今さらながら『冒険でしょでしょ?』 ホントが嘘に変わる世界で


 はーい、テツガク肯定です。

 今さらながら『冒険でしょでしょ?』という歌を楽しんでいます。

 冒険でしょでしょ? ホントが嘘に変わる世界で

 という大切な歌詞を。
 ずっと私は。

 ホント元祖に変わる世界で

 そんな具合に聴き取っていました。

 宿題しながら、何か作業しながら。

 元祖に変わるってなんだ?

 そう思い続けて。
 ずっと調べるのを忘れていたようです。
 それから何万年も経って、今さら気づいたわけです。

 イェア、全く以てそのとおり。

 素晴らしい、全て間違っていない

 この嘘でつくられた、オール・フィクション・ワールド。
 ファッキン・ブラック・ワールド、デエーブイ・ブラック・ワールド。
 その青く醜いスターダストでは、ホントが嘘に変わり、嘘がホントになる。

 まさに、偽りのファンタージェンってわけです。
 それで、この歌と『ジュラシック・パーク』と『ネバーエンディング・ストーリー』って二つの映画を混ぜた話をします。



 今年は辰年ですが、今では誰も辰、ドラゴンがいるとは信じていない。
 もしかしたら、今ある恐竜の化石ですら、誰かがつくった嘘にされてしまう。

 そうです、恐竜です。
 恐竜がドラゴンではないのなら。
 いったい、何がドラゴンなのでしょうか?

 と、ドラゴンの話は忘れて。
 この恐竜が登場する映画、『ジュラシック・パーク』や『ジュラシック・ワールド』。
 私が1作目の『ジュラシック・パーク』で驚いたのは恐竜のCGではなくて。
 この映画に登場した人達に驚きました。

 まるで、本当に恐竜がそこにいるような。
 そういう演技だったからです。

 今にして思えば、あれは演技ではなくてホントだったのかもしれない。
 撮影後、黒服のスーツマンが来て、ピカッとニューラライズされて。
 あれはCGだと答えるように教育されていたり……。
 
 そう馬鹿げたことを思うくらいです。

 仮にですが、恐竜などいなくて。
 監督さん達の指示で、そこに恐竜がいるような演技をしていた。
 それで、あの映画がホントになったとしたら。

 それは、嘘をホントにしたということです。
 そういう不可思議な怪奇現象。
 偉大なる奇術を人が使えるということは。

 その逆の怪奇現象だって――。
 逆というのは、こういうことです。

 ホントが嘘になる。
 確かにあったものが見えなくなる。

 例えば、世界三大ウサギの一羽。
 我が愛しの相方、愚かなFRウサギも。
 昔はいた、けど今は見事に姿を消した。

 まさに、偉大なるダントンさんの奇術、愚者瞬間移動。

 こんな感じで、アーサー・ペンドラゴンとよき友のドラゴン。
 スピリット・ウォーカー、ローンレンジャーとトントさん。
 キャプテン・ジャック・スパロウ、ダース・シディアス。

 数々のホントを嘘にしてきた。
 そういう臆病者のか弱い独裁者。
 人から力を奪い続ける、哀れな小心者。

 この青く醜いスターダスト。
 地球と言う名のデス・スター(夢の破壊者)。

 人の欺瞞はかくも邪悪なり。
 されど、人の自信はかくも神聖なり。



 正直、冒険とか自由よりも。
 終わらないお茶会がほしい。
 世界三大ウサギの一羽と過ごす一話。

 秘めてる願いを鏡に投げた

 鏡というのは、おそろしいものです。
 今にして思えば、鏡に映るのは自分ではない何かだと気づいています。
 昔は誰かにそれが自分だと教え説かれましたが。
 それは私の答えではありませんでしたし、私の事実でもなかったです。

