアメブロやらはてなブログやら 様々な媒体でブログを書いてきて、そのほとんどで挫折した経験が僕にはある。 僕は知人や友人にあまりブログを教えない。 プライベートで親交のある人に自分の心の内を書きなぐった文章を見てもらいたいとは思わない。むしろ僕のことをよく知らない不特定多数の方に見てもらえる方が気が楽だと感じる。 にもかかわらず、その友人には何故か読んでもらいたくなるので、ブログな

          大学時代の友人

          本を買うこと

          恩師の一人が昔書いたブログを読み漁っていたら、内田樹が気になってしまった。 以前から内田さんのお名前は存じ上げていたが、何か難しいことを語ったり書いたりする人というイメージを持っているだけだった。(失礼極まりないですね) 恩師がそのブログ内でお勧めしている書籍数冊とは別に 『コロナ後の世界』という昨年10月に出版された本を現在読んでいる。 コロナによって世界はがらりと変わってしまった感覚がある。 マスクは必需品になり、どこの建物に入るにも消毒液を手に塗りたくらなければな

          本を買うこと

          アウトドア体験は豊かで深い振り返りの道具

          この週末にロッククライミングをしてきました。 実はここ最近大学時代の友人に誘われて、SUPに挑戦したりシュノーケリングをしたりシーカヤックに乗ったりと、らしからぬアクティブさを発揮しています。 ただ楽しむだけではなく、いずれ野外アクティビティの指導者資格を得ることも視野に入れた体験です。 先の見えないこの時代、ライフワークは1つに絞る必要はないと堀江貴文さんの何かの著書で書かれていたような気がします。(うろ覚えですみません) とは言え、別にそこまで先を見通した高尚な考

          アウトドア体験は豊かで深い振り返りの道具

          子どもの未来を考えるために、過去を振り返ること

          前回の投稿からかなり間が空きました。 最近、こういう本に出会いました。 宮原洋一さんが書いた『もうひとつの学校』という本です。 昭和40年代半ばの子どもたちの生活の様子を写真とともに綴ったものです。 とある研修の講師の方が紹介されていて、「オモシロ!!」と思って、その研修の話を聞きながら、すぐにAmazonでポチりました。 昭和40年代半ばということは、西暦にすると1965~1975年あたり。 私の父親が1961年生まれなので、父親がちょうど子ども時代を過ごしてい

          子どもの未来を考えるために、過去を振り返ること

          人が変わるためには時間がかかる

          立教大学の中原先生のブログにとても共感しました。 ひとが変わるためには、時間がかかる。 であれば、組織が変わるためにはさらに時間がかかるのは当然です。 ついつい組織を自分の思う良い方へ良い方へと向けようとする時、ふと気がつくと、そのひとの行動ががらっと変わったり、そのひとの性格や考え方が変わったりすることを期待している自分がいる。 でも、これは経験から考えると、ひとの行動はすぐには変わらないし、ましてや長年培ってきた性格や考え方はまず変わらないと思った方が良いと感じてい

          人が変わるためには時間がかかる

          何が面白い?

          前々から計画していた複数の園が絡んだ研修が終わった。 今回は司会進行を担当させてもらった。 こういう時、どんどんチャレンジしていくことが自分を成長させることを僕は知っている。 それぞれの園が事例を持ち寄った形の研修。 どの事例も魅力的だったし、自分自身や自園の保育を見つめ直すチャンスをもらえた。 このチャンスを生かしていきたい。 でも、職員にとってこの研修はどうだったのかが気になるところ。 月末が近づいてきているから忙しい時期ではある。 職員が望んで受けた研修でも

          何が面白い?

          研修を受けることとは

          研修を受けることとは、自分が何者でもないと思いだすことと見つけたり。 良い研修を受けると、明日が楽しみになることが多い。 「あれをやってみよう」「これを試してみよう」と明日に向けた希望がどんどん湧いてくる。 これが良い研修だと思っている。 けれど、同時に心のどこかで、もう一人の自分が 「お前は何者でもない」 「お前の立ち位置なんてこんなもんだ」 「上には上がいるぞ」 と囁いてくることがある。 世の中には本当にすごい人たちがいる。 本当に素晴らしい保育をして

          研修を受けることとは

          上手に遊んでいたよね、とは

          人生で何度かブログに挑戦してきた僕ですが、続かない続かない。 noteもなんとなく続けばいいかな、くらいに考えていたけど、続かない続かない。 何かを書く、表現する、つまりアウトプットするには、何か心を動かされることがないとダメなんです。 インプットというか、心を動かされる何かが。そしてそれは良い心の動きであれば嬉しいけど、そうでなく負の心の動きの時もあるのが現実。 というか、むしろそっちの方が多いかもしれません。 今回もそれです。 先日、園外保育がありました。園外

          上手に遊んでいたよね、とは

          創立記念日に園のこれからを考える。

          今日は創立記念日。 創立から47年が経つ。半世紀も目前だ。 そんな今日は法事があって、お坊さんの読むお経を聞きながら園のこれから向かう先をあれこれ考えていた。(不謹慎) 僕がこの園に来てもうすぐ1年だ。 いろいろと保育を見ていて思うことはあるけれど、まずはやはり”環境”の見直しを第一に進めたいなと僕は考えている。 環境といっても様々な種類の環境があると思うが、ひとまず大きく分けて園内環境と園庭環境の2つに絞って考えていきたい。 自園はこれまで1年を4つの期に分けて

          創立記念日に園のこれからを考える。

          子どもの姿の許容範囲

          昨日、子どもと保育実践研究会の冬季セミナーに参加しました。 こんなご時世だからオンラインで。 西井さんの実践提案がやはり面白くて、どうしても過去の西井さんと今の自分を重ねながら話を聞いてしまっていました。 行事や活動の見直し。 「既存の枠組み」や「例年のやり方」というワード。 特に強く共感したのは、 自分の中で子どもの姿の許容範囲を広げていくことで生じる他の職員との考え方のズレの部分。 1つ前のnoteの投稿でも書いたように、僕自身、藤棚に子どもが登ることを許容

          子どもの姿の許容範囲

          ダメってことになってるから

          私の勤務園(幼稚園教諭7年目、現在の園は勤務して半年)には、かなり立派な藤棚があります。 高さは地面から1番上の繁っているところまでで3mほど。延べ面積は15㎡くらいはあるでしょうか。 この藤の木は、鉄パイプで大きな幹を支えられながらも元気に育っていて、夏場は子供達を暑い日差しから守る良い日陰になってくれています。 その鉄パイプは年長の子供が手を伸ばせばやっと届くくらいの、少し頑張れば登れるちょうど良い高さ。 好奇心旺盛な子供達は、当然のようにその鉄パイプ部分に登ろうと

          ダメってことになってるから