- 運営しているクリエイター
2021年7月の記事一覧
【レビュー】『ホームで勝てないもどかしさ』~第22節ファジアーノ岡山VSザスパクサツ群馬~
ホームで勝てない。ファン・サポーターの大声援を受けてプレーできるホーム戦は一体感を作り、相手にプレッシャーを与えて、選手たちはより大きな力を発揮できる。いわゆる、「ホームの利」だ。ファジアーノ岡山の本拠地であるシティライトスタジアム(通称 Cスタ)は陸上競技場にもかかわらず、熱狂的な”ファジサポ”が声援を送り、岡山の雰囲気に包み込まれる。そんな後押しを受けて、2019年のホーム成績は11勝5敗5
もっとみる【レビュー】『シンプルと愚直のぶつかり合い』~第21節ツエーゲン金沢VSファジアーノ岡山~
※タイトル画像はアウェイ京都戦で筆者が撮影したもの。
スタメン
幅を使ってブロックの外からという前半 守備ブロックを大切にする同じ4-4-2を採用したチーム同士の対戦となったこの試合からは、シンプルな攻撃でゴールに待っていく意図を感じた。有馬賢二監督が大切にしている「幅と深さを使った攻撃」を形にしたい中で、SBを起点にすることで幅を使って前進を図っていく。
CB+GKでビルドアップをしなが
【レビュー】『先制点が持つ意味』~第21節ファジアーノ岡山VSヴァンフォーレ甲府~
スタメン
相手の懐に潜る攻撃 1-3と敗れて2連敗を喫したファジアーノ岡山だったが、決して悲観しすぎる必要はない。相手は違うが、京都戦よりも攻撃の形を作り、確実にゴールに迫った。
相手のスキを突いて攻めていく攻撃が受動的な攻撃なら、自ら相手のスキを生み出して攻めていく攻撃は主体的な攻撃となる。この試合では1点しか奪えなかったものの、主体的な攻撃ができていたと言える内容だった。
主体的な攻
【レビュー】『サンガスタジアムで感じた昇格への勢い』~第20節京都サンガVSファジアーノ岡山~
京都サンガのスタメン発表が行われる時、きらびやかなスタジアムが一気に暗くなった。すべての照明が消され、2台の大型ビジョンのみが光を放つ。2021シーズンの京都のこれまでの躍進をまとめたVTRが流れた後、大音量のアップテンポの音楽と共にサポーターを煽るようなスタジアムDJのスタメン紹介が始まった。サンがスタジアムに行くことが多い中学時代の同級生に聞くと、「この演出は今節が初めて」とのこと。昇格へ向
もっとみる