見出し画像

AIが「頭」と「心」の間を埋める

vol.99

昨日、AIによるアルバイトのマッチングサービスについてお話しさせていただきましたが

最近、AIによる「福利厚生」のマッチングも登場しているみたいです。

〈ASCII START UP / 2024年5月23日〉

アスキーで紹介しているのは、株式会社HQが手がける「カフェテリアHQ」という次世代福利厚生プラットフォーム。

AIを用いて社員一人ひとりに最適化した支援を届けるというものです。

同社のWebサイトを見てみると、子育て支援、学習促進、健康促進、コミュニケーション促進、メンタルヘルスなどなど、様々なカテゴリーを網羅しています。

当社でも当然福利厚生を用意していますが、どんな内容を採用するかは、ある程度、多数決で決まってしまいます…

つまり、みんなが必要とする福利厚生ってなかなか難しい

実際、厚生労働省などの調査によると、「自社の福利厚生に満足している」と答えた人は4分の1程度だったとのこと。

そして、経営陣の82.6%は「福利厚生が人的資本経営の投資になっていない」と答えており、福利厚生は形骸化しているのが現状なのです。

そうした中、多様な選択肢の中から選べるというのは社員にとっては嬉しいでしょうし、さらにAIが自分に最適なものを提案してくれるから、探す手間も省ける。

面白いサービスだなぁと思いつつ、このAIによる提案について、もう少し深掘りしたいと思います。

昨日のアルバイトのマッチングもそうですが、確かにAIが最適なものを提案してくれることも魅力的ですが

それとは別に “最適じゃない” ものを提案してくれるところも良いのではないかと感じているのです。

最近、自分の中で方向性が定まっていない時ほどchatGPTを活用したくなります。

何となくふわふわと「こんな感じかな?」ぐらいの時

こういう場合、いくら提案してもらっても、何かしっくりこない時があります。

大抵こうしたケースでは、自分の方向性が間違っているパターンが多いわけです。

こうして提案されたものに反応するうちに、自分の考え固まっていく

また、頭で考えていることと、心で思っていること違う時も同じです。

例えば、リスキリングしたいと考え、学ぶべきもの学校探そうとするとします。

しかし、AIから何案出してもらっても何かしっくりこない場合もあります。

こうしたケースでは、大抵心が求めていないことが多いのです。

例えば、「そもそもそんな時間ないじゃん…」というのが本音だったり。

頭ではリスキリングしたいと考えていても、心は(休息も含めて)時間を求めている

この例でいえば、AIに求めるのは「時間をつくるためのアイデア」というのが正解でしょう。

もう1つ例を挙げるとすると

よく「何食べたい」と聞くと「何でもいいよ〜」と答える人がいますよね?

でも、大抵は何でも良くない…(笑)

でも、こちらが色々と提案しているうちに、相手も本当の気持ちに気づいてくるわけです。

「イタリアンはどう?」
「う〜ん、そうだね…」
(あれ、なんか違うなぁ…)
(あっ、もっと軽い方がいいのかな?)

みたいな感じで、「何か違う」が積み重なって、気がつくとカフェで軽くサンドイッチを食べている😊

大抵こういう時って、会う前に「美味しいもの食べようね」が前提になっていることがあって、相手がこちらに気遣っているうちに思考の迷子に陥ってしまうわけです。

そして結果、頭が「何でも良い」と結論づけてしまう。

このように、人は頭が求めているものと、心が求めているものが違うことが多々ある。

そんな中、AIに対しては遠慮や忖度なしに素直に接することができるので、上手く活用すれば、頭と心のギャップを埋めやすいと感じています。

マッチングを通して最適なものを提案してもらいつつ、最適じゃないものを提案されたと思った時は、心を探るきっかけにする。

〜ということで、何となく

“最適じゃない” ものも提案してくれるところが良い

という話が伝わったでしょうか…?

もしも、頭で分からなかったとしても、心で感じていただけたら幸いです(笑)

本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

この記事が参加している募集

#マーケティングの仕事

6,982件

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?