50歳からの「自分軸」
column vol.1175
昨日、妻と話していると、何気なく老後の話に及びました。
今年48歳になる年男の私は、次の辰年で60歳になるわけです…(汗)
ついこの間、20代、30代だったと思っていたため…、あと12年で還暦と思うと…、以外と時間がないなぁ…と若干焦ってしまいました…😅
一方、60歳になっても働き続けたい、というよりも活躍したい欲求はあるわけです。
そんなことを考えていたら、ふと1つの記事を思い出しました。
60代から「新たな自慢」をつくる
それは、AERAの【老人はなぜ自分の話ばかりをしたがるのか 失敗学の教授が家族に指摘されてわかった自身の“勘違い”】という記事です。
〈AERA.dot / 2024年2月7日〉
内容をごくごく簡単に要約すると、今の社会の仕組みだと、定年や引退などを経て、自分の居場所がだんだんなくなっていくような気分になり、満たされない想いから、昔の自慢話が増えてしまう…
そんな話です。
そこで、東京大学名誉教授の畑村洋太郎さんは
を推奨されています。
いくつになっても新しい挑戦した方が良いということですね。
それについて、「男の色気のつくり方」「もういい人になるのはやめなさい」など著書73冊を世に出してきたエッセイスト・作家の潮凪洋介さんはこのようなヒントを仰っています。
〈zakuzaku by 夕刊フジ / 2024年3月24日〉
仕事を通じて習得した専門的な知識やスキルを活かし、副業として起業することや、プロボノ(社会貢献活動)を行うことで、自分のキャリアの軸が見つかやすくなる。
私のようなアラフィフ世代は、管理職の方が多いと思いますので、なかなかプレイヤーとして力が発揮しづらくなるわけです。
だからこそ、プレイヤーとしての環境を整えることで改めて定年後も活躍