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コーヒーと音楽 Vol.160 - ウクライナ音楽(1)

DakhaBrakha(ダッカブラッカ)

ずっとウクライナ情勢が気になっています。コーヒーを飲んでいても。

昨日の記事でも書きましたが、僕に今できることはウクライナのことをもっと知ること、そして好きな音楽などを通してウクライナのことを発信するぐらいでしょうか。

無関心からの脱却。

今回の「コーヒーと音楽」で紹介するのはウクライナのDakhaBrakha(ダッカブラッカ)

僕はこのアーティストをNPRのTiny Desk Concertで知りました。知った時はウクライナのアーティストだということも知らずに面白い民族音楽アプローチだなぁと思っているぐらいでした。

今回のウクライナ情勢を気にウクライナの音楽を調べています。そこで引っかかったのがDakhaBrakhaだったというわけです。

DakhaBrakhaの6日前のノルウェイはオスロでのライブ映像です。

DakhaBrakhaのオフィシャルサイトも確認してみます。声明を出していますね。

We believe in international support, and most of all, in the Ukrainian army! It is clear that in such circumstances we are canceling the upcoming concerts, hoping to play them in the near future. We will win! Glory to Ukraine!
国際社会の支援を信じています。何よりもウクライナ軍に対してです。このような状況下では今後のコンサートもキャンセルをせざるを得ません。近い将来に再開できると信じています。私たちはこの戦いに勝利します。ウクライナに栄光あれ。

本来であれば、明日は母国のウクライナでライブを予定していたDakhaBrakha。なんとも居た堪れない気持ちになります。

今日も時間さえあればウクライナの首都キエフの映像をつけています。

動画には青空が広がって鳥が飛んでいるのも見えます。

なんでこんなことになってしまうのだろう。

ちょうど思潮社の現代詩文庫を読み進めているところにこの惨状。この文庫で取り上げられている詩人たちの多くが戦前-戦中-戦後を経験してきた方達です。

ウクライナにいるアーティスト、クリエイターの方々は今、戦いの真っ只中。どんな心境か計り知れません。

↓ちょうどこの間紹介した吉野弘さんの詩集に戦中の詩人についての言及がありました。

A 唐突ですが、戦争中にかかれた愛国詩についてどう考えますか?
B ということは、詩人たちは、愛国詩を本気で書いたか、お義理で書いたかということかい。
A そのとおりです。
B 僕の考えでは既に言ったように詩は義理では書けないものだ。
A みな本気でかいたということですね。
B そうとしか思えない。
A では、その本気が、なにを拠りどころにしたのでしょうね。
B 奥は、民族の血というようなものだったろうと思うんだ。つまり思想ではなくて、血なんだ。

動画にあるキエフの美しい街並みが破壊されてしまうのでしょうか。

僕は子どものときに父親が若かりし頃世界を旅した際に訪れたアフガニスタンのバーミヤンの写真を見せてもらったことがあります。しかしバーミヤンの当時の姿はもう破壊されてありません。いつか訪れてみたいと思っていたのに。

いつか訪れてみたい場所の形跡がなくなってしまう。これは本当に悲しいですよ。

コロナ禍でなく世界中の人々が異国の地を行き来している状態であったならこんな状況は起こらなかったのでしょうか。

今はただウクライナの市民の皆さんの安全を祈るのみ。

土曜日。星がきれいだな。空気の中に春がある。

皆さん、良い夕べを。

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2月26日 ファッツ・ドミノ(1928 - 2017)この日生まれたアメリカ合衆国のシンガーソングライター。

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<今日の英語> Feb.26, 1993 VOX POPULI, VOX DEI より

Even though, the court has upheld the claim for damages, it's not really money that the plaintiffs want, is it ?
(裁判所が)損害賠償を認めても被害者(原告)は金がほしいわけじゃないでしょう。

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