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幼少期からこれまでの記憶と備忘録

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自分の記憶と記録を綴る場所。 メモ兼用。 物語を作るのが好きだった幼少の記憶を忘れないように。ただの自己満足。評価はいりません。 興味のある人だけ読んでくれたらいいと思っています。
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記事一覧

これは自論だけどね。

愛ほど歪んだ呪いは無いよ。 そんな台詞がある。 有名な漫画、アニメである呪術廻戦、その最強たる五条悟が、自分がどこを見据えるべきか迷っていた乙骨憂太にかけた言葉だ。 大事な人を失いたくないと乙骨が強く願った、そして呪いという強い思念体として存在することを余儀なくされた、里香。 恋愛観では好きと嫌いが表裏な自分には、乙骨の里香への一途さは羨ましくもあり。 男女の友情は成立するかという永遠のテーマ的なものもあるが、自分の答えはYesだと思っている。 自分が経験してきた恋愛

僕から見るいじめとは。2

前回まで書いたのが保育園の頃だったと思う。 それなりっちゃそれなりの、まあまだ可愛いくらいのもの……だと思うが、ここからは小学校時代を語っていく。 そのまま保育園を卒園し、地元の小学校に通うことになった僕は、新しい友達を作ろうと子供心にわくわくしていた。 新しい環境。 新しい人達。 もちろん例のいじめっ子も同じ小学校なので対立することにはなるのだが……まあ……なんというか。 子供ながら、知恵をつけたいじめというのは本当に恐ろしいものだと痛感したし、出る杭はガッツリと打つ。容

僕から見るいじめとは。1

あんまり良いタイトルでは無いが、いじめとは長い付き合いである。保育園~高校まで続いた長き縁だ。 我ながら思う、嫌な縁だ。 多々意見はあるだろうし、規模は大なり小なりいじめにあってきた人は少なからずいるとは思う。 そんな僕の視点からお送りするいじめとは。 出る杭は打たれる、そんなことわざがあるように、何かしら秀でたもの、目立つもの、そんなのを妬ましく思う、羨ましく思う、だから叩く。そんなイメージが強い。 僕自身、褒められたがりの甘ったれた性格で、自分の好きなことには時間を

2.保育園時代

僕は、田舎から田舎に越してきた人間だ。 と言っても、住処が父方の家から母方の家になったと言うだけで。 以前は、家の事情で父の実家と母の実家を行き来していたが、今度からは父も母の実家に完全に住むことになった。 その年は、父方の祖父が老衰で逝去した頃だった。 父方の実家の事情は僕には分からない。ただ、母はたまに面倒くさいと独りごちていた。 田舎の習慣というのは閉鎖的で縛りが強く、土地管理、金銭管理も父が長男だからと丸投げ状態だった。 そんな父も管理が上手い訳ではなく、無くすよりは

1.生まれと子供時代

南の地方、某かの県で生まれた人間が僕である。 とにかく体が弱く、薄着をすればすぐ風邪をひく子供だった。 僕の幼い頃の記憶は、夜間救急からの帰り、ぐったりした僕をおぶった父の背中から見た、田舎の集営住宅の階段、その天井片隅に居た小さな蜘蛛がせっせと巣を作っている姿だった。 たんたん、と、コンクリートの階段を両親が登る音を聴きながら、眠りについた。 照明がちかちかと点滅を繰り返し、その光に虫が寄ってきていた。 踊り場から時折見える外は真っ暗で、ただただ闇が深く感じたのを覚えている