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誰か読んでくれるんだろうか?kindle出版の不安と喜び

このまま書き続けても、誰か読んでくれる人がほんとにいるんだろうか?

初めてのkindle出版の原稿に向かっているとき、何度もそんな不安がよぎりました。

kindle出版に興味があるとか、いずれ出版してみたいという方に、ほんの少しでも参考になればと、私の初出版までの経過を書きたいと思います。

どれを書こうかと消防士時代の現場エピソードを選ぶときも、
エグ過ぎて引かれるんじゃないか
重すぎて読まれないんじゃないか

そんなことを何度も考えました。

それまでに書いたnote記事を読み返し、それぞれのエピソードの概要を並べて考えました。

そもそも消防士の体験そのものに需要があるのかな?
そんな疑問はずっと以前からありました。

消防士の体験談なんてつまんねえよ!とコメントが


ずいぶん前にアメブロをやっていました。
少しずつ消防士時代の体験を書いていました。

ある日、コメント欄を見たら、
「消防士の体験なんて珍しくもないし、つまんねえよ!」
と一行だけ書かれていました。

ほかの人のコメントと、当然おなじフォントで表示されているはずなのに、その一行だけ悪意に満ちたフォントが並んでいるように見えました。

Amazonで「消防」を検索しても、漫画以外は、消防設備士試験の問題集、消防法令関係ばかりでした。

消防という職業自体がありふれていて、もの珍しさという点でも、あまり興味をひくものではないのかもしれないと思いました。

総務省消防庁のサイトをみると、
消防職員約16万人、消防団員約83万人
とありました。

全国で現役の消防関係者は100万人いるということがわかりました。

OBの人数を加えたら、さらにすごい人数になるわけです。
現場に出動しない部署の職員がいるにしても、そうとうな人数であることは間違いありません。

近所の人や、同級生に1人や2人くらい消防関係者がいてもおかしくありません。

「そうか、それくらい珍しくもないのか」
と思いました。

結局、アメブロはやめてしまいました。

しかし、講演依頼では、
「消防士時代の体験を盛り込んでください」
という要望がほとんどでした。

講演では、単に現場のエピソードを話すだけではありません。

私自身がどんな感情になり、どんなふうに考え方が変わったか、生き方が変わったかについて話しています。

kindle出版に関しては、
リスクがあるわけじゃないから、まずは出してみよう!
と結論づけて、PCに向かいました。

そもそも読書好きだし、書くことも大好きなので、やらずに後悔はしたくないと思ったのです。

この文章どうやって整理すればいいんだろう?


書きだしてからひと月、ふた月、
けっきょく3ヶ月が経過しました。

noteに書いてきた記事に加え、あらたに別のエピソードも文章にしました。

ところが、note記事自体が一話完結なので、一冊の本にまとめたつもりでも、エピソードそれぞれの分量は不揃い、全体の流れも濁流状態でした。

これって読み物の体をなしているのかなぁ?
そうなると疑心暗鬼です。

noteを始める前に読んだ「note初心者入門ガイド」、kindle出版について調べたときに読んだ「Kindle出版はセオリーに従うな!」などの著者 カーボさんのnoteを見ていたら「仕事依頼」のページがあることに気づきました。

これが運命の分かれ道でした。

すぐにカーボさんに連絡を入れました。
返信をいただいて、自分の判断が大正解だと確信しました。

Lineの文面でお人柄のよさが伝わってきました。
これはおべんちゃらではありません。

予断になりますが、
ここまで齢を重ね、パソコン通信NIFTY SERVEやPC-VANでいくつかのフォーラム、SIGで活動し、Mixiでもいくつかのフォーラムを主催した過去があるので、文字列で人を見る目はあるつもりです。
(それにしても古過ぎ! とツッコまれそうですが)


最初は、kindle出版と同時にペーパーバック化を考えていたので、多めにエピソードも入れて長文にしていました。

そのせいでよけいに読みづらいものになっていました。
そこをすぐに指摘していただきました。

kindle出版以外のこともたくさんアドバイスをいただきました。

自分で調べられることや、やれることは自分でやるように心がけていましたが、それでも初めての挑戦なので書籍やnoteの情報だけではわからないこともたくさんありました。

間違いなく超多忙なはずなのに、手厚いサポートで、ほんとにあの料金でここまでやっていただけることに恐縮し続けています。

一人でやろうとしていたら、煩悶してばかりで進んでいなかったと思います。
客観的視点でのアドバイスが得られるかどうかは、自己プロデュース力のない私には重要なポイントでした。

これからkindle出版をと考えておられる方、すでに出版した方もさらにいいものを作りたいとお考えの方にはお勧めします。

もう一人、著作を愛読していて、この方なら間違いないと思う人がいらっしゃいます。

ミツさんです。

おしみなく情報や知識・経験を伝える書籍やnote記事を拝読していて、kindle出版に対する経験値の高さ、情熱の強さ、真摯な姿勢を感じます。

いずれ近いうちに、お二人ともさらに多忙を極められて、サポートをお願いすることも困難になる可能性大です。

思い立った今がチャンスです!

表紙は迷わずプロに依頼した


「とにかく表紙だけはプロにまかせなさい!」
と、ほとんどのkindle作家さんが書かれています。

カーボさんのご紹介で みっつさんにお願いして、希望以上の表紙デザインを作っていただきました。

あとで知ったのですが、今まで愛読してきた多くのkindle本の表紙を担当されていました。

本を読んでくれた友人が電話で、
「読んだよ。表紙がよかったね。内容とすごくあっていていい表紙だった」
と言ってくれました。

「内容は褒めてくれんのかい!」
とツッコみましたが。

ひとりでやっていたらと思うとゾッとする

おかげさまで無料キャンペーン期間(6/1 15:59までです)にAmazon 売れ筋ランキング3ジャンルで1位になりました。

たくさんの評価、レビューもいただきました。

これもnote記事経由で読んでいただいたり、紹介していただいたりしたおかげです。

そしてTwitterで多くのkindle作家さんと繋がれたことが大きいと思っています。

そもそもTwitterのアカウントは数年前にとったものの、苦手意識が強くてずっと放置状態でした。

カーボさんから「kindle出版するならTwitterはやっておいた方がいいですよ」とアドバイスをいただき、やり始めたのは5月4日でした。

その時のフォロワーさんは、リアルな友人がほとんどの20人。
今もまだ少ないですが。(なので、ぜひよろしくお願いします!)

たくさんのkindle作家さんに拙作を紹介していただきました。

そもそも検索エンジンにひっかかっても興味をそそられるようなテーマではないので、それがなかったら広大なAmazonフィールドの片隅でひっそりとただ存在するだけだったと思います。

noteでもやりとりさせていただいていた 大先輩作家の そいさんとTwitterでもやりとりできたのも心強かったですね。

一冊出せたらいいや、という気持ちから2冊目も書きたいと思うようになりました.

そのためにもnoteとTwitter、どっちもやって行こうと思います。

先輩作家さんたちとは、まだまだぜんぜん比べようもない既読数だとは思いますが、一人でやっていたらと思うと・・・この真夏日になりそうな気候でも震えが止まらなくなります。

もしサポートしていただけたら、さらなる精進のためのエネルギーとさせていただきたいと思います!!