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なんか・・・おもてたんと違う。

『(方向音痴なこの私が迷わないための)仕掛けのサインデザイン』について考えることになったので、まずは自分がどうして迷うのか解明していく。

ホグワーツに行くためにハリーポッターが使った9と4分の3番線。
こんなにもワクワクする仕掛け、あのJ.K.ローリングの他に誰が思いつけるって?あぁ、私もいつか行ってみたい。9と4分の3番線(言いたいだけ)。

実際にあったらあったで、私は迷うのでキレ散らかすだろう

世界中誰もがJ.K.ローリングみたいにワクワクして楽しい演出ができるかと言ったら、無論否。でも、「そう仕掛けてやりたい」「誰かをあっと言わせてみたい」なんて言わんばかりのサインデザインが点在していることを私は絶対に見逃しません。

例えば、駐車場から商業施設に入る時に「あれ、入り口はどこだろう」と迷った経験はありませんか(あるって言え)。どうして駐車場って基本的に打ちっぱなしのデザインなんでしょうか。お金の問題なのか。でも、入口までそうしちゃうなんてのは話が別ですよね?まるで従業員用入口の見た目をしたそれは、あの9と4分の3番線ばりに分かりにくい。「商業施設の入口といえば、ガラス張りの自動スライドドアでしょ」と言う私 vs『どう見ても勝手口なデザインの入口』(大敗を記す)。そんな入口に私は全く気がつけないので、長いこと駐車場を徘徊する迷い子と化しました。

おもてたんと違う

確かに、ハリーポッターなどの昔よく見た映画には、本棚の奥に秘密の部屋があったり、綺麗な絵の後ろに金銀財宝が隠されていたり、あの9と4分の3番線が壁の中にあったり、「そうは見えないのに!」っていうワクワクする仕掛けが沢山あったけど。そういうのは私たちの心の中に「え、もしかして」って言う期待感や「そこにどうせあるんでしょ」みたいな一種のデファクトスタンダードがそもそもあったりするからウケるのであって。
『どう見ても勝手口なデザインの入口』は私たちの心の中にあるデファクトスタンダード『ガラス張りの自動スライドドア』からはかけ離れている。「ここはもしかして」っていう期待感は0。何もそそられない、何もワクワクしない仕掛けです。

ワクワク

この『デファクトスタンダードから外れている』という私が迷った原因の1つですが、これはおそらくサインデザイナーの手には余る。何故なら、サイン設計の段階では時すでに遅しなことが多いと思うからです。

なかなかの難題なのですが、やっぱり世の中にJ.K.ローリングもどきが増えることはとても度し難い。そんなサインらがいつか(早めに)ファンタジーな存在となってくれますように。私はそう願ってやみません。





追録 お菓子は世界を救う

It's a Sweet World. 甘いものがなきゃやってられない。今回のお供は『おしゃぶり昆布』。こんな愛らしい見た目なのに、期待の斜め上をいく渋めの旨味。うん、悪くないです。

飼ってあげたい

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