たつゆき/心が軽くなる言葉

\自分らしく生きられる言葉やエピソード/ 自分と大事な人を大切にする生き方 ▶消防士か…

たつゆき/心が軽くなる言葉

\自分らしく生きられる言葉やエピソード/ 自分と大事な人を大切にする生き方 ▶消防士から講演家に転身、参加者46,000人 ▶24時間テレビ、NHKニュース、日経新聞で紹介

マガジン

  • 脱サラのこと

    消防を辞める数年前から「脱サラ計画」を立て、脱サラ後には講演活動をやっています。脱サラを実行する前は、経済的なことや、新たな仕事への不安などもあり、葛藤がありました。その頃の迷いや悩みと、そして現在の仕事と生活について書いています。

  • Kindle&POD出版

    kindle出版・POD出版についての記事をまとめています。

  • 家族

    いつもたいへんなときに支えてくれる家族という存在について書いています。子育てで悩んだことや、つまの心の病気とのかかわりなど、「自分とこだけじゃないんだ」と思いつつ読んでいただければ幸いです

  • 消防現場体験

    脱サラするまでの32年間の消防士をしていました。救急現場や火災現場、救助現場、火災原因調査などの体験の中で、特に忘れられないショッキングなエピソードや感動したことを書いています。

  • ありがとうを伝えた話

    悲しい救急現場を体験したことがきっかけで、家族に「ありがとう」を伝えてきました。「こんないい歳になった男が」と思いながらも、恥ずかしさを乗り越えてようやく伝えてきました。伝えたことで私にも、伝えた相手にも変化がありました。救急現場のエピソードなどを交えて書いています。

最近の記事

「お母ちゃん、いっぱい愛してるよ」

消防士を30年以上続けたので、火災現場も救急現場もたくさん出動してきた。 消防士を辞めてからもうずいぶん経つが、今でもふいに現場の光景がよみがえることがある。 救急出動は、現場から病院まで関わるだけだが、その短時間で、接したケガ人や病人の人柄、家族との関係性、暮らしぶりが伝わってくることがある。 その人の人生の縮図を垣間見るような思いになった。 「この人を何とか助けてやってください。この人がいなくなったら、私は生きていけないんです!」 そう泣きながら夫の手を握る妻。

    • やりたいことを1ミリもやらずに生きている

      22歳で消防局に就職し、32年間勤務した。 その間、何度も脱サラを考え、夢見た。 20代も、30代も40代も、何度か脱サラ願望をいだき、ようやく決行したのは50代になってからだった。 消防士という職業を、低く見ていたというわけではない。 しかし、業務の重要性と自分の生きがいとは、必ずしも一致するわけではない。 俺は生きているのか?30代だった頃のある日、真夏の暑い昼下がりの勤務日、救助訓練を行った。 恒例行事で、とくに変化があったわけでもない変哲のない一日。 救助側だけ

      • 覚悟なんてまるでなかった

        昨日、坊主頭の中学1年のときから、いっしょにビートルズにハマった友人が我が家に来た。 前回、我が家に来たのが久しぶりだった。 そのときに、がんが再再発し、余命数ヶ月と告げられたと聞いた。 昨日は、抗がん剤治療を受けるかどうか悩んでいると言っていた。 数時間雑談をして帰った。 彼が帰ったあと、気持ちがどんよりとした。 ビートルズのLPレコードを抱えて遊びに来たときの坊主頭の顔 原宿の裏通りのきたないアパートに住んでいた頃の顔 結婚式のときの嬉しそうな顔 いろんな彼の顔が

        • 「子離れしたくない!」を出しました

          思春期の子どもを持つお父さん、お母さんに向けて「子離れしたくない!」という本をKindleから出しました。 「子離れしたくない!」というタイトルを見て、 「何いってんだ、それはおかしいだろ!」と思われる方が多いと思います。 類書があるかと思い、検索してみましたが、子離れするためにはどうすればいいかという本しかありませんでした。 それらの本を何冊か読みましたが、大いに同意できるものがほとんどでした。 私の本も、子どもが思春期になっても、親がべったりと子どもにくっついていて

