天薬 朴桜@ただの人

#REALITY で猫又薬師配信者として活動しつつ、趣味で短編執筆、過去の自分の備忘録…

天薬 朴桜@ただの人

#REALITY で猫又薬師配信者として活動しつつ、趣味で短編執筆、過去の自分の備忘録などを綴ります。現役白衣職資格持ちの鬱と闘病しつつ、毎日を頑張る猫又。 日々の目標は “生きること”。 些細なことでも褒めていくLOVE MYSELFがMY STYLE。

マガジン

  • 幼少期からこれまでの記憶と備忘録

    自分の記憶と記録を綴る場所。 メモ兼用。 物語を作るのが好きだった幼少の記憶を忘れないように。ただの自己満足。評価はいりません。 興味のある人だけ読んでくれたらいいと思っています。

  • 創作まとめ

    創作お題、タグなどで作成・投稿した作品をまとめています。

  • 【創作】猫又の薬師

    バーチャル配信サイト:REALITYでのアバターの姿からヒントを得て創作した小説です。弐の執筆・脱稿を経て連載を決めた作品です。創作フォルダとは別個でまとめます。

最近の記事

これは自論だけどね。

愛ほど歪んだ呪いは無いよ。 そんな台詞がある。 有名な漫画、アニメである呪術廻戦、その最強たる五条悟が、自分がどこを見据えるべきか迷っていた乙骨憂太にかけた言葉だ。 大事な人を失いたくないと乙骨が強く願った、そして呪いという強い思念体として存在することを余儀なくされた、里香。 恋愛観では好きと嫌いが表裏な自分には、乙骨の里香への一途さは羨ましくもあり。 男女の友情は成立するかという永遠のテーマ的なものもあるが、自分の答えはYesだと思っている。 自分が経験してきた恋愛

    • 【二次創作】学校から帰ったら兄が無職になっていた件【呪○廻戦パロディ】

      ※視点:五条家妹仕様。名前表示無し 呪いというのは、人の思念から生まれるものだ。 その思いが強ければ、呪霊として人の世に蔓延り、時には人に害をなす。生命を脅かす個体も存在する故、呪霊を祓う専門職…所謂呪術師の存在は無くしてはならないものだ。 東京都立呪術高等専門学校。曰く、都立呪術高専。 呪術…呪いを学び、知識を得ることで、自らの呪力を高め、研ぎ澄まし、己の武器として戦う鍛錬を行い、時には任務をこなす。そんな学校だ。 分校として京都にも呪術高専はあり、同じように呪いを学ぶ

      • 私とワルツを【創作百合】

        大音量で響く音楽。デスク上の機械を操りながら、ヘッドセットマイクを通して観客を煽るDJ。応える声は男女混合に入り乱れて、酔いに淫れて。 今日は大学のサークルの飲み会だった。一次会が終わり、帰ろうと思ったが、友達に腕を引っ張られこの場所、所謂パーティークラブにいる訳だ。 今日は有名なDJのイベントがあるとか何とか、先輩たちが言っていたっけ。 飲み会の幹部である先輩は所謂陽キャ、パリピというものを具現化したような人で、こういう場所は好みそうだし、アルコールの入ったコップを片手に

        • 【創作】遺書

          風ヶ峰 通(かぜがみね とおる)。男性。 独身。 年齢は…、そうだなあ…言うならば、働き盛りの歳、と言うくらいか。 後は某エアコンみたいな名前という、どこかのラノベにも出てきたようなそんな字面だけがご立派なフルネーム。 風ヶ峰、父の姓だが、男児である僕に付けられたのは中性的な通という字。 風が通る、峰。 大自然の山々を自由に駆け抜ける風のように、どんな複雑で小さな隙間もするりと通り抜けていく風のように、自由であれ。 そんな意味を込めたと、いつだったか、僕の父は小学生だっ

