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野菜の香りを引き出す落合マジック焼酎
焼酎の魅力は多様性と包容力。
多様性で言えば、川上から造り手、伝え手、飲み手の切り口がありますが、造り手蔵元さんの醸す焼酎の多様な豊かさと言えば、落合酒造場さんです。
写真はピーマンですが、大根、かぼちゃ(写真ピーマン後ろ)、しょうが、よもぎ、小松菜などなど。
ちなみに「ぴめんと」とは、スペイン語でピーマンの意です。
多様な焼酎は、ご相談が有れば受けて立つよ!と素材に含まれるでんぷんさえ有れば
江戸時代の製法を再現した芋焼酎「蕃書考」
鹿児島薩摩酒造 明治蔵で販売してます。
昨年2023年やっと念願叶って飲むことが
できました。
薩摩芋を関東一円に広め享保の飢饉以降
人々の命を救った青木昆陽さん。西暦でいえば
1730年代、徳川吉宗の命を受けて中国の農業本
「農政全書」を参考に「蕃書考」を漢文で著しました。
当時伊豆七島にも青木昆陽さんの平易な文章で表現された
マニュアル本(薩摩芋効能書 作り様の伝)と一緒に
薩摩芋が配布
蔵の二枚のポスターにドラマあり
想いの湊。いちき串木野市のポスターを
バックに笑顔の大和桜酒造・杜氏、若松徹幹さん。
創業は嘉永年間、徹幹さんは5代目としてお一人で
芋焼酎を仕込み、蔵の歴史を守り、
柔軟な発想で時代の潮流を取り込み、
徹幹さんスタイルで未来を拓いています。
実はこのポスター、左右が異なります。
お子さんがお一人で写っている絵を撮影をしたあとに、撮影者の方があとでもめないように(笑)お二人揃ったバージョンも撮
東京島酒の造り手オールスターズ
東京島酒GI登録キッオフイベントに
ご参加の東京島酒生産者オールスターズ、
四島7蔵の造り手、皆さんです。
171年前薩摩藩の流人、丹宗庄右衛門さんが
三宅島経由で八丈島へ。時は黒船来航の1853年
のことです。
貴重なお米を一粒も使用せず
麦麹とサツマイモからお酒、焼酎を造る
ノウハウは当時は画期的な革新技術でした。
海を超えて九州に届いた蒸留技術は
八丈島で独自の進化を遂げ、結実します。
ハイボール専用焼酎 宇都酒造
鹿児島県南さつま市加世田。宇都酒造さんの
蔵は水田のど真ん中に位置しています。
この作品、KASEDANMONは
地元加世田産の米で麹をつくり、薩摩芋も
地元産で仕込みます。全て加世田のもの、
オール加世田産という意味合い。
ただ地元産というだけでなく厳選材料で
黄金千貫は減農薬有機栽培、麹米は早場米
金峰コシヒカリを仕込み水は地元の湧水。
この地域ならではのボルドーような重めの
お水は焼酎の
高良酒造の高良武信さん、八幡を醸す四代目。
高良酒造の高良武信さん、八幡を醸す四代目。
遡ること、11年前2013年9月。大好きな八幡の
造り手にお会いできた嬉しい気持ちは今でも
心の引き出しにそっとしまってあります。
高良さんは先祖代々飯倉神社の宮司をお務めのお家柄。八幡の厳かな佇まいからしてうなづけます。焼酎の造りも厳かで丁寧で一次仕込み二次仕込みともに60個の甕にて仕込みます。
仕込み水は見るからに清らかな庭に湧き出る清水を
77の個性を活かし奏でる焼酎造り
田村合名さん社長、桑鶴一良さんは77の和甕(わがめ)を我が子のように大事に取り扱っています。
明治から代々伝わる甕には個性があり、一つ一つ性格がちがい、その多様な個性を集めて一つの味に仕上げていくの面白いと、語ります。多様な個性を集めて最終的に蔵の味に仕立てる仕事はまるでオーケストラの指揮者みたいだな、と。この体験以降純黒を飲むと77の個性を統合して奏でられた音楽のように焼酎を味わえてます。