コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.137
YEMEN - ABDO AL-QADAH
今回のコーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録はイエメン産の豆です。今までに扱ったイエメン産の豆はどれもおいしいのでイエメン産は贔屓にしてしまいそうです。いいお値段はするのですが、味に関しては抜群の信頼度があります。
↓過去に紹介したイエメン産の豆の焙煎記録です。
それでは早速焙煎記録を見て行きましょう。今回の焙煎は、浅すぎず、深すぎずシティを狙いました。
前回の焙煎記録はインドネシア産の豆でした。その時よりも煎り止め後の豆の重さは重い(=浅い)のに、見た目は深い色です。今回の豆はスクリーンサイズは小さめです。
この辺が素人焙煎の難しいところです。焙煎度がいまいち掴めないという。焙煎度数的には、前回が1.19。今回が1.18です。外見だけでなくて、中身がどうか。
焙煎時の気温・湿度、焙煎時の火力、生豆保管時の温度・湿度、生豆自体の水分含有量。産地も違えば、土壌も違う。輸送期間も違えば、保管状態も違う。とにかくいろんな要素で味が変わってくるものと思われます。その時その時のデータをとって、安定した味が出せるようになりたいものです。
<テイスティング>
やっぱり、おいしい。今回はカリタのミル6番で豆を引いて、湯温90℃、豆量 50gでKONO式ドリッパーで700cc淹れました。ちょっとした苦味が僕には少しキツ目に感じたので、あと少し浅めの焙煎の方が良さそうです。
燃えるような夕空。連日、雨が降ったり止んだり。その度に空模様の移り変わりがドラマティックです。
火曜日。思うように焙煎がうまくいかなかったり、思うようにやりたいことができなかったり。試練。その試練も楽しめるぐらいになれたら。
皆さん、良い1日を!
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7月13日 スタール夫人(1766 - 1817) この日死んだフランスの文学者。その熱烈な自由主義思想は、ナポレオンににくまれて追放された。「文学論」のほか多くの小説を書いた。前ロマン主義者。
文学の進歩、すなわち思考と表現の技術の完成は、自由の建設とその保存に必要である。すべての市民が政府の行動に直接の関係をもっているのとおなじく、一つの国において啓蒙の光を欠くことができないのは明らかなのだ。
文学に、そして思考の技術に多くな重要性をあたえるのは、なんと人間的であり、なんと有益なことだろう。良くそして正しいものの典型はもはや亡びはしないだろう。自然が徳へと運命づけている人類は、もう道案内にことかかないであろう。(文学論)
桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より
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