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コイ・ウィルス

脳内にウィルスが侵入していた

それに気づいていながらも
僕にはそれを振り払うだけの
抵抗力も免疫力も持ち合わせてはいない

食欲は湧かず何も手に着かず
熱の無い微熱が身体を火照らせて
ふわふわとした感覚が常につき纏った

もしこの症状に効く薬があったとしても
それは一時的でまたすぐにぶり返すのだろう
時が解決してくれるのを待つしかないんだ

もしこれがコンピューターウィルスの類なら
この特定のウィルスをピンポイントに
ガード出来るソフトがあるとしたなら

その時は僕は迷わず
自分以外の人みんなにそれを
インストールしてくれと願うのだろう

この症状が悪化したらどうなるだろうか?
最悪の場合、命さえも落とすんだろう
それも自分だけじゃなく
ウィルスの発生源までもを巻き添えにして

恋、と言うウィルスは
それほどまでに人を無効化させ
下手をすれば手段さえもいとわなくさせるんだ

カフェで書いたりもするのでコーヒー代とかネタ探しのお散歩費用にさせていただきますね。