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未来の利益を生むコンパッション

vol.27

先日、【「コンパッション」と日本の親和性】という記事を書きましが

ビジネスにおけるコンパッション(思いやり)の好事例に昨日出会えたので共有させていただきます。

現在、日本は2030年には最大79万人のDX人材が不足する可能性があると言われていますが

ソフトウェア開発会社の「サイボウズ株式会社」はDX人材育成のためのガイドライン「DX人材育成ガイドライン」無料で公開したのです。

〈ZD NET / 2023年8月28日〉

これは、エン・ジャパンとの共同執筆でつくられたもので 。

ガイドラインは「そもそもDX人材とは何か」という定義に始まり、DX人材に必要なスキルノーコードツールとの関係性人材育成の進路などを具体的に解説しています。

実際にDX人材の育成に取り組む企業人材育成計画や、ノーコードツールを通して非IT部門/人材がDX推進を実現した事例などを紹介。

そして、掲載されている事例企業の顔ぶれが豪華絢爛なのです。

京セラ株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、日本航空株式会社、星野リゾートなどなど…

我々、中小企業からするとなかなかお目にかかれないお宝事例ばかりです。

…それを改めて言いますが…「無料」で公開している…(驚)

ガイドラインに関わった各企業としては、DX人材育成に悩む各企業の参考にしてもらうことを願っているのです。

確かに、これは提供した企業にとって「イメージアップ」につながると考えることもできるでしょう。

一方で、そんな簡単に利益として回収できるはずもありません

社会課題に向き合い、ナレッジを共有することで日本の経済を元気にしていく。

自社の利益に結びつくかどうか分からないけれど、利益を生み出すための豊かな土壌を先に整えましょうという腹の括り方が必要になります。

経済を知れば知るほど、利益とは運命共同体(相互に連動し合う)ということを実感しますが、一方で日々の熾烈さに、ついつい忘れがちになってしまいます…

昨日の「和を以て貴しとなす」という話ではないですが

和は「認める」という誰かの「与える行為」から結ばれていく

今回の「日本全体のDX人材の育成」という途方もない道のりのために、自社利益を超えて心を一つにしたガイドラインチームに大きな刺激を受けました。

今後もこうした貴重な一歩と出会ったら、また共有させていただきますね😊

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