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誰かが言っていた。
嫌なことがあれば、書くと良いと。
嫌なことを書き出すことにより、言葉は他者となり、物事を俯瞰して見られるようになるらしい。
アメリカでは実際にその効果の研究結果が報告され、実証されているのだとか。
思えば、母がそうしていたのを思い出した。私も真似してみよう。
カーソン・マッカラーズ
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カーソン・マッカラーズ
村上春樹訳
『心は孤独な狩人』
訳者村上春樹が翻訳のラスボス作品として取っておいただけあり、心の内面を繊細に描写する表現力と骨太な文体が混在する筆力🖌️の作品に圧倒された。
舞台は1930年代末、恐慌下のアメリカ南部。
貧困による生活苦に喘ぐ人々。
目を逸らしたくなるほどの人種差別。
幼児性愛傾向者。
同性愛傾向もしくは精神疾患のある聾唖の男。
貧困の環境から
『PERFECT DAYS』音楽が物語る世界
「PERFECT DAYS」をやっとの思いで観て
「SWITCH」12月号を少しだけ覗いた。
ヴィム・ヴェンダースの映画は観た後にその残像が心の中に留まり続けてしまうから不思議だ。
『パリ・テキサス』スライドギターの音色。
『ベルリン天使の詩』詩的な語り。
今回は、何と言っても60〜70年代の音楽が素晴らしかった。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
ルー・リード
アニマルズ
パティ・ス
しあわせを呼ぶ「青い鳥」
昨年のアドレス帳を整理していたら、この文言が出てきた。自筆で書き残してあるのだが、全く記憶にない。日付をみれば4月。ちょうどユング心理学研究者・河合隼雄の著作物を読み漁り、自己について調べていた頃と重なる。きっと、そのためにメモしたものだろう。
改めて読み直すと、そこには『青い鳥』のテーマと通底するものがある。メーテルリンクの「幸福論」とも言えるエッセイ。日常の世界と超越的な世界のなかで人間はど
みんなの本棚をつくろう―あなたの○○な1冊を教えてください―
私の職場で「みんなの本棚をつくろう」という企画がある。テーマは3つ。
1.旅にまつわる1冊
2.子供時代に読んだ思い出の1冊
3.イチ推しの1冊
1つのテーマに1冊ずつ自分が推す本を紹介するというもの。
テーマ1つにつき300字までの文字数制限がある。(書誌情報は除く)
私が選んだ名刺代わりの3冊、良かったら覗いてみてください。
1.村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』紀行文集(