けい 心理・精神医学の読書感想文

主に心理の読書感想文を書いています。30代、対人援助職。手帳・文具・編み物好き。

けい 心理・精神医学の読書感想文

主に心理の読書感想文を書いています。30代、対人援助職。手帳・文具・編み物好き。

マガジン

  • 心理に関する読書感想文

    心理に関する読書感想文のまとめマガジン。週1回くらいのペースで、投稿しています。リクエストや感想もお待ちしています。

  • 手帳・ノートと感情について

    好きな「手帳やノート」と、苦手だけど取り組みたい「自己表現・感情」のあれこれ

最近の記事

  • 固定された記事

はじめに(自分らしく表現する試み)

はじめまして、本日はこのnoteの目的を記載してみます。 (備忘的に立ち返る場所とする) まず、始めるきっかけは、私が普段の生活で「自分らしく自由に表現する」という欲求が満たされていないという気づきです。 うっかり目立って傷ついたりしたことが多いせいか? あまり目立たないように生きてきたところ、「自分らしいふるまい」を気づけば抑制してきたようです。 しかし、どちらかというと本来的には人の注目を集めることが好きなタイプらしく、「人からあまり攻撃されずに注目される道」を模索し

    • 認知特性って面白い/「医師のつくった『頭のよさ』テスト~認知特性から見た6つのパターン~」を読んで(読書感想文#72)

      本田式認知特性はいつ知ったんだったろうか? そして、なぜ知ったんだっただろうか? たしか、約5年程前に「自分に合った勉強方法は何なのか」というのを模索していた時期だったんじゃないかと思う。 「人には得意な認知パターンがある」と知って。自分の特性はなんなのだろうか?それを深く理解できれば、効果的な学習法が分かるかも、と。 ただ、結局、診断をするまでもなく、自分が言語優位というのは想像がついたので(書いて覚えたり、図にしてまとめて覚えたりするタイプ・・・)、「じゃあ今まで通

      • NLP2冊の読書記録(本棚整理の備忘)(リハビリとしてのnote)

        要らないものを手放す前に、記録する noteでの読書感想文を休んでいた2ヶ月間何をしていたかというと、ひたすら自分を見つめていただけだった。そして、それがやりたかったことだから、それで良かった。 要らないものをそぎ落としたくて、捨て活にも勤しんでいたのだけれど、「この本を読んだ」という事を残してから捨てたくて、まだ手元にある本があった。そこで、やっと重い腰が上がり、リハビリがてらの記録を残す。 それが、この2冊。 ▼図解でわかる!NLP ▼自分とまわりを変える魔法のN

        • 【感情日記】怒りの感情を抑えない。向き合ってみる。

          昨日の読書感想文で、感情に良いも悪いもないから、怒りの感情などを感じたら「なぜ自分がそう感じるのか」に向き合っていきたいと書きました。 そうしたら早速今日、イライラする出来事があったので振り返ってみます。 仕事相手の依頼が二転三転する 詳しいことは書けなけれど、①とある依頼があり、内容を確認していたら先方からの依頼内容に誤りを発見。②その修正をしながら対応に追われている最中に、そもそもの依頼の変更について、電話を受ける。 ③その内容で修正して、ようやく出来上がりそうな時

        • 固定された記事

        はじめに(自分らしく表現する試み)

        マガジン

        • 心理に関する読書感想文
          74本
        • 手帳・ノートと感情について
          15本

        記事

          「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」を読んで(読書感想文#71)

          身に覚えのある親は多いんじゃないだろうか、というタイトル。 もちろん私もそうだから手に取りました。 最近、答え合わせのような本ばかり出会うなぁ。 子育てで自分の内面の問題に直面する 子育てをしていると、自分の幼少期の頃に刷り込まれたパターンに直面します。それが問題として表面化してくる。 結局、自分の中にある問題が、子を通じて見えてくるということなんですね。 ▼泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから/福田花奈絵著 だから、自分の感情が動いた

          「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」を読んで(読書感想文#71)

