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「子離れしたくない!」を出しました

思春期の子どもを持つお父さん、お母さんに向けて「子離れしたくない!」という本をKindleから出しました。

「子離れしたくない!」というタイトルを見て、
「何いってんだ、それはおかしいだろ!」と思われる方が多いと思います。

類書があるかと思い、検索してみましたが、子離れするためにはどうすればいいかという本しかありませんでした。
それらの本を何冊か読みましたが、大いに同意できるものがほとんどでした。

私の本も、子どもが思春期になっても、親がべったりと子どもにくっついていてもいいですよ、なんて内容ではありません。

子どもと依存し合いましょうね、なんてことではなく、ともに成長し合いましょうと、実は真逆なことを書いています。

親は、子どもが何歳になろうと可愛いものです。
子どもが成人して社会人になっても、結婚して家庭を持っても心配します。

その気持は、誰に遠慮することもなく、誰からも非難されるべきものでもありません。

それなのに、子どもを可愛く思う気持ちや、心配する気持ちが強いと、
「自分は、いつまでも子離れできないダメな親じゃないだろうか」
と無意識に自分を責めている親が、すごく多いのです。

そのことに気づいたのは、小学校、中学校、高校の保護者を対象の講演をしていたからです。

講演の内容も、我が家の子育てのことも含めて、家族関係の話や、前職の消防士時代に活動した現場でのエピソードなども話しています。

息子たちには内緒で、彼らへの思いを歌にした曲を歌うときは、スクリーンに彼らの映像も映し出します。

お涙頂戴の曲ではなく、笑いも起こるのですが、講演参加者さんの多くが感情移入してくださり、歌が終わる頃にはハンカチで涙を拭いています。

そんな講演が終わったあとは、次々に話しかけてこられるのです。

「うちの子、最近はめったに口を聞いてくれなくて、寂しいんです」
そういって涙を流す人もいました。

「来年になると、進学でうちを出るんです。とことん応援する気なんですが、寂しいんです。親がもっとしっかりしないといけないんでしょうけど」
と涙目で話す人もいました。

そんな感情が、恥ずかしい感情であるはずもなく、むしろ尊いものだと思いながら聞いていました。

実は、私自身がそんな思いを持って、成長していく子どもたちを見ていたからなんです。

子どもの思春期は、親がさらに成長していく時期でもあります。

「子育ては親育ち」

お父さん、お母さんを応援するために書きました。

出版サポートをしていただいた カーボさんに紹介していただきました。

今回も、表紙は迷うことなく みっつさんにお願いしました。

もしよろしかったらご一読ください。


もしサポートしていただけたら、さらなる精進のためのエネルギーとさせていただきたいと思います!!