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クセがスゴい

column vol.1265

本日のタイトルは千鳥ノブさんツッコミをお借りしましたが、成熟化したマーケットにおいて「強い個性」が求められます。

それは時に「クセスゴ」と感じる商品サービスもある。

今日はそんな失敗を恐れずに挑戦をしている興味深い事例をご紹介いたします。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ😊


「無糖×ノンカフェイン」の新たな一手

まずはクセスゴトレンドになりつつある事例からご紹介させていただきます。

今、飲料業界でルイボスティー存在感が増しているという話をご存知でしょうか?

〈食品新聞 / 2024年8月4日〉

無糖茶飲料の中で、緑茶や麦茶などと比べると市場規模は極めて小さいものの、各社で好調な動きが見られるほか、商品数増加傾向にあるのです。

無糖・ノンカフェインでありつつ、美肌・むくみ改善・便秘解消・安眠効果などの効果も期待できる。

一方、少しクセの強い味が敬遠されていました。

ところが、サントリー食品インターナショナル「GREEN DA・KA・RA やさしいルイボス」

「やさしく、すっきりして飲みやすそう」

と、ゴクゴク飲めるルイボスティーのイメージに変えることに成功。

初年度の2023年販売数量100万ケースを突破し、ヒットとなりました。

伊藤園のルイボスティー飲料「ヘルシールイボスティー」も2023年10月以降、好調に推移。  

前期(4月期)販売金額は前年比2.8%増という結果となり、24年に入っても好調に推移しています。

最近は「味がしない」という理由で水を飲むことが苦手という子どもも増えているそうです。

〈CHANTO WEB / 2024年7月18日〉

そんな中、無糖・ノンカフェインであるということは親御さんからすると、嬉しいところではないでしょうか😊

麦茶のように、子どもたちにとっても夏の定番になりそうですね。

(ちなみに、すでに我が家ではルイボスティーが夏の主役となっております〜)

驚きの“透明すぎる料理”

飲みものの次は食べ物の話題です。

今、“透明すぎる料理” ということで注目を集めているレシピがあります。

150年以上の歴史を持つ調味料メーカー「株式会社フンドーダイ」は昨年、常識を覆す「透明醤油」を使った「透明すぎる CLEAR FOOD & SWEETS(クリア フード&スイーツ)」を制作。

そして今年は、より家庭での楽しみを提供しようと、“透明料理” をコースに仕立てた「透明すぎる 料理店」を開催し、その透明すぎるメニューのレシピを公開しました。

〈TABI LABO / 2024年8月2日〉

©株式会社フンドーダイ

写真は、透明すぎる「トマトのカプレーゼ」

他にも、透明すぎる「冷たいコーンポタージュ」、透明すぎる「ホタテ貝柱のクリアキューブ」透明すぎる「トリュフ風味のカルボナーラ」があります。

そして、極め付けはスイーツ

透明すぎる「プリン」透明すぎる「ポテトチップス 透明醤油味」の写真がこちらです。

透明すぎる「プリン」©株式会社フンドーダイ
透明すぎる「ポテトチップス 透明醤油味」©株式会社フンドーダイ

ポテトチップスの方は言われてもどこがどうポテトチップスか分かりません

しかも、透明醤油味

もはや、誰もがどう見ても見た目ではどんなお菓子が特定できないでしょう…

これぞ “クセの極み”

…つい、ハマカーン・浜谷健司さんのツッコミ「ゲスの極み」をアレンジしてしまいましたが、これは驚くべき食の誕生です…!

でも、涼やかで夏らしくて良いですね〜

レシピ下記Googleドライブからダウンロードできるので、つくってみたい方はぜひトライしてみてくださいませ。

「透明すぎる 料理店」メニュー(レシピ)

(上記の写真のように、ファイルから6つのレシピpngデータがダウンロードできます)

ビジネス人が通うビジネス書のない本屋

私のnoteアカウントが主にビジネスパーソン向けということもありますので、最後は「仕事」に関する事例で締め括りたいと思います。

ビジネスパーソンに学びを提供してくれるのがであり、本屋ですが、最近注目の “悩めるリーダーが集まるお店” があります。

それは、JR西武新宿線・下落合駅から徒歩5分の場所にある空葉堂くうようどう書店」

「悩めるリーダーが集まる」というので、選び抜かれたビジネス書が揃っていると思いきや、何と!

ビジネス書は置いていないというのです…(驚)

〈BUSINESS INSIDER JAPAN / 2024年7月30日〉

ビジネス書を置いていないのに、悩めるリーダーが集まる。

無理問答のようなクセスゴ書店です…

代わりに置かれているのは、哲学組織論情報・メディアなどの人文書

人文書を扱う理由は、「自律分散型チームの実践研究」という選書コンセプトが関わっています。

実は、店主の後藤恭子さんと、小寺康史さんは、ファシリテーターの育成者というもう1つの顔を持っています。

企業などで、ファシリテーションと呼ばれる、組織内での意思決定を円滑に進める「場の設計」について教育

「個人と集団のそれぞれの成長が両立する」方法

を教えているのです。

哲学から当たり前の根本を見つめながらも、社会学・心理学から、チームとしての関係性も重視する必要がある。さらに、政治学歴史から外の世界にも目を向けることで、社会情勢やその背景を把握することも大切。

こうした考えで多角的に学び、身につけ、自身のリーダーとして導く力を磨いていく

簡単に答えを求めない、試行錯誤の学習ができるというわけです。

最初はクセスゴ書店と思いましたが、知れば知るほど理に適ったコンセプト

非常に行ってみたいのですが、営業は水曜日から金曜日の週3日、15時から20時までなので、平日だとなかなか下落合には行けません…

もし近くに仕事で行く機会があれば、ぜひ立ち寄りたいと思います😊

〜ということで、本日は成熟市場の中で差異力を磨くためのヒントをお届けさせていただきました。

当社でも他のマーケティング会社にはない価値を築いていきたいと思います〜

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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