コーヒーと音楽 Vol.70
The Dave Brubeck Quartet - Someday My Prince Will Come
ここ1〜2年でジャズの良さがやっと身に染みてきました。他の音楽と同様に本当にジャズの世界も幅広く奥深い。自分好みの音を探す日々です。
Dave Brubeckの音はとっても好み。薄々は気づいていたのですが、僕はウエストコースト・ジャズに惹かれるようです。ジェリー・マリガンの音なども大好きです。
今回紹介するSomeday My Prince Will Come(邦題:いつか王子様が)は、元々は皆さんもご存知のとおり、ディズニーの白雪姫(1937年作品)の挿入歌です。
この曲のジャズ・バージョンを一躍有名にしたのがDave Brubeck。
1962年に発表されたThe Dave Brubeck Quartetのアルバム Time In Outer Space に今回のバージョンのSomeday My Prince Will Comeが収録されています。
メンバーは、Dave Brubeck – piano, Paul Desmond – alto saxophone , Eugene Wright – bass , Joe Morello – drums。
素晴らしいテクニックに素晴らしい音。Dave Brubeckの音には清涼感があって心がスッキリします。
Bill Evansのバージョンも嫌いではないのですが、この曲の表現に関してはDave BrubeckとPaul Desmondの組み合わせにより柔らかさを感じるので好きです。この曲は特にやわらかくあってほしい気がするから。
↓1957年に発表されたThe Dave Brubeck QuartetのDave Digs Disneyに収録されているバージョンも良いですね。
↓Time In Outer Space収録曲から今の気分でもう一曲取り上げるとすればEleven Four。この曲の軽やかさ、爽やかさはこれからの梅雨の時期の救いになりそうな気がしています。
Dave Brubeckの音楽には、心地よい風が流れているイメージ。様々な曲展開を試行錯誤しながらも、いつもそこには西の海風が漂っている。
夜風に当たりながら、こんな音楽を聴いてカクテルでも飲んだら最高だろうな。そして月明かりの中、浜辺を散歩。妄想。
やっと金曜日。たまには現実ではなくて夢の世界のことばかり考えたって良い。TGIF。
皆さん、良い1日を!
↓コーヒーノキの若葉たち。やっと出てきた、しなやかな葉っぱたち。
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6月4日 最澄(767 - 822)この日比叡山中道院で死す。わが国における天台宗の開祖。桓武天皇の帰依があつく、比叡山をひらき延暦寺をたてた。
生ける時、善をなさずんば、死する日、獄の薪とならん。得難くして移り易きは、それ人身なり。発し難くして忘れ易きは、これ善心なり。 古賀禹王は、一寸の陰、半寸の暇を惜みて、一生の空しく過ぐる事を歎勧せり。因無くして果を得るは是の処あることなく、善なくして苦を免るるは、是の処あることなし。 伏して願わくば解脱の味独り飲まず、安楽の果独り証せず、法界の衆生と同じく妙覚に登り、法界の衆生と同じく妙覚に登り、法界の衆生と同じく妙味を服せん。
桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より
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