        「お母ちゃん、いっぱい愛してるよ」

        マガジン

        • 脱サラのこと
          16本
        • Kindle&POD出版
          7本
        • 家族
          15本
        • 消防現場体験
          26本
        • ありがとうを伝えた話
          6本

        記事

          親の心はいつもさみしい

          子どもに対する愛情が深ければ深いほど、子どもが思春期になると、親はだんだんさみしくなります。 ついこの前まで、 「お母さん、お母さん」 とくっついてきて、いっしょにお買い物に行ったり、いっしょにおやつを食べたり、いっしょに笑い合っていたのに。 いつの間にか、そっけなくなって、話しかけても上の空。 ちょっと小言をいったら、すぐに口をとがらせて言い返してくるようになった。 一緒に出かけようと誘っても、友達との約束が優先な上に、部活が忙しくて遊んでもらえなくなった。 何歳に

          親の心はいつもさみしい

          反抗期でも子どもは愛情を受け取っている

          2冊めのKindle出版の内容を何しようかと、ずっと悩んでいました。 1冊書いたらもうあとはネタがないなぁ、などと考えながらの初出版を終えると、もっと書きたいという衝動が抑えられなくなりました。 では、何について書こうか、と考えたのですが、2冊めは子育てをテーマにすることにしました。 幼保園、小~高校の人権参観日の講演で話す機会があるのですが、子どもが中・高校生になると保護者さんの悩みも変わってきます。 「聞いて下さい、うちの子、最近ぜんぜん口をきいてくれないんですよ

          反抗期でも子どもは愛情を受け取っている

          誰か読んでくれるんだろうか?kindle出版の不安と喜び

          このまま書き続けても、誰か読んでくれる人がほんとにいるんだろうか? 初めてのkindle出版の原稿に向かっているとき、何度もそんな不安がよぎりました。 kindle出版に興味があるとか、いずれ出版してみたいという方に、ほんの少しでも参考になればと、私の初出版までの経過を書きたいと思います。 どれを書こうかと消防士時代の現場エピソードを選ぶときも、 エグ過ぎて引かれるんじゃないか 重すぎて読まれないんじゃないか そんなことを何度も考えました。 それまでに書いたnote記

          誰か読んでくれるんだろうか?kindle出版の不安と喜び

          kindle無料キャンペーン初日に感動したこと

          初めてのKindle出版をして、昨日から無料キャンペーンを始めました。 6/1(水)15:59まで無料です。 原稿を書く段階で、 「ほんとに誰か読んでくれるんだろうか?」 と何度も不安になりました。 先輩Kindle作家さんたちの本を読むと多くの方が、 「初出版は力が入りすぎるから、力を抜いて書いた方がいい」 と書かれています。 頭でわかっていても、PCに向かうと力は入りまくりでした。 キャンペーン初日に★5を5ついただきました。 そのうち4名の方がレビューを書いてく

          kindle無料キャンペーン初日に感動したこと

          初電子出版「人生を変える幸せの気づき」

          いろいろ手こずりましたが、ようやく出版に漕ぎつけました。 初Kindle出版です。 消防士時代に出動した殺人現場や、生きることの意味を教えられた救急現場や火災現場での体験を軸に、幸せに気づいていく過程を書きました。 当時のことを思い出しながら書いていると、かなり昔のことなのに、よみがえる情景は鮮明になりました。 タイトルは、 「人生を変える幸せの気づき~消防現場32年間で学んだ本当の幸せとは~」 これが導入部です。 ↓ 5/27(金)16:00~6/1(水)の5日

          初電子出版「人生を変える幸せの気づき」

          デザインセンスのなさに悩んだ過去

          画力とデザイン力とは違う! ということを思い知らされることが、過去に何度もありました。 元美術部だったそもそも、小学生時代、おそろしく勉強しない、できない6年間を過ごしました。 通知表が5段階評価だった頃のことです。 1か2しか並んでいました。 唯一、「5」がひとつありました。 それが「図工」でした。 図画では賞状に加え、盾や商品のぺんてるのクレパスセットなどを頻繁にもらっていました。 高校では、入学するや美術部に入りました。 しかし、入部してみると恐ろしくう

