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〔スリーエレメント作家〕一丞しゅん
2020年7月25日 14:02
『パープルダスト』 No.022君に逢ってちゃんと告げようと思ったでも、あの空が全てを変えてしまった遠くから赤黒く染まる雲がやってくる至急、基地に戻れとの命令ロッカールームに貼ってある女性を見つめる出撃の準備をし、“何か”が墜落した森に降り立った連隊を組み、異様な臭いの森を進む薄紫の塵が霧の如く段々と濃くなってくる無線から途切れ途切れに指示が飛んでくるが、全く聞き取れないその瞬間
2020年7月31日 12:30
『イエローエンジェル』 No.028私は急いで軍の病院に駆けつけたうなされた兵士がどんどん運び込まれてくる大部屋に並べられた幾つもの簡易ベッド錯乱し暴れる人や意味の分からない言葉を話す人で溢れかえっているドクターにあなたの名を告げると、別室へ案内された…幾つもの計器に繋がれたあなたの手を握るあの森で霧が晴れた後、みんな急におかしくなったみたいでも何故あなただけが意識を失い、脳波も
2020年8月8日 12:44
『ブラックコントロール』 No.036我らは宇宙を漂う星屑に擬態している今度のターゲットは数億光年離れた青と緑の惑星先ずは隕石に似せて“兵器”を送り込んだ星が持つ大気に混ざると紫色に変化してしまうだろうだがこいつらの目に見えたところで問題はないヒトの世界ではエビという生物の脳レベルに近いとデータが示している我らからすればヒトとはその程度の存在に過ぎない脳の中に侵入し、記憶を書き換え
