副業は地方に鉱脈
column vol.1231
ミドル世代は特に、次の成長のために副業をした方が良いと聞きます。
…ただ、副業といっても幅広く、どんな風にトライしていくのが良いかと悩んでいる方も多いでしょう。
そんな中、注目されているのが「ふるさと副業」です。
ふるさと副業とは、地域の農業や観光産業などに取り組むこと。
単にお金や経験を得るだけではなく、地域経済の活性化に寄与することができるわけです。
そんな地方での副業のカタチを本日はご紹介したいと思います。
「ふるさと副業」人気上昇中
株式会社パーソル総合研究所が昨年、副業についての意識調査を行っているのですが、ちょっとした地方熱を感じることができます。
まず、調査結果から
ということが分かりました。
〈パーソル総合研究所 / Webサイト〉
さらに、都市圏居住の副業意向者における地方副業の関心度を見たところ
と回答。
地方出身の副業意向者における「ふるさと副業」の関心度をみたところ
ということでした。
つまり、働く側も、受け入れる側も、それなりのニーズはあるというわけです。
そんなふるさと副業ですが、リクルートの「サンカク」ではその募集情報が多く集まっています。
〈zakzak by 夕刊フジ / 2024年6月20日〉
同社のグループ責任者、古賀敏幹さんは
と、ミドル世代の需要の高さを語っていらっしゃいます。
実際、例えば「経営層の人事周りの相談役」や「法人顧客向けの営業戦略の立案」などにヒキがあるようです。
そうした業務で月5万くらい稼ぐ。
私も傾聴力を磨いてやりたいぐらいです〜😊
鳥取の「週一副社長」
とはいえ、副社長をやっているうちは自社に一途でいようとは思っています。
ただ「副社長」といえば、大人気なのが鳥取県で行われている「週一副社長」というプロジェクトです。
こちらは3年前、【地方から「新しいビジネス」の風】で既に取り上げさせていただいておりますが
年間応募者は、な、な、何と、3000人にも上ります。
〈日テレNEWS / 2023年9月20日〉
鳥取といえば、全国で人口が最も少ない県。
人財が足りない、でも正社員を雇うのは難しいという課題から、この企画はスタートしたのです。
県外から募集を募り、採用された方は週に1回程度、リモートでミーティングをしながら業務にあたります。
報酬は月3万円~5万円。
しかも、ユニークなのは金銭を受け取る副業がNGの場合は、カニやナシといった特産品を貰うパターンもあるそうです。
採用者数は、2019年~2023年7月の4年間で755人(469社)。
年間応募者数3000人に対して、なかなかの狭き門ですね…
筑波大学准教授の落合陽一さんは
とコメント。
気になった方は、次の募集を見逃さないよう、ぜひ鳥取県のWebサイトを小まめにチェックしてみてくださいませ。
〈鳥取県 / Webサイト〉
地方で利益2000万円に
地方で副業を始め、いずれはフリーランスに。
そんな筋道を感じさせてくれるのが、ひらり宣伝社代表、小宮絵美さんが執筆した書籍『自宅で年収1000万円 「ひとり代理店」で稼ぐ 新しい起業の教科書』です。
〈THE GOLD ONLINE / 2024年6月14日〉
小宮さんは、地方で仕事を請け負うメリットについて、このように仰っています。
なるほど、なるほど〜
など、その人の良いところが出れば、噂が広がり、数珠繋ぎに仕事が増えていく可能性が高いそうです。
売上・利益についても、人口45万人ほどの広島県福山市にある広告代理店での仕事では、福山市と近隣の地方のお客さんで売上げの99%をあげていらっしゃったようで、2,000万円ほどの利益を一人で出すことができたとのこと。
まぁ、誰もが簡単にというわけにはいかないとは思いますが、小宮さんのノウハウを知りたい方は、ぜひ上記書籍をご覧いただければ幸いです😊
〜というわけで、本日は「地方での副業」をテーマに、事例をご紹介して参りました。
次の成長のためにトライするならば、地方活性にもつながる方が良いと考える人は多くいます。
本業以外の収入が気になる方は、週一副社長の事例のような返礼品をゲットできる仕事から始めてみてはいかがでしょうか?
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
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