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新SNSの台頭はいかに?
column vol.1062
今月初め、彗星の如く登場したMetaの新SNS「Threads(スレッズ)」ですが、フォーブスジャパンの記事によると、早速ユーザー離れも進んでいるようです…(汗)
〈Forbes JAPAN / 2023年7月18日〉
ローンチ当初は史上最速で1億ダウンロードを突破し、マーク・ザッカーバーグさんもThreads内で喜びを爆発させていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1689754779637-kdEFo223MC.png?width=800)
…しかし7月15日、ニュースサイトの「Axios」が調査会社「Sensor Tower」のデータを引用し、ThreadsのDAU(デイリー・アクティブ・ユーザー数)が、わずか数日で20%減少したことを報道。
アプリの利用時間も20分から10分へと、ほぼ半減しているそうです…
ということで、Threadsの改めて特徴と、他にも注目のSNSを2つご紹介したいと思います!
Threadsの特徴とは?
Threadsの特徴を語る前に、マイクロブログ(短文投稿)型プラットフォームで話題に上げたいのが「Bluesky(ブルースカイ)」です。
こちらは、2020年12月にローンチしたSNSですが、Twitterの元CEOであるジャック・ドーシーさんが立ち上げたことで一躍有名になりました。
このTwitter、Threads、Blueskyの3つのアプリの特徴を、「ITmedia Mobile」が非常に分かりやすい表でまとめてくれているので共有させていただきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1689755744144-JvZZyKtyTd.jpg?width=800)
まず、パッと見の機能で言うと、Twitterが一番万能型であることが分かりますね。
基本的には何でもできる。
そこで、Threadsの特徴という話に戻りますと、やはり500文字という文字数と、写真が10点まで載せられるということは改めて注目したいところです。
やはり、Twitterの140文字はまさにつぶやき。
気軽に投稿できる分、説明足らずだったり、ぶっきらぼうなコメントになりやすいので…、そうしたことがちょっとした衝突の原因になってしまう場合もあります…
最近では、著名人は理論を強化するために有料の「Twitter Blue」に加入し、長文で語る方もいますが、この文字数というのは、私たちが想像する以上にプラットフォーム(表現)の色を決めるのではないかと感じてしまうのです。
また、Instagramをやっているユーザーからすると、アカウント情報をThreadsにつなげることもでき、すでにインスタでフォローしている人をそのままフォローできるので便利です。
が!
インスタをやっていない人からすると、う〜ん…という感じだと思いますので、ここは賛否が分かれるところ…
また、知人がThreadsがお気に召さなかったのでアプリを削除すると、自動的にインスタも削除されてしまい、その人はかなりインスタのフォロワーが多かっただけに、相当怒っていました、、、
…ちなみに、Instagram同様、自分に返信可能な人の管理やミュートワードの設定などは可能。
他の人からの「いいね!」を非表示にすることもできるので、心理的安全性は高いと言えるのではないでしょうか。
Threadsの特徴とは?
続いてBlueskyの特徴について整理したいと思います。
やはり、何と言っても「分散型SNS」であることではないでしょうか。
TwitterやFacebookが、サービス提供企業のサーバをユーザーが使うのに対し、分散型SNSでは、特定のサーバに依存せず、ユーザーが自由にインスタンス(サーバ)を選べます。
登録後に別のインスタンスへ引っ越ししたかったら、もとのアカウントで投稿したもの、フォロー&フォロワーなどはそのまま引き継げるので、自分でインスタンスを立てて移行するという方法を取ることもできます。
(デフォルトのインスタンスは「bsky.social」)
このことからも分かるように、中央集権型のTwitterなどに対して、「非中央集権型」「脱中央集権型」と呼ばれるのはそのためです。
この分散型SNSといえば、ドイツのオイゲン・ロホコが開発した「Mastodon(マストドン)」も有名。
Blueskyは今現在は、まだプライベートβ版での運用となっており、招待コードを受け取った人のみが登録、利用できるサービスとなっております。
ということで、現状は2つのアプリに比べてクローズドコミュニティというですね。
他にも、リストやサークルの作成はできませんが、「マイフィード」機能により、自分が見たいと思うコンテンツだけを見るよう制御することができます。
執筆時点で、マイフィードで選べるフィードの数は50種類。
アート、園芸、猫、コミックなどがあります。
今後、サードパーティー(第三者)が独自のフィードを作り、それをユーザーが検索できるようになるとのことです。
そして最後に押さえておきたいのが、非公開アカウントを作成することはできないこと。
どのユーザーからも会話を見られている可能性があることを頭に留めておきたいところです😊
インスタに対抗?注目株の「Retro」
ちなみにTwitterに対抗してローンチされたThreadsですが、逆にInstagramに対抗(?)して生まれた写真投稿型アプリも続々と誕生しております。
その1つが「BeReal」。
こちらはちょこちょこ私の記事で紹介させていただいております。
ちなみに上記【次のSNSの注目株とは?】という記事では、さまざまなSNSを取り上げておりますので、そちらも併せてご覧いただけると幸いです😊
そして、最近の注目株が「Retro」です。
〈Wired / 2023年7月15日〉
「Instagramに似ている」と言われているアプリですが、それもそのはず、開発した「Lone Palm Labs」の共同代表の2人はMeta出身。
CEOのネイサン・シャーさんは「Instagramストーリーズ」やFacebookのマッチング機能「Facebook Dating」「FacebookGroups」などのMetaのサービスを手掛ける製品管理責任者を担当。
もう一人の共同創業者で最高技術責任者(CTO)を務めるライアン・オルソンさんは、Instagramのエンジニアリング責任者およびエンジニアリングマネージャーを7年近く務めていたのです。
そんなお二人が目指した「Retro」はどんなアプリなのか?
まず、特徴的なのは非公開アカウントであることが前提であること。
つまり、ユーザーをフォローするには申請(そして最終的には相互フォロー)しなければなりません。
また、他の人の写真を閲覧するためにユーザーはまずは自分自身が投稿することが求められます。
その後、アルバムに投稿された写真は週ごとにグループ分けされるのですが、4週間前より前の投稿(グループ)にはどれも鍵がかけられ、友達は “鍵” がないと閲覧できない。
要するに、かなりのクローズドプラットフォームなのです。
狙いとしては、Instagramがインフルエンサーなど何か特別な人の輝かしい日々の瞬間を楽しむなのだとしたら、Retroはより家族や友人など、等身大で親密な関係をつないでいくというもの。
BeRealもそうですが、「SNS疲れ」をする人たちも一定数いる中、そうした人たちが気軽に楽しめるオンラインコミュニケーションの一端を担っていきたいという意思を感じることができますね。
そんな想いを共同代表のお二人はこのように表現しております。
Instagramは、プロがダンスパフォーマンスを披露する場になっているが、私たちの多くは、結婚式で友達と息抜き程度に踊るくらいが良い。
何となく、双方の使い分けを感じていただけたでしょうか?
ということで、さまざまな新SNSが虎視眈々と天下を狙っています。
一方で、個人的には、ちょっとenoughという感じもします…(汗)
最近は、「発信するもの」「見るもの」「やめるもの」の仕分けをするようになりました。
もちろん、noteはトップオブトップです(笑)
ということで、ぜひぜひ今後とも何卒よろしくお願いいたします🙇
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