なぜ英語を学ぶのか?
「英語って何のために勉強するの?」
…このようなことを学生時代に一度は思ったことありませんか?
今も昔も変わらぬ学生達の疑問…。
中学で英語を好きになる→ 高校は英語科系→ 大学は外国語学部…という進路を辿って来た私でさえ
「別に英語なんて好きな人だけ学べばよくね?」と学生時代は思っていました(笑)
しかし、これまでの海外経験や外国人との交流を重ねるうちに、なんとなーく「英語を学ぶ理由」が見えてきました。本記事では、日本人が英語を学ぶ必要性を軽く紹介したいと思います。
英語はみんなの言語である。️
英語=イギリス🇬🇧やアメリカ🇺🇸の言語ってイメージが強いかもしれませんが、実際はネイティブよりもノンネイティブの人口の方が圧倒的に多く、英語が母語でない者同士の交流を可能にする「共通語」として世界中で重要な役割を果たしています。別にアメリカ人🇺🇸やイギリス人🇬🇧のために英語を学ぶ必要はありません。
コミュニケーションが円滑になる!️
英語は世界で1番広く使用されている言語ではありますが、英語を母語とするネイティブ話者はたった4億人程度です。そして、多数派を占める世界中のノンネイティブの英語力は日本人と案外どっこいどっこいです(笑)
そのため、ネイティブらしい完璧な英語ではなく、ごく簡単な英語さえ知っていたら英語を母語としないノンネイティブ同士のコミュニケーションがかなり楽になります。
例えば、東京のバスターミナルで中国人🇨🇳・韓国人🇰🇷の団体客がバスに乗り込む時、「英語は全くわからんわ〜」と話していたバス会社のおじさんでも
「 Five C. Your seat, left side. OK? 」と必死に座席を案内して、全く問題なく通じていました。
たとえ、英語が話せない外国人だとしても「One, two, three」とか「Thank you」とか「Sorry」とか「OK?」くらいは通じるので、コミュニケーションを諦める必要は全くありません!!
和製英語と区別するため。
駅員さんが外国人相手に「セブン ハンドレッド エン、ディス チケット、オッケー?」みたいに対応する光景はよくあること。多少、文法が不正確でカタカナ発音だろうが、ちゃんと通じたらそれは立派な英語です。
しかし、日本にはいくら発音良く話しても全く通じない「和製英語」という厄介なカタカナ語も存在します!
例えば、「コンセント」は英語で「socket / outlet 」で、「ポテト」は「French fries」です。
(※ potato は英語だと「じゃがいも」を意味する)
これらの区別は学校の授業をよく聞いていないと、うっかり間違えやすいものです(笑)
実は英語ではない外来語?
「カタカナ語を並べたら英語通じるじゃん!」
→ いいえ、そんな簡単じゃありません。
確かに、カタカナ語を適当に出せば多少は通じますが、中には英語以外にルーツを持つ言葉も実はかなり混じっています。
(例)
・マロン→ 元はフランス語🇫🇷の「marron」で英語だと「chestnut」
・アルバイト→ 元はドイツ語🇩🇪の「arbeit」で英語だと「part-time job」
学校の授業をよく聞いていないと、このような意外と身近に潜む「外来語」を普通に間違えて使ってしまいます(笑)
日本人同士で英語使ってますよ!
今や街中や仕事で外国人の対応をすることは珍しくありませんが、実は日本人同士でも無意識のうちに英語を使っています!
例えば、コンビニでバイトをしていて、おばあちゃんに「ビターチョコとミルクチョコってどっちが苦いの?」と聞かれたら当然、「ビターチョコですよ〜」と答えます。
ほら!「bitter=苦い 」という英語の知識を無意識に使っていますよ!!
ちなみに、これ私の実体験です(笑)
世界に関心を持つきっかけ!
英語の教科書をよーーく読んでください。実は英語圏のみならず、世界中の国々の文化がたくさん紹介されています!
英語を学ぶ意義とは、言語を身に付けるだけでなく、その過程において普段見聞きすることのない海外の情報に触れること。そして、英語の教科書はなんとも便利で様々な国について一気に学ぶことができます!
さぁ、その教科書で触れた光景が旅番組などテレビで紹介されています。すると、映像化された情報と教科書で見た内容がより強く結び付き、世界に興味を持つきっかけになります。別に英語と関係なくても良いんです!伝統料理でも、スイーツでも、伝統工芸でも、遺跡でも、文化でも何でもOK!
