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「泣いてる子どもにイライラするのはずっと『あなた』が泣きたかったから」を読んで(読書感想文#71)

身に覚えのある親は多いんじゃないだろうか、というタイトル。
もちろん私もそうだから手に取りました。

最近、答え合わせのような本ばかり出会うなぁ。


子育てで自分の内面の問題に直面する

子育てをしていると、自分の幼少期の頃に刷り込まれたパターンに直面します。それが問題として表面化してくる。
結局、自分の中にある問題が、子を通じて見えてくるということなんですね。

▼泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから/福田花奈絵著


だから、自分の感情が動いたとき(特に怒りの感情)は、「自分に何が起こっているんだろう」と見つめていくことが大事。
私もこれを丁寧に続けていこうと思います。

特になるほどと思った事例


・ごはんを食べない子どもにイライラする場合
→人の期待に応えることが大事と思ってきた。

※人の期待に応えられなくてもいいと自分に声をかけよう。

・聞いて聞いてとアピールしてくる子どもにイライラする場合
→自分が最後まで話を聞いてもらったことがない。

※話を聞けない自分でもいいんだよ、と認める。
※まずは「自分の話」を最後まで聞く。(自分の心に寄り沿えない人が、本当の意味で人に寄り沿うことはできない)

・癇癪を起している子どもにイライラする場合
→自分が「怒ること」自体を抑圧している。

※自分が怒ることを許す。(感情に良い悪いはない)

この本から感じたメッセージ

いつも期待されているのが辛かったよね。
人の役に立たないでいいよ。
頑張らなくてもいい。

勝手に諦めないで。
勝手にひとりにならないで。

出来ていることを認める時間をとって。

・・・かけられたことのないような、優しい言葉たち。ほしかった言葉だと思います。
これを他人にかけてもらうように頑張るのではなく、自分で声かけしていく。それが大切なんだなと思いました。

自己理解にも育児のためにも役立つ話が多いですし、ある意味、お守り的に持っていても癒されそうな本でした。
本の構成が、疲れていても読みやすいような形式なのもよかったです。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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