 『ネバーエンディング・ストーリー』って映画で。
 勇敢なアトレーユが挑んだ試練、真実を映す鏡。
 そこに映る、アトレーユとは対照的で聡明なバスチアン。

 映画では自分の本当の姿を映す鏡。
 見たくもない、信じたくもない姿を映すおそろしい鏡。

 自分はいじめられ、無力で弱い存在。

 そう思っていたいバスチアンにとって。
 もっともおそろしい自分の真の姿は。
 世界を救おうとする勇敢なアトレーユ。

 一見、本当に見える真実ですが。
 今の私にとっては嘘に思えます。
 そして、この私にとっての心の事実、心実は。

 自分はダッチマン。
 この世界に誘拐されたダッチマン。
 自分の心臓、自分の半分を故郷の愛しい人に預けて来たダッチマン。

 オランダ人じゃなくても、彷徨える愚者。
 鏡ではなくて、隣にいる人が自分の半分を持っている。
 私の場合、世界三大ウサギの一羽がその多くを持っている。

 だから、鏡よりもウサギが秘めてる願いを知っている。
 全てお見通し、ハンナ・モンタナみたいに。
 この世界で覗く鏡よりも多くのことが見透かされている。

 そう、この偽りのファンタージェンの終わりを望み。
 故郷へ帰ることを望んでいることもお見通し。


 冒険でしょでしょ? ホントが嘘に変わる世界で

 凄くいい歌です。

 ホントが嘘に変わる世界がホントに帰り。
 嘘に変わったホントが帰ってくる。
 自分の半分を預けた人が帰ってくる。

 ハーイ、ジョージ!

 そんな声が聞こえたら。
 そろそろ、浮かぶ……帰る時間。

 ding-dong帰る、ding-dong帰る。
 ding-dong帰ったら、パーリィータイム。


 つまり、こういうことです。

 この世界はホントが嘘に変わる世界ですから。
 今は嘘のようなITが、本当にペニーワイズになるってことです。

 どうせ確かなペニーワイズにするのなら。
 とびきりワガママでゴージャスに。

 我が愛しの相方、ワガママ・クイーンは。
 涼宮ハルヒさんみたいな量産型ファイブツールプレイヤーではありませんが。
 そのワガママさだけは誰にも並ばず。
 太極拳を練習して、シスの暗黒卿になって、重力だって外せちゃう愚者。
 偉大なるダントンさんの奇術を操り、犯罪界の道化王子を隠し撮りできる。
 東インド貿易会社からはキャプテン・ジャック・スパロウより8ギニー少なく懸賞金をかけられている。

 そういう新たなる希望、ダークサイドの帰還、シスの夜明け的な話。
 ルーニーでルーザーにフーバーな物語の一話目。

 忘れてしまいましょう、こんな世界もこんな国も。
 誰々が脱税したとか、どうでもいい話です。
 滅び行くファンタージェンなど今は昔の話です。



 いつだって10月だし11月だし3月なんだ

 今にないものは全て昔。
 過去も未来もないから。
 二つの世界のいいところ取りしちゃう。
 掟破りの『Best Of Both Worlds』!


 全ては可能だよ

 そう故郷を失ったグリフィンさんから教わったとおりに。
 未来にグリフィンさんの失う前の故郷を瞬間移動させるくらい。
 シスの暗黒卿の愚者なら指パッチンで可能です。
 もちろん、そこにグリフィンさんを送り届けるのも忘れずに。

 マスタング大佐みたいに焔を錬金できませんが。
 嘘に変えられたホントを嘘のように返すことくらい。

 ……と、とにかく!

 いつだってファンタージェンで、デジタルワールドで、ルーザーズ・クラブ。
 誰だって電子の妖精で、迷える恋ヶ窪さんで、嘆きの天使。
 ホントが嘘に変わる世界で、いくらニューラライズされても。
 嘘に変えられたホントは嘘のように返ってくる。
 誰だってブーメランのように返ってくる。


 自分の心臓を預けた誰かが。
 今は見えない昔からITを持ってやってくる。
 そういう夢が何れペニーワイズに。


 それが我がままの最高の魅力。


 それでは、また次の機会にお会いしましょう。










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