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乙女の嘆き

徒然なるままに書き綴ります。

深夜1時半。私は電磁波が嫌い。
本当はスマホなんて触りたくない。
体にも心にも悪いってわかってるから。
でも、触っちゃう。
孤独感を紛らすため。
無力感、空虚感でどうしようもない現実から
目を逸らすため。

最近、私はGoogle検索で
「白いワンピース 少女」とか
「ノスタルジック 女の子」とか
ばかり調べてる。

白いワンピースを着た女の子になりたかったなぁ。
白い綿素材のサラッとした涼しいワンピース。
麦わら帽子とサンダル。
そんな格好で、
きらきら輝く夏の海辺を散歩する。
どこかの田舎町。潮風のにおい。
髪は長くてサラ艶。

私はまだ18歳、着ようと思えば着れるんだけど。
似合う自信がない。
まず、私は肌はどちらかというと小麦色なので
白色はなかなか似合う自信がない。
それに、そんなに細くないし、
脚の形も恥ずかしい。
丸顔で、決して小顔ではないし。
白いワンピースに麦わら帽子って、
私にはハードルが高い。

細くて色白の美少女なら似合うと思うけど。
例えば、吉本ばななの『TUGUMI』のつぐみ。
病気がちの儚い美少女。
肌が白くて長い黒髪。
舞台は海辺の田舎町だし、季節は夏。
10代後半の青春物語。
たしか、つぐみ が白いワンピースを着ている描写あったような。

青春の焦燥感。
私は友達も恋人もいない。
通信制高校に通ってて、
毎日いろんなストレスを抱え身体症状としても表れている。
ああ、悔しい。悲しい。切ない。

せっかくの貴重な10代を、
青春の思い出がほとんど無いまま
終えてしまうのだろうか。
自信のある容姿で白いワンピースを着て
海辺を散歩したり、
痩せて可愛くなった容姿で浴衣を着て
好きな人と夏祭りに行ったり、
冬には、チェックの赤いスカートを履いて
好きな人とクリスマスにデートしたり、
新年早々恋人と神社に行って
おみくじを引いたり。

そんな思い出を作りたいのに。

あぁ、10代が過ぎてしまうのが恐ろしい。
10代で青春の喜びを知らないまま
大人になってしまうなんて残念だ。
思い出の少ない大人になるのはなんとなく怖い。

でも、だからといって、
どうすればいい、私は。
毎日、いろんなことを
次々に考えては悩み、
結局、1人が好きだという結論に至って、
自分以外のあらゆるものに嫌悪感を持ち、
気持ちが悪く、
肌を掻きむしる。
毎日、世の中の全てのものに
アレルギー反応が出ているようで
適応できず、
生理的欲求を満たすだけで精一杯。

食べて、寝て、体を洗い、歯磨きするだけ。
人間としての本能、生命力だけが、生きる原動力。

人や社会、自分の未来に希望が持てず、
食欲だけは旺盛なので、
どんどん食べて肥えていく。

現実逃避の毎日。
ネット漬けで脳がどんどん溶けていくような
いやな感覚。
ネットは見るだけだけど。
自分の足跡は残したくないから。

空気のように生きていたいから。
何もしたくないから。
生きている証を残したくないから。
いつでも自然に溶け込めるように、
いつでも人生を終えられるように、
いつでも、まっさらで無でいたいから。

純粋で清らかなものに憧れる。
私にとってその象徴は、
イメージの中の、
白いワンピースを着た少女。

それか、マッチ売りの少女。
美しく温かくも、孤独に、天に召されるような。
世の中の穢れを知らない若い時代に
この世を去るなんて、
物語として、美しいと思う。

薄幸の少女。
クリスマス?大晦日?の晩。
冬の寒さ、ろうそくの灯り。
そんな雰囲気が好きだから
マッチ売りの少女も好き。

クリスマスがもうすぐ。
あぁ、切ない。
18歳、若い時代を
好きな人をつくらず孤独に過ごすなんて。
そもそも、人が信用できない。
人間関係の構築方法がわからない。

人間関係リセット症候群?無になりたい衝動?
これは、どうゆう状態なの。

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