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コーヒーと考察 Vol.14

アンカレッジ

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今回の「コーヒーと考察」は、アンカレッジについてです。アメリカはアラスカにあるアンカレッジ

なぜ今回急にアンカレッジについて書こうと思ったかというと、上空を飛んでいる飛行機が気になったから。

最近妙に飛行機の音がよくするなぁと思っていました。そして、よく使っているアプリ、フライトレーダーでどこ行きの飛行機か確認するとアンカレッジ行きがとっても多い。

↓フライトレーダーについて前に書いた記事です。

今までにもアンカレッジ行きの飛行機は見かけていたのですが、やっぱり数が最近多い。

そんな折に、ネット記事でこんなものを見かけました↓

ウクライナ情勢の煽りを受けて、ロシア上空を避ける形で現在アジア - ヨーロッパ間を飛行機が飛んでいます。

現在ANAは中央アジアを通過する南回りでヨーロッパ、JALは北回りでヨーロッパのルートを採用しているようです。

JALはアンカレッジ経由ではないのですが、ウクライナ情勢が長引けば長引くほど、アンカレッジ経由の旅客輸送も現実味を帯びてくるかもしれないとのこと。

↓アンカレッジは冷戦時代に、西側諸国の航空機はソビエト連邦領空の通過をほとんど許可されなかったため、日本とヨーロッパ間の航空便の経由地として頻繁に使用されました。これがまた復活するかどうか。

↓アンカレッジ、そしてアラスカに関する興味深い動画。

そうそう思い出しました。アラスカは元々はロシア領だったのをアメリカが1867年に当時7.2 million dollars(=720万ドル、1平方kmあたり5ドル)で購入したのです。

今のお金に換算すると111 million dollars(=1.11億ドル、1平方kmあたり77ドル)ぐらい。大きさは日本の約4倍の土地面積です。それだけの土地が133億円。要はそれだけ価値のない土地と思われていたわけです。

アラスカの2007年度の州内総生産は449億ドル。天然資源もあるし、輸送ハブとしても重要な土地。

その昔ロシアからアメリカに売却されたアラスカという土地が、今またロシアのゴタゴタで注目されるという。

ぜひみなさんも飛行機の音が聞こえたら、フライトレーダーで調べて見てください。案外その飛行機はアンカレッジ行き(おそらく航空貨物用)かもしれません。

やっと金曜日。疲れがどっと出てきます。今週はいつも以上にコーヒーをたくさん飲んでしまった。

皆さん、ゆっくりおやすみください。

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3月18日 吉野作造(1878 - 1933)この日死す。東大の政治学教授。大正時代の民本主義運動の理論的指導者。普選の実行、政治の民衆化のためにたたかった。晩年「明治文化全集」を編纂。

 何よりも第一に現時の学生に対して希望したきは、真理に対する従順な態度です。真理を求めてこれを我が主張とし、我が主義とせんとする熱情はなかなか盛です。しかし一たん何物かを真理と思い込んだが最後、彼れは盲目となるのが常です。故に外により正しいものがあると教うるものがあっても、これに耳を傾けません。学生の真理探究の態度は多情でなくてはなりません。無節操でなくてはなりません。無節操といっては誤解をまねくかも知れませんが、常により正しからんとして、いつでも態度を改めうるように用意していなくてはなりません。(学生に対する希望)

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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3月18日 グラント・ハート(1961 - 2017)この日生まれたアメリカのミュージシャン、シンガーソングライター。ハスカー・ドゥのドラマーとしてデビュー、フロントマンのボブ・モールドと共にソングライターを担当した。

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3月18日 エーリッヒ・フロム

十九世紀においては神が死んだことが問題だったが、二十世紀では人間が死んだことが問題なのだ。十九世紀において、非人間性とは残忍という意味だったが、二十世紀では、非人間性は精神分裂病的な自己疎外を意味する。人間が奴隷になることが、過去の危険だった。未来の危険は、人間がロボットとなるかもしれないことである。たしかにロボットは反逆しない。しかし人間の本性を与えられていると、ロボットは生きられず。正気でいられない。

「正気の社会」加藤正明・佐瀬隆夫訳(「世界の名著」)続14、中央公論社、一九七四

木田元 編 一日一文 英知のことば(2018)岩波文庫より

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<今日の英語> Mar.18, 1993 VOX POPULI, VOX DEI より

Afterward, pagers were attached to their collars, and the cows were put out to pasture.

そのあと、(牛の)首輪にポケットベルをつけて放牧した。 

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