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#387 知識は自分のためにある
さて、今日のテーマは「知識は自分のためにある」です。
僕たちは、小学生から始まり、社会人になっても多くのことを勉強しています。
様々な経験が自分たちの学びとなり、僕たちは成長していきます。
その中でも、学校や書籍から学ぶ知識は多く、これを覚えたり学ぶことが一般的に「勉強する」と言われます。
この学生から経験してきた「知識を学ぶ」ということはなんのためにあるんでしょうか?
同僚と話しながら、少しだけ答えが見えたので、そのことについてまとめてみます。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
無知の知
同僚と本の読み合わせをしているときに、
「気がついたら、学生で得たことを無視している自分がいた」
という言葉を聞きました。
この言葉が同僚の口からこぼれた時にハッとしました。
学生の時に得た知識というのは、あくまで勉学のための学びです。
でも、その知識は意外と社会の構図やそこで必要となるであろう知識を反映していることがあります。
学生の時は、
「そんなの当たり前だろ」
「よくわからないな」 など
いろんな感情が湧くものです。
知識を教えてくれた教員の方は、今後必要になることを知った上で、その知識を僕たちに渡していたと思います。
でも、学生の僕にはそのことはわからなかった。
それは社会経験があまりに少なく、学生の僕には、それが本当に必要なことか精査することが難しかったんです。
でも、こうやって社会に出てみて、
「ああ、先生が言っていたことを今考えているな」
と、気がつく瞬間があります。
大事なことは、
「学校で得た知識が、将来の自分に役に立っている」という実感はいつ得られるか?
ということです。
それに気が付けていたのは、本の読み合わせをしていたからで、やはり知識を得ようとする過程で気がつくことができたんだと思います。
知識を得る過程を通して、
社会に出た自分を振り返り、
学生の頃の自分と比較し、
現実を知る
そして、また学ぶ。
そうやって、知識は自分を振り返る機会として登場しているんだと思います。
知識とは自分を知ること
そう考えていくと、
「知識を得る」ということは、
「今の自分を客観的に見る」ということです。
つまり、自分を知ることでもあります。
知識とは頭のなかに詰め込むものではないんです。
知識を知ることによって、
その分野の常識であったり、必要なことを理解することできます。
そして次に頭の中に響くのは、
「自分はそれができているのか?」
ということです。
それは、知識というベースの上に立って、自分自身を振り返っていうことです。
「巨人の肩の上に乗る」
まさにそういう言葉が意味するところですね。
そうやって振り返るからこそ、自分自身の経験か成長に繋げることができるんだと思います。
知識は他者のためではなく、自分のためにある
結果として、それが自分の成長やスキルUPになり、それが他者のためになる。
誰かのための知識ではなく、自分のための知識の習得を。
そう考えれば、今何を学ぶべきか見えてくるのでは?
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
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