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好きな漢字2文字の言葉を定義してみた【後編】

前回、44のよく使っている言葉を洗い出して、それぞれの言葉をどういう理由や場面で使っているのかを整理してみました。

▼前編はこちら▼

今回は、その44の言葉の共通性を見つけ、さらに抽象化して整理しました。
僕は、漫画やアニメはあまり見ない方ですが、ハンターハンターという作品が大好きで、家にいるときはよくYoutubeでアニメを見ているか、何かしているときもBGMとして流しています。ハンターハンターがなぜ好きかを定義していくと、44の言葉がかなり含まれていると思います。

ハンターハンターには、念オーラの系統というのがあり、念能力というものを使えるキャラの属性が6つに区分されています。
※6つの属性:強化系・変化系・放出系・操作系・具現化系・特質系

ハンターハンターのことを語り始めると止まらないので、話はここまでにします。(笑)
簡単に言うと、オーラ系統と同じ6つに僕の好きな言葉も整理しました。

結論

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1.姿勢
2.感覚
3.達成
4.インプット
5.アウトプット
6.スループット
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0.定義

はじめに、この6つの定義をします。(もちろん、「定義」という言葉は好きな44個に入っています。)
6つの項目を3つの言葉にさらに整理しました。
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①中→姿勢とスループット
物事に対してのスタンスや行動する際の準備のこと

②内→感覚とインプット
自分の6感すべてのことと脳内で行われる作業のこと

③外→達成とアウトプット
自分の欲求と成果のこと
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という感じです。

(定義してみてわかったことですが、)僕は常にこの中・内・外を6感と脳を使って、ぐるぐるとサイクルしています。僕というよりは、人はこのサイクルなんじゃないかなと感じます。

もう一つ、
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①姿勢・感覚・達成
基本的に脳内で「保持」がされ、最終的には「カタチではなくキモチとなるもの」
②インプット・スループット・アウトプット
基本的に脳内で「作業」がされ、最終的には「何かしらのカタチとなるもの」
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という整理があります。ポイントは、
・「保持」と「作業」したいもの
・「キモチ」と「カタチ」になるもの

で、目に見えるものと見えないものと言えると思います。この2つはぐるぐるサイクルするというよりは、両輪で常にバランスよく動いているものかなと感じます。それでは1~6を整理していきます。

1.姿勢

姿勢とは、物事に対してのスタンスのことです。この6つの中で、僕が一番大事にしていることで、こだわりとも言えます。そして、思考や行動するときのコンパスなので、向かうべき方向性を示してくれます。

44の言葉の中では、本質・意義・目的・主体・共感・集中・習慣・俯瞰・客観・視座・視野・視点の12つが該当します。

本質・意義・目的は自身が追求したいことで、達成と大きく関わっています。
主体・共感・集中・習慣は自身の行動を促してくれる要素で、自分発信である、自分が良い・好きと思える、集中できること、習慣にできることが大事で、感覚と関わってきます。
俯瞰・客観・視座・視野・視点は物事を見るときに大事にしていることで、インプットするときに関わってきます。
姿勢をきちんと持つことがスタートであり、その先にある項目につながっているため非常に大事にしています。

2.感覚

感覚とは、6感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚+それ以外の感覚)のことです。物事をどう捉えるか、脳内の作業工程に移るときに重要な役割です。この感覚がないと、僕の思考も行動も起こらないと言えるので特攻役ですね。
※ハンターハンターでいうと、旅団のノブナガやウボォーギンは特攻役です。またちょいちょい話出します。(笑)

44個の言葉の中では、環境・直感・発見の3つが該当します。

どの環境に身をおくか、または今どこにいるか、直感で良い・好きと思えるか、そこで何を発見するかです。これは論理的な要素や理屈でなく、感覚的な要素が非常に強いので、5感を使って第6感の感覚で判断しています。
感覚という言葉なので、言葉にして説明するのが一番難しい項目でありますが、僕は最も第6感を信用しています。

3.達成

達成とは、自身が成し遂げたい欲求のことです。この達成がないと僕という存在意義がなくなってしまうので、この欲求のために思考し行動しているので重要な項目です。

4個の言葉の中では、歴史・時代・文化・社会・市場の5つが該当します。

僕の中では、どちらかというと具体的な何かという達成ではなく、世の中(時代・社会・市場)から認めてもらうとか世の中に残るもの(歴史・文化)という感じです。
歴史の教科書に残ることができるとは思っていませんが、僕の憧れの人物であるアントニ・ガウディの建築物、特にサグラダファミリアを超える作品をつくり世に残したいという夢があります。その作品自体がアウトプットということです。

4.インプット

インプットとは、僕の思考と行動を見える化してくれるものです。僕はここに一番時間を使っています。読書とか人とのコミュニケーションです。
姿勢を「コンパス」(向かう先を示してくれるもの)と例えましたが、インプットは向かうにあたっての「地図」をつくるための情報と言えます。地図自体はこの後に出てくる項目である「スループット」を通して完成します。