        これは自論だけどね。

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        • 幼少期からこれまでの記憶と備忘録
          5本
        • 創作まとめ
          5本
        • 【創作】猫又の薬師
          2本

        記事

          猫又の薬師 弐

          時は江戸中期。朴桜が生まれた頃から時は経ち、時代は享保へと移り変わる頃。 まことしやかに囁かれる、廃村となった一角の東屋にあるという、猫又が切り盛りする薬屋。 万病、難病を立ちどころに治すという薬屋。 今日もどこかで、暖簾を掲げてお目にかかることでしょう。 「ようこそおいで下さいました。……猫又の薬屋へ」 ───────── 猫又である朴桜は、柔らかな銀灰色の尾を揺らしながら店の中の薬棚の整理をしていた。 引き出しを開けては紙に筆を走らせ、数を記録していく。 薬屋を訪れ

          僕から見るいじめとは。2

          前回まで書いたのが保育園の頃だったと思う。 それなりっちゃそれなりの、まあまだ可愛いくらいのもの……だと思うが、ここからは小学校時代を語っていく。 そのまま保育園を卒園し、地元の小学校に通うことになった僕は、新しい友達を作ろうと子供心にわくわくしていた。 新しい環境。 新しい人達。 もちろん例のいじめっ子も同じ小学校なので対立することにはなるのだが……まあ……なんというか。 子供ながら、知恵をつけたいじめというのは本当に恐ろしいものだと痛感したし、出る杭はガッツリと打つ。容

          僕から見るいじめとは。2

          僕から見るいじめとは。1

          あんまり良いタイトルでは無いが、いじめとは長い付き合いである。保育園~高校まで続いた長き縁だ。 我ながら思う、嫌な縁だ。 多々意見はあるだろうし、規模は大なり小なりいじめにあってきた人は少なからずいるとは思う。 そんな僕の視点からお送りするいじめとは。 出る杭は打たれる、そんなことわざがあるように、何かしら秀でたもの、目立つもの、そんなのを妬ましく思う、羨ましく思う、だから叩く。そんなイメージが強い。 僕自身、褒められたがりの甘ったれた性格で、自分の好きなことには時間を

          僕から見るいじめとは。1

          龍と贄

          水晶は穢れを祓う宝石なのだと。‬ ‪故に、水晶は神に属する者、神へ捧げられる者にしか身につけることを許されない。‬ 「ここ……は……」 なにか祠のような、小さな小屋に背をもたれたまま薄らと目を開けた。 季節は冬から春になったばかりで、枯れ草ばかりの畦道にはちらほらと雪が積もっている。 早朝…まだ薄暗さの残る或る朝。 なぜ自分はここにいるのか、どうやってここに来たのか……思い出そうとすると石で頭を殴られたような頭痛が走るのだ。 「うっ……ぐ、いた…、っ」 その痛みに思わず

          ep.Who is.

          僕自身の現状、抱えているもの。 向き合っているもの。考えているもの。 今日はそんなものを、綴っていこうかと思います。 海の幸と温泉が有名な某県で、僕は働いていた。 白衣職。医療現場、コロナ禍の先端で働く職。 とある薬局の、しがない薬剤師をしていた僕は、朝から夕方まで、処方箋を持った患者さんと対話したり、説明したり、時には怒鳴られたり、局内の仕事をしたりで、毎日忙しく働いていた。 本来の仕事とともに、薬局管轄の上層部から課されるノルマをこなし、時には残業。平日は家と職場を往復

          2.保育園時代

          僕は、田舎から田舎に越してきた人間だ。 と言っても、住処が父方の家から母方の家になったと言うだけで。 以前は、家の事情で父の実家と母の実家を行き来していたが、今度からは父も母の実家に完全に住むことになった。 その年は、父方の祖父が老衰で逝去した頃だった。 父方の実家の事情は僕には分からない。ただ、母はたまに面倒くさいと独りごちていた。 田舎の習慣というのは閉鎖的で縛りが強く、土地管理、金銭管理も父が長男だからと丸投げ状態だった。 そんな父も管理が上手い訳ではなく、無くすよりは

