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『アンビュランス』見た直後の雑記を

今日はTOHOシネマズ西新井でマイケル・ベイ監督最新作『アンビュランス』を見てきました。

ズバリね、LAの極悪強盗集団vsLAPD&FBIの超カーチェイスバトル!


元兵士のウィリアムが義兄弟のダニーにお金を借りようとしたら銀行強盗に巻き込まれて、その逃走車両として救急車を使い、加えて救急車の救命士のキャムとウィリアムが撃ってしまった負傷した警官を人質にLA中をLAPDとカーチェイス。

まあ、色々ありえねーことだらけながら圧巻のカーチェイス。カーチェイス中で後部で手術をするとか、極悪強盗集団の大作戦、LAPD&FBIによる狙撃作戦など、カーチェイスアクションだけでなく、タイプ別の派手な見どころがいくつもいくつもある


この映画の面白さはカーチェイス、数々のど派手なアクションもさることながら、ウィリアム、ダニー、キャム、LAPDのリーダー、FBI捜査官、そして極悪強盗集団らの人間模様にめある。それはまるでLAの立体交差点の如く、上へ下へ、過去へ、さらには愛する妻への思いが入り交じる。


それと、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が演じたウィリアムの元兵士というキャラがかなりフル活用されてたかな。元兵士だから、ダニーらの行動に物凄く戸惑い、また運転の上手さや、手術シーンでヘルプが出来るとかあらゆる局面で生かされている。

また、ジェイク・ギレンホールによるダニーも基本的に直ぐにキレるクズ男ながら、ウィリアムとは奥底に幼い日の思い出を秘めているエモーショナルな部分もあって、人物像が奥深く表れている。


女性救命士にもちょっとした過去があるから手術対応もスマホで旧知の医師に聞きながらやったりするムチャっぷりもアクションシーンさながらのハラハラさがあり、あそこは今までにないカーチェイスを生み出したよね。


中盤以降からマイケル・ベイらしい超ド派手アクションがいくつかあり、そこはサーカスの大技のように楽しめる。


いわばね、動く『狼たちの午後』とか、マイケル・マン監督の『コラテラル』のタクシーを救急車に変えてマイケル・ベイ監督がやったらこうなりました、な映画かな。ポスターに「それは、単純な銀行強盗のはずだった」ってあるけど、マイケル・ベイ監督が手掛けたら単純なわけがないのだ(笑)。

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