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【小説】強盗に花束を 第1話【創作大賞2023応募作品】
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
第1話
「強盗だ。金をだせ」大きなボストンバッグをカウンターに乗せると男の子はそう言った。
僕より少し年下ぐらい。おそらくは未成年。
包丁や拳銃を突き付けられた訳ではない。
それによくドラマで見る、強盗のトレードマークの様な目出し帽をかぶっている訳でもない。
ただただ、中学生くらいの男の子がボストンバッグ
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
第1話
「強盗だ。金をだせ」大きなボストンバッグをカウンターに乗せると男の子はそう言った。
僕より少し年下ぐらい。おそらくは未成年。
包丁や拳銃を突き付けられた訳ではない。
それによくドラマで見る、強盗のトレードマークの様な目出し帽をかぶっている訳でもない。
ただただ、中学生くらいの男の子がボストンバッグ