44個の言葉の中では、概念・理論・哲学・心理・技術・知識の6つが該当します。

概念・理論・哲学・心理・技術はそのための情報です。これらをインプットすることで地図をつくるためのパーツが揃ってきます。
そして、それらをすべて知識にしていくことがインプットの目的であり、その知識の集合が地図完成に向けて重要な要素となります。僕は知識欲が強いタイプなので、新しく自身の知識になっていく過程が好きです。

5.アウトプット

アウトプットとは、何かしらのカタチとなる成果のことです。その成果は達成と大きく関連してますが、このアウトプットを通じて世の中に認められることや歴史に残ることは人生のゴールであるので、リレーでいう最終走者で、ガウディ建築でいうサグラダファミリアです。

44個の言葉の中では、言語・手段・体験・価値・余白・創造の6つが該当します。

僕の中で言語は重要なアウトプットの一つです。建築でいえば設計図もアウトプットの一つです。感覚とインプットを通じてできたもの全てがアウトプットです。
言語化するというのは最終的なアウトプットするのに重要な役割で、メモされたノートも立派なアウトプットです。
そして、アウトプットするときには手段が必ず存在します。建築でいえば木なのか鉄なのか、建てるのは人なのか機械なのか、など。この手段の選択はアウトプットの精度に関わります
僕がアウトプットしたいものは、人が何かしら体験できるもので、そこに価値を感じてもらえることで、ちょっとした余白があるものであることがポイントです。(ここについては別で記事化できればと思います。)
それらすベてを総称して創造です。ただし、僕の好きなガウディは「世の中に創造はない」と言いました。ここでいう創造とは本当の0→1はこの世の中にはないことだと僕は思っており、今この世にあるものはすべて、過去の体験や成果の中から何かしらのインスピレーションや組み合わせにより創造されています。

6.スループット

スループットとは、行動する際の準備でインプットとアウトプットをつなぐ情報処理のことです。
※ハンターハンターでいうと、旅団のシャルナークやパクノダは情報処理役です。ちなみに、僕は旅団でシャルナークが一番好きなキャラです。
僕が得意としている脳内の作業工程で、スループットしている時間が一番好きです。先ほどインプットで記載しましたが、ここで行われるのが「地図」づくりです。
姿勢というコンパスと6感からの感覚で方向性を掴み、その方向にある情報をインプットし知識にしたものをさらに研ぎ澄ましていきます。

44個の言葉の中では、共通・異質・理由・定義・抽象・関係・法則・過程・思考・整理・設計・翻訳の12つが該当します。

まずインプットした情報を共通と異質に区分します。この2つをはじめにしておくと、効率的に精度高く整理が進んでいきます。
さらにそれぞれの情報に対して理由を明確にしていきます。目的や意義とも重なりますが、物事に対して「なぜ」を追求していく工程です。
そして、言葉を明確に定義します。定義をしないままアウトプットを進めると、人によって捉え方が異なることが多々あります。はじめにきちんと定義をしておくことで、自身だけでなく相手に対して物事の理解が図れます。
その上で、スループットで最も重要な抽象化をします。抽象化は情報を研ぎ澄まして整理することが目的ではなく、この先のアウトプットに向け具体化するためのアイデアやネタをより出すための作業になります。
抽象化した後は徐々にアウトプットに向けた工程になり、関係・法則・過程を図解にしていきます。一番わかりやすいイメージはビジネスモデルの図解です。

という感じに、思考・整理をしながら最終的なアウトプットのための地図を設計していきます。そして、アウトプットするときは人に説明したり伝えることがありますが、そのときに重要なのが翻訳です。
伝える人や状況に応じて、使う言葉や伝え方を変える必要になります。仕事で言えば、チームメンバー、別部署のメンバー、クライアント、新入社員、社長・役員など、対象となる人が変われば同じ内容を伝えるにも言葉を変えますよね?それを僕は翻訳と呼んでいます。

まとめ

実はどの言葉も関連したりしているので、一つの項目にまとめることが難しかったです。言葉の定義によっては別の項目にもはまりますからね。
さらに、44ある言葉の中で、姿勢(一番大事にしていること)とスループット(一番得意なこと)で、24つと半分以上を占めていることから、僕は「中」を特に重視しているのだと気づきました。
まさにこのnoteでの記事化(主にスループット・抽象化)の作業で、上記のポイントを実際に行い、思考や行動がよりアップデートされた感じです。

ハンターハンターで言うと、グリードアイランド編でゴンとキルアが基礎修行と実戦を通じて成長していく感覚です。(笑)
これからもこの6つの項目を軸に、中・内・外のバランスやサイクルを通じて、夢の達成に向けて進んでいきます。さらにこの体系化したものを誰にでも使えるメソッドにして、アウトプットを「共創」していけたら最高です。
共創はこれからの時代に重要なキーワードですし、僕にとっては45番目のよく使う言葉になると思います。

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