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フィードバックを情報収集として活用していますか?
こんばんは、経営者のこうたです。
部下を育てる一環として、フィードバックを意識している上司は多いと思います。
部下視点であっても、フィードバックを求める人は向上心が見込めて期待が持てるもの。
しかし、ただ部下のスキルを向上させるためだけに行う上司は、中途半端だと言わざるを得ません。
1.どんな時にフィードバックをするのか?
答えは、部下のあらゆる言動全てです。
⑴商談
⑵販売
⑶接待
⑷ロープレ
⑸資料作成
⑹面談
⑴商談
商談の仕方を教えるだけで済ましていませんか?
商談相手の情報収集をなぜしないのでしょうか?
人って良くも悪くも簡単に変わるものです。
たとえ長年の付き合いがあったとしても、何年も同じ状態が続くことはありません。
相手がどんな方法を好むのか、部下のどのような言動にどのような反応を示したのか、細かな情報収集をすることは次に繋げるために必要なことです。
⑵販売
法人ではないお客さんは一期一会です。
しかし、これは販売員経験があればお分かりだと思いますが、お客さんのパターンってだいたい決まっています。
決まってはいるものの、そのパターンは人によって捉え方が変わるもの。
であれば、その部下のパターン別テンプレートを作ってあげましょう。
相性って掛け算です。
⑶接待
ゴルフにしろお酒にしろ、相手の好みや性格を把握するのは必須です。
どうやってもノリの合わない組み合わせは存在します。
それでも回避できないのが接待というシステム。
同行した対象者の先輩にヒアリングをかけてもいいでしょう。
⑷ロープレ
販売員が必ず行う儀式みたいなものですね。
フィードバックを目的に行いますが、過去に実際に行った経験と重ねてフィードバックをするとなお良し。
過去の記憶を引き出すためにロープレは活用しましょう。
⑸資料作成
出来栄えはもちろんのこと、資料作成って意外に思考力が試されます。
女性に得意な人が多いのは、女性脳に有利な思考だから。
センスも問われるので、『考え方の苦手な箇所』を探すためにヒアリングを重ねるのがコツ。
⑹面談
派遣業や委託業を営んでいる会社は必須です。
面談内容を把握することで、別のスタッフを面談させる時の対策ができます。
これは会社として案件を得るために必要なことなので、面談前と後の擦り合わせ・フィードバックをしっかりと行いましょう。
2.全ての事柄には分析が必要
仕事をするうえで、分析をしない人は今すぐ考えを改めてください。
クライアントの分析
クライアント窓口の分析
部下とクライアントの相性の分析
部下とその先輩・上司の分析
仕事における部下の思考分析
分析対象は無限に存在すると言っても過言ではありません。
組織がデータや履歴を残すのは、今後に活用するため。
そして活用するために分析をしているのです。
自分1人ができる情報収集には限界があります。
しかし部下が10人いれば、10個の情報を元に分析ができるのですよ。
それが1年続くだけで多くの情報が蓄積されます。
逆に何もしなければ、貴重な情報が失われているのと同義です。
私は経営者となった時、全ての事柄を把握することに努めました。
規模が小さかったのと、他の人の能力が信用できなかったからです。
情報収集や分析ができていないのに、起業したての不安定な会社を任せられるはずがありません。
しかし個人の分析ができれば、その人が起こしそうなミスや能力の限界が把握できます。
クライアントにも足元を見られず、対等に交渉もできるのです。
3.分析をどう役立てるのか?
受験勉強の時に嫌と言うほど耳にした「傾向と対策」がまず挙げられます。
受験の時も、機関が情報収集をしまくった結果ゆえです。
傾向と対策を全くしないということは、毎回行き当たりばったりの行動をしているということ。
そんな会社はさっさと潰れてしまいなさい。
あまり数を知っているわけではありませんが、東大生などの学歴の高い人が経営者になると、あらゆる傾向と対策を徹底していますね。
そして私らしい理由をもう1つ挙げるのであれば、『仮説思考』の材料を増やすためです。
仮説思考とは、限られた情報の中から仮のゴールを定め、仮説に基づいて行動して適宜修正を加えること。
この"限られた情報”の量が多ければ多いほど、導き出す仮説の精度が高まると思いませんか?
この辺の思考フローって、AIの仕組みに近いものがあります。
仕事をしていれば、あらゆる選択を迫られますよね?
どちらが100%の正解か分かることなんて、それこそ100%存在しません。
常に情報と経験から確率を導き出し、選択をしているのです。
部下の数だけ情報がある。
このことを意識して、ヒアリングとフィードバックを心掛けてください。
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