見出し画像

「はじめての明晰夢 夢をデザインする心理学」を読んで(読書感想文#68)

夢は、無意識の世界を垣間みれるものという印象があって、なんとなく興味が細々とあります。一時期は、夢日記を書いてみたり。フロイトの夢判断の本を読んだりもしました。

今回読んだ「はじめての明晰夢(松田英子著)」は、明晰夢(自分で夢だと気づいている夢)を見ようという、「コントロールできる夢」について書かれた本でした。

▼はじめての明晰夢 夢をデザインする心理学/松田英子著

夢はコントロールできるらしい


最近、心理とは全然関係ないとあるファッション系の方のブログで、明晰夢を自在に見られる方の体験談をちょうど見かけたところだったのです。そんなことできるんだ?と思って、この本を手に取ったのでした。

結論から言うと、頑張ったらもしかしたら結構できるのかもしれない・・・。(寝る前にイメージする等の手法で)
著者はあとがきで「せめて睡眠中の夢は楽しんでほしい」と仰っていて、なるほどそれはそれで楽しくて良いだろうなと思います。

でも私の感覚としては、頑張ってコントロールするのは、私はしなくていいかな~という感じ。(元も子もない話で恐縮)

夢の機能、レム催眠の役割を学べた


この本で得られた学びとして、夢がどのような機能を持つのか?について、大枠を理解できたのが、私にとっては良かったです。

夢を見ているレム催眠の間では、記憶の整理、固定、感情処理が行われているということです。
これってすごく興味ある。睡眠が大事なのって、こうやって日中の出来事を整理して、クリーンな状態にしてくれるからなんだなぁって。

<夢の機能>
①イメージ上の危機のリハーサル
②創造的問題解決
③自己の感情への気づき

また、私は夢で焦っていることや、何かに追われていることが多く、明らかに①が多めなんだなと分かりました。(だから記録していても嫌になってやめちゃった)

私が夢に求めること

私は自分の夢を覗き見ることで、自分の深層心理を知りたいという想いがあります。

そのため、明晰夢を見ようとコントロールするというよりは、夢をしげしげと観察してみて、自分の処理しようとしている感情や課題などに向き合うきっかけにできればいいのだなと思いました。

また、記憶整理や感情処理の観点からも、量・質ともによい睡眠と言うものが大切だということが分かります。悪夢を見るということは、処理でなにか引っ掛かっているのかもしれない。

やっぱり夢って、なんだか面白い。
また入門書があったら読んでみたいです。

ここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

この記事が参加している募集

読書感想文

心理の書籍購入に使わせていただいています。感想書きます📖