日本とは異なるモノに触れることで、他者を理解する心も養われます。
情報化社会に対応するため。
今の時代、スマホがあればいつでもどこでも世界中の情報を手軽に入手できます。
しかし、日本語で海外ニュースが読めるからと言って安心はできません!なぜなら、日本のメディアが流している海外ニュースなど、所詮は各テレビ局が気に入った内容だけを厳選した数多の情報のほんの一部であり、情報の偏りもまあまあ酷いです。
そのため、少しでも違和感を持った情報に対して英語原文のメディア媒体に目を通し自分でファクトチェックをしなければ、時に切り取り報道に踊らされることになります。
英語力があれば入ってくる「情報の質と量」が全然違います!
日本について学べるため。
外国人と1度でも話すと、あれやこれや日本について聞かれます。しかし、案外うまく答えられません。
例えば…
「寿司っていつからあるの?」
「日本って結局、何の宗教なの?」
「なんで各市町村に伝統料理があるの?」
「ひな祭りって何のためなの?」
「 (わ) と (は) ってなんで同じ音なの?」
「いただきます、ごちそうさまって何?」
「なんで日本の小学生はランドセルなの?」
「なんで日本人は男女別グループに別れるの?」
「先輩・後輩って何?」
「日本語にはなぜ、ひらがな・カタカナ・漢字があるの?」
これらにパッと答えられますか?
おそらく、多くの人は難しいと感じるでしょう。
日本は世界的にも歴史の長い国で、街ごとに食も方言も非常に多様な珍しい国でもあるので、普段から自国について強い関心が無いと外国人からの質問に答えられず、「日本人なのに日本🇯🇵を知らない」という奇妙な現象が起き不思議がられます。
日本語で日本🇯🇵について真面目な質問をすると
「何を言ってんだコイツ?( ゚д゚)ポカーン」みたいな反応をされますが、外国人が相手で英語だと日本について改めて考える良い機会となるでしょう。
外国人から見た日本を知るきっかけ、日本の常識は世界の非常識でもあると気付くきっかけを与えてくれるのは「英語」なんです!!
英語でもマナーは大事だから。
「英語には敬語がありません!」
「外国人はストレートに発言します!」
…これらは、中学時代の英語教師から実際に言われた言葉ですが、全くのデタラメです!
学生諸君、くれぐれも目上の人に
「Can I ask you〜?」とか言っちゃダメだよ(笑)
あと、外国人はストレートに発言する説も嘘です。
実際、アメリカ🇺🇸留学中に毎週のように現地の友人グループから遊びの誘いがあったので、ゆっくりしたい時は「I don't go.」と何度も断っていたら、
「彼は私たちが嫌いなんだわ!」とあらぬ誤解を招いてしまい、「Thanks, but I cannot go this time.」とやんわり断らないと相手を傷付けるよ!…と後に教わりました。。
「本音と建前」や「婉曲表現」は案外、世界共通なので「適切な相手と状況」を考えた英語を学校でちゃんと学びましょう。
英語は偏見を解消する!
「外国人は身体が大きくて怖い」
「青い目が怖い」
「真っ黒な肌=怖そうな人」
「声が大きくて怖い」
「英語がわからないから怖い」
「外国人は何考えてるかわからない」
「別世界の人間」
「日本語は絶対通じなさそう」
外国人のいないド田舎出身の私は幼少期、恥ずかしながらこんなことを思っていました…。
しかし、英語に出会い外国人との交流が増えて、留学など海外も経験していくうちに、自然と外国人に対する恐怖感は無くなり「人種や言葉が違うだけで、結局は同じ人間同士やん!」と気付きました。
もちろん、留学では良い人にも出会えば、差別的な嫌な奴にも出会いました。ですが、よーく考えてみると「〇〇人は〜」というより「個人の育ちの問題」だな…とも感じました。
まぁ、地元のド田舎では未だに外国人に差別意識のある大人も多少はいますが、もし私も高校卒業後にそのまま地元に残っていたら、そんな大人になっていたかもしれない…と思うとゾッとします…。
☆もちろん、英語ができるだけで視野の広い人間になれる訳ではありませんが、英語との出会いは新たな世界を体験させてくれる素晴らしい入口であったと確信しています!!
最後に…
英語ができると…
・言葉の壁が低くなる!
・新たな出会いがあり視野が広がる!
・海外旅行が楽になる!
・趣味で世界中の人と繋がれる!
・海外で働くチャンスも得られる!
・外国人の気持ちがわかり人間力アップ!
まとめると…
英語は新たな世界を切り開くパスポート!
完璧でなくて良い!
あなたらしい英語で、どんな世界が待っているのか? それは、これからのお楽しみです!!
Good luck with your English study!💕
Thank you for reading! See you soon! (。・ω・)ノ゙
(あとがき…)
お久しぶりです。まとまった時間がなかなか取れず、ずっとブログを放置していたら下書き記事が2020年から50記事溜まっていて本記事もその1つです(笑) また少しずつ再開していけたらな…と思うので、いつも読んで下さる皆様、新しく読んで下さる皆様、どうかこれからもよろしくお願いします💦