          【本音の日記】ヨガで人目が気になる。でも人目があるから通う理由になる。

          人目が気になる&人目が継続の要 ヨガにたまに通っています。 前にも書いたかもしれませんが、私は他の人の目を気にしすぎてしまうところがあって、ヨガのときにも発動するので困ったものです。 でも通っているのは、人目がないとやる気がでなくて、自分ひとりではコツコツ継続できないからでもあるんです・・・。 すぐ周りを気にする 例えば、ポーズ(アーサナ)変じゃないかな? 他の人よりできていない。 吐く息が短い。 身体が硬い。 間違っていないかな。 そんなことばかり考えてしまう。

          【本音の日記】ヨガで人目が気になる。でも人目があるから通う理由になる。

          【五感日記】今まで「暑い」すら、しっかり感じられていなかったという驚き。

          暑いですね。 昨年の夏、どうやって暑さに対処していたか全然思い出せず。 エアコンの設定温度を高めにしていたことが原因なのに、なぜか涼しくならないな、、とあれこれ調整していた昨日でした。 昨年は正直「暑いな」しか感じていなかったんだと思います。 感覚を感じられるようになってきたら、今年は「暑くて気持ち悪い」「暑くて不快」。嫌な感じも濃くなりました。 なんだか肌表面から外は熱くて、内側はぐるぐる渦巻いている感じが気持ち悪い。頭は痛い。変な不安感が出てきて嫌な感じ。 結局、除

          【五感日記】今まで「暑い」すら、しっかり感じられていなかったという驚き。

          【現在地確認note】2023年の下半期は、内面の自己成長を目指していく。

          区切り。現在地確認note。 私は自己表現の方法を探るためにこのnoteを始めた経緯があり、五段階欲求の「半分より上くらいな欲求」を満たしたいのかなと思っていました。 それが、どんどん自分の内面の深いところを見ていくにつれ、もっと原始的な欲求が満たされていないと気がついてきました。「安全の欲求」や「居場所をもらえる(承認)欲求」など、人間としての生存に関わる欲求です。 ここが満たされていないということを直視するのは正直しんどい。 それに、このあたりは既にクリアできている

          【現在地確認note】2023年の下半期は、内面の自己成長を目指していく。

          「あなたが生きづらいのは『自己嫌悪』のせいである。他人に支配されず、自由に生きる技術」を読んで(読書感想文#70)

          この本、面白かった・・・!共感する部分が多すぎて、今日は内容に触れること多めの感想文です。 ▼あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。/安冨歩著 自己嫌悪と自愛がキーポイント私なりに強引にまとめてしまうと、「自己嫌悪によって、素直に自分を大切にできないことに問題がある」ということだと思います。 ↓なるほどと思ったポイント 昨日おとといと書いていた、承認欲求の話ともつながった。 思考で愛することと、本当に愛することの違い 条件つきの愛というものは、大脳(思考)

          「あなたが生きづらいのは『自己嫌悪』のせいである。他人に支配されず、自由に生きる技術」を読んで(読書感想文#70)

          【こころの話】承認欲求の行方と、自分自身を認めること②

          さて、今日は「承認欲求で走ってきた先で、何も満たされなかった」という話の続きです。 ▼前回の話はこちら 🌺承認欲求って何なのか? では、承認欲求とは何なのか、という話なのですが。 他人からの「賞賛」や、「承認」、またそこまでの強い承認でなくても、「見てもらえる」「存在を認めてもらえる」ことかなぁと思います。 努力して何らかの結果を出したら、その成果を基に、こういった賞賛や存在価値を認めてもらえることがあったのかもしれない。 求めている意識はなかったのだけれど、「しっ

          【こころの話】承認欲求の行方と、自分自身を認めること②

          【こころの話】承認欲求の行方と、自分自身を認めること①

          ■しばらくnote更新頻度上げます 久々に、note毎日更新を復活させようかなと思います。 目的は「自分と向き合う時間を取ること」。 最近は、「自分の感情・感覚に向き合うこと」が最優先目標の日々です。そうなると、1日の終わりにその達成度を確認したいところですが、ついつい休んでしまって過ぎ去っていくのですよね・・・ そこで、「感覚=五感の話」「感情=こころの話」のようにざっくり分けて、noteにて記録してみようと思います。 (※私は心理の専門家ではありません。これはた

