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📚名刺代わりの小説10選・今年も自分なりに選考中📚

 名刺代わりの小説10選をどうするか。新年が近づくと、毎年こんなことに悩んでいる。全ての本から10冊に絞るのは大変だ。なので、今回は部門ごとに10冊ずつノミネート作を発表していきたい。

 いきなり小説を分けるのも難しい。今年からは自分がある程度読んできた分野について、部門賞を設置した。具体的には下記の7個である。今後の展開次第では増えていくかもしれない。

1.SF小説部門(国内・海外問わず)10選
2.歴史・時代小説部門10選
3.幻想小説部門10選
4.戦争小説・ノンフィクション部門10選
5.詩的短編・中編小説部門10選
6.総合小説部門(海外文学編)10選
7.総合小説部門(日本文学編)10選

 画像付きの発表結果は、12月31日に公開することとしたい。当日には、各作品の授賞理由や惜しくも選外であった作品についても言及していきたい。その際は少々長くなるかもしれない。

SF小説部門:10選

アーサー・C・クラーク『幼年期の終り』
ニール・スティーブンスン『スノウ・クラッシュ』
グレッグ・イーガン『シルトの梯子はしご
劉慈欣『三体』
スタニスワフ・レム『ソラリス』
アンドレアス・エシュバッハ『NSA』
ウラジミール・ソローキン『青い脂』
小松左京『日本沈没』
伊藤計劃『虐殺器官』
佐藤究『Ank: a mirroring ape』

歴史・時代小説部門:10選

中島敦『李陵りりょう
谷崎潤一郎『少将しょうしょう滋幹しげもとの母』
島崎藤村『夜明け前』
司馬遼太郎『項羽と劉邦』
井上靖『敦煌とんこう
原田マハ『たゆたえども沈まず』
莫言『白檀の刑』
ローラン・ビネ『HHhH』
バルガス・リョサ『楽園への道』
オルハン・パムク『わたしの名は赤』

幻想小説部門:10選

エイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』
フィリップ・K・ディック『ヴァリス』
エドガー・アラン・ポー『赤き死の仮面』
泉鏡花『高野聖』
澁澤龍彦『高丘親王航海記』
円城塔『文字渦』
ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
カフカ『変身』
サルマン・ラシュディ『真夜中の子どもたち』
残雪『突囲表演』

戦争小説・ノンフィクション部門:10選

原民喜『夏の花・心願の国』
梅崎春生『桜島』
太宰治『十二月八日』
小田実『HIROSHIMA』
大岡昇平『レイテ戦記』
開高健『夏の闇』三部作
半藤一利『昭和史』
アーネスト・ヘミングウェイ『日はまた昇る』
カロッサ『ルーマニア日記』
レフ・トルストイ『戦争と平和』

詩的短編・中編小説部門:10選

夏目漱石『夢十夜』
森鷗外『寒山拾得かんざんじっとく
梶井基次郎『檸檬れもん
牧野信一『吊籠つりかごと月光と』
稲垣足穂『黄漠奇聞』
川端康成『抒情歌』
尾崎翠『第七官界彷徨』
トーマス・マン『すげかえられた首』
クラリッセ・リスペクトル『星の時』
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『バベルの図書館』

総合部門・海外文学編:10選

マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』
フョードル・M・ドストエフスキー『悪霊』
レフ・トルストイ『復活』
ハーマン・メルヴィル『白鯨』
トーマス・マン『魔の山』
パール・バック『大地』
トマス・ピンチョン『重力の虹』
ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』
ウィリアム・フォークナー『アブサロム、アブサロム!』

総合部門・日本文学編:10選

三島由紀夫『豊饒ほうじょうの海』
高橋和巳『邪宗門』
埴谷雄高『死霊しれい
大江健三郎『同時代ゲーム』
遠藤周作『深い河』
北杜夫『楡家にれけの人びと』
幸田文『くずれ』(エッセイ)
古井由吉『楽天記』
小川哲『ゲームの王国』
町田康『告白』

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