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シャバアサナと宇宙

ぼくはじっとしているのが苦手なタイプである。
瞑想の時坐っていること。シャバアサナの時、仰向けでじっとしていること。
どちらも苦手だった。

瞑想は坐わりはじめ、呼吸を見たあと、下半身に少し長く意識を置くことで、じっとしていることが出来るようになった。
ぼくが見出だしたシャバアサナを落ち着いてやる方法は、シャバアサナの前にバッタのポーズを行うことだ。
バッタのポーズを十呼吸ほどキープして、それを三回繰り返す。
バッタのポーズで緊張した身体が、シャバアサナで弛緩に向かう。もう、じっとしていられる。全身脱力である。

①足幅は腰幅以上に広げる。
②股関節、膝、足首の緊張を緩め足指先は軽く外側に向ける。
③骨盤は反りすぎないようにニュートラルな状態に。
④両脇にはリンゴ1個分程度のスペースを作る。
⑤左右の手のひらは上向きに。
⑥瞼を閉じ、眼球の動きも止める。
緊張や不安を取り除くには、身体をゆらゆら揺らしたり、しばらく両手をお腹の上に置き呼吸を手のひらで感じる。

シャバアサナ 屍のポーズ
無空のように全てを手放し、
全身をマット、大地に委ねていく。
全ての緊張を取り外し、
まるで死人のようになってみる。
疲労を取り去り、
心のリラックスをもたらす。
身体のうちなる変化に
静かに耳を傾け、
地・水・火・風・空の
五つのエネルギーを全て感じ、
アーユルヴェーダの観点から見ても
ヴァータ・ピッタ・カパ
全てのバランスを整える。
どんどんとマットに、大地に沈んでいく身体は安定した地のエネルギー、
静かながら維持される呼吸は風のエネルギー、
生まれてからずっと燃え続ける火のエネルギーは体温として。
それら全てを明け渡してゆだね、身体への執着や停滞から解放された状態は空のエネルギーに満ちている。
(ヨガのポーズの意味と理論がわかる本 西川真智子著より引用)


全身を弛緩させ、
意識が完全に内側を向いたとき
あなたはそこに宇宙をみるだろう。
細胞一つ一つの躍動。
体液の流れ、電流、氣の流れ。
内臓の動き、腸の中にいる微生物、菌。
内側に在る宇宙を見つめながら、
外側の宇宙に包まれて、一つになる瞬間。


ぼくが四年半ほどヨガを続けてきて、
そんな感じになれたことは、
まだ、数回しかない。
まだまだ、未熟だ。

しかし、そのような世界が在ると知っていることは、自分にとってかけがえのない体験となっている。

毎回毎回、内なる宇宙を感じられるよう自分自身にに集中したい。


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今回もご一読ありがとうございます。
シャバアサナをすると身体も心も自分の状態がよくわかると思います。
大切なのはリラックスすること。
リラックスが本来の自分自身に戻してくれると思います。

思考から離れて内なる宇宙へ‼️


また、ぼくがバッタのポーズについて書いた記事はこちらからお読みください(*^^*)

大変ありがとうございました。

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