          【こころの話】承認欲求の行方と、自分自身を認めること①

          「しゃべるからだ よりよく生きるため『身体言語』の本」を読んで(読書感想文#69)

          にぎやかな表紙。 最近、虐待とかの本が多めだったので、少し新鮮でした。 ▼しゃべるからだ/トルステン・ハーフェナー著 私は心と体(と頭)の関係性に興味がありまして、この本に惹かれたのでした。結論から言うと、思っていたのとちょっと違った。 身体言語の本「身体言語」という言葉に、深層心理から現れる身体表現を読み解く解説書のようなイメージをしていました。 どちらかというと、メンタリスト・マジシャンとして有名な著者のパフォーマンスに関することが多い印象でした。 よく考えた

          「しゃべるからだ よりよく生きるため『身体言語』の本」を読んで(読書感想文#69)

          「はじめての明晰夢 夢をデザインする心理学」を読んで(読書感想文#68)

          夢は、無意識の世界を垣間みれるものという印象があって、なんとなく興味が細々とあります。一時期は、夢日記を書いてみたり。フロイトの夢判断の本を読んだりもしました。 今回読んだ「はじめての明晰夢(松田英子著)」は、明晰夢(自分で夢だと気づいている夢)を見ようという、「コントロールできる夢」について書かれた本でした。 ▼はじめての明晰夢 夢をデザインする心理学/松田英子著 夢はコントロールできるらしい 最近、心理とは全然関係ないとあるファッション系の方のブログで、明晰夢を自在

          「はじめての明晰夢 夢をデザインする心理学」を読んで(読書感想文#68)

          「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか―さびしい母とやさしすぎる娘」を読んで(読書感想文#67)

          最近は、現実的な物事で忙しいことと、自分の内面に意識を向けることに忙しい。 気づけば、この本を読んだのは、もう1週間以上前な気がします・・・。 それでも記録まで、書いてみます。 ▼長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか―さびしい母とやさしすぎる娘/大美賀直子著 やっぱり親子関係、特に母娘関係については理解を深めたい時期が続いていました。その流れで選んだ本です。 「母の呪文」の効果 「母の呪文」と聞くと怖いですが、実際、親の言葉は子どもの無意識下に刷り込まれ、いつの間にか

          「長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか―さびしい母とやさしすぎる娘」を読んで(読書感想文#67)

          「母娘問題 オトナの親子」1・2を読んで(読書感想文#66)

          今日はマンガです。 だいぶ前に1の本を読んでいて、感想書いたんだったかなー、と思いましたが、どうやら書いていなかったみたいです。 今回、続編を読んだので、綴ってみます。 ▼母娘問題 オトナの親子 ▼母娘問題2 オトナの親子 個別事例ではなく、母娘問題にはパターンがたくさんある精神的な問題について学ぶほど、親子関係の重要性が分かるようになり、専ら母娘関係は興味深くて引き続き色々学んでいます。 最初に1を読んだ時は「こんな毒母もいるんだな」と、「大変な事例」として捉えて

          「母娘問題 オトナの親子」1・2を読んで(読書感想文#66)

          「児童虐待 親子という絆、親子という鎖」を読んで(読書感想文#65)

          毒親、母子関係、アダルト・チルドレンときて避けて通れないのが児童虐待関連かなと思っています。 今まで怖くてなかなか読めなかったけれど、読んでみました。 ▼児童虐待 親子という絆、親子という鎖/南部さおり著 虐待とは何か?概要を掴みたい方にも分かりやすい本だった著者の南部先生は法医学に関する研究を行っている方です。 虐待を受けた方を臨床でケアする視点というよりは、法医学的観点から描かれているので、私のように生々しい描写に少し抵抗のある人にも読み易い本かもしれません。

          「児童虐待 親子という絆、親子という鎖」を読んで(読書感想文#65)