          デザインセンスのなさに悩んだ過去

          ネーミングセンスのなさに苦しんだ過去

          人生には名づける機会って、意外に多いものです。 子どもの名前だけは、お腹にいる早い時期に決めました。 とくに長男の名前は、当時崇拝して読みまくっていた作家 吉行淳之介の「ジュンノスケ」をもらいました。 まさか吉行と同じ喘息になるとは、生まれる前には想像もしませんでしたが。 バンド名が決まらない苦しみ人名以外にも、いろいろと名付ける機会はあります。 バンドを結成した頃には、バンド名を決めるのに何日も費やしました。 既存のバンド名を参考にしようかと思うと、あまりにも振

          ネーミングセンスのなさに苦しんだ過去

          「人生はいつだって完璧」がこの本で腑に落ちる

          自己啓発本を読みふけっていた時期がありました。 脱サラを考え始めた頃です。 書籍の中のポジティブな言葉に、背中を押してもらいたいという気持ちがありました。 しかし、当時の自分の気持ちには、なかなか入ってきませんでした。 やはり、著者の人生を通しての心の中の言葉でなければ、こちらの心の奥底までは響きませんでした。 なかなか「腑に落ちる」まではいたりませんでしたね。 私は、講演の仕事で小~高校に行って話す機会があります。 生徒が対象だったり、保護者が対象だったり、まれに両

          「人生はいつだって完璧」がこの本で腑に落ちる

          kindle出版断念からの一念発起!

          「電子出版をやってみたい!」 と思ったのが昨年末でした。 以前からkindle unlimitedに加入していたので、kindle出版ノウハウ関連本を読み漁りました。 noteでも、たくさんの方がkindle出版されていることにも刺激されました。 「よおし、ガンガン書いていくぞー!」 と、しばらくは鼻息荒くキーボードを叩いていたのですが、書き進めていくうちに、 「ん? 待てよ。同じような内容の本がすでに山ほどあるじゃないか!」 ということに気づいてしまいました。 迷

          kindle出版断念からの一念発起!

          「悲しむ」は「愛しむ」大切な人の永遠の不在

          大切な人が亡くなると、 それまで楽しかった時間や、一緒にいた空間が、 突然、悲しみ色に覆いつくされてしまったような気持になります。 どんなことをしても、その事実を変えることができないことに心を痛め、涙を流します。 悲しい事実を受け止めるには、長い時間がかかります。 コロナ禍になって、死に目にもあえず、悲しい別れをした人がたくさんいると思います。 私の義兄が、今年2月に亡くなりました。 60代でした。 いわゆる突然死といわれる死に方でした。 特に持病があるわけでもないの

          「悲しむ」は「愛しむ」大切な人の永遠の不在

          Kindle本書こうと思いたってもう5ヶ月が経過していた

          最後にnote記事を投稿してから、もう4ヶ月たっていました! と言いましても、まだ原稿は完成しておりません。 なんてことだ!! わたくしはいったい何をやってきたのだ!! と、自己肯定感がめっきりと減衰する気配を、自ら感じるわけです。 「Kindle出版をしてみよう!」 と思い立ってから、まずはKindle出版本をKindle Unlimitedで次から次へと読み漁りました。 いろいろと参考にしつつ文章制作を続けました。 読者のニーズとか売れるジャンルとか考えながら書い

          Kindle本書こうと思いたってもう5ヶ月が経過していた

          ガッツ石松に相談した後輩 辰吉と戦った男

          仕事を辞める決断をすることは、誰にとっても容易なことではありません。 私が消防局を早期退職する決断をするのにも、数年悩みました。 田舎で生活しているので、都会でも難しい転職は、こちらではさらに困難を極めます。 そんな状況で公務員という安定した職業を捨てることは、こちらの住民に言わせると 「アホやのぉ」 ということになります。 それでも人それぞれいろんな理由で退職願望が芽生えます。 私が脱サラを目論んでいた頃に、同じように悩んでいた後輩がいました。 若き日にプロボクサーを

          ガッツ石松に相談した後輩 辰吉と戦った男