          【創作】「愛してる」は「君を忘れない」という意味だそうです。

          好きだと思った。 単純な思いだ。 好きか嫌いか。 …それなら好きだよ。 その程度の軽さ。 その程度の…軽さに、留めおいていたはずなのに。 重くなりすぎないようにと、自身の秤で調節していた思い。 好きが愛してるに変わった瞬間が確かに存在して、でも見て見ぬふりをして。 思いが重くなったら、それだけ好きに埋もれてしまったら…抜け出すのは本当に、辛いから。 辛いから、踏み込むのは嫌だったのに。 肌寒くなってきた秋から冬の変わり目。 僕と君の間を冷たくひえた風が横切った。

          【創作】「愛してる」は「君を忘れない」という意味だそうです。

          独り言

          自然と落ち着く一人称は僕。 社会の中で生きていくに楽なのは私。 僕は私。私は僕。 人格が複数ある訳ではなく、単なる界隈の使い分け。 楽に生きていきたい。 病気とともに歩む決意をしたその時から。 医療人だって人間だ。 僕は、医療人でもあり、患者だ。

          1.生まれと子供時代

          南の地方、某かの県で生まれた人間が僕である。 とにかく体が弱く、薄着をすればすぐ風邪をひく子供だった。 僕の幼い頃の記憶は、夜間救急からの帰り、ぐったりした僕をおぶった父の背中から見た、田舎の集営住宅の階段、その天井片隅に居た小さな蜘蛛がせっせと巣を作っている姿だった。 たんたん、と、コンクリートの階段を両親が登る音を聴きながら、眠りについた。 照明がちかちかと点滅を繰り返し、その光に虫が寄ってきていた。 踊り場から時折見える外は真っ暗で、ただただ闇が深く感じたのを覚えている

          1.生まれと子供時代

          猫又の薬師 壱

          古びた薬箱が並び、薬草独特の匂いが漂う東屋。今は朽ちたかけた家ばかりが並ぶ廃村。 そこに妖怪猫又が営む薬屋があると言う。 ───────── 嘗て薬師であった心優しい人。風土病、流行り病、子供の病。声がかかる度毎日奔走し、薬を煎じていた。 ーーさんの薬はよく効くよ、そうして元気に、笑顔になる姿を見るのがたまらなく好きな瞬間だと、飼い主は笑っていた。 猫はその姿をじっと見ていた。 忙しい毎日だったが充実していたのだと思う。きっと。 度重なる依頼と無理が祟り、過労で倒れた飼

          自分が自分であること。

          哲学みてーだなあ(タイトルが)。 自分は、趣味の一環として配信者、分かりやすく言うなればVtuberというものをしている。 勿論自分の声で話すし、時には歌ったり飲んだり、ゲラになったまま寝転けることもある、そんな猫又アバターの人間である。 以前の語りアカウントでは自分の呼称を僕としていた。 色んな界隈を跨いできているもので、とある界隈での呼称が僕であること、そしてそれが日常でも出そうになるほどに定着していたことにある。配信でも酔ったりテンパったりした時は自分を僕と呼ぶ。 そ

          自分が自分であること。

          この場所と、自分と、過去から現実。

          色々抱えているただの人、という名前でXでポスティングしていたが、場所を引っ越そうと思った次第である。 自分のことを書き始めるとキリがないくらい情報があって、そんなことあんの?というものからそれはあるあるだなあと思うことまで色々、本当に色々ある。 人生とは小説よりも奇なりとはよく言ったもので、こうして記録として残すのも面白いかと思った次第である。 備忘録と言えば聞こえはいいかもしれないが、ただのチラ裏だ。 ただ一人の人間の歩みと現状とほんの少しの愚痴と病みを混ぜたら出来上がっ

          この場所と、自分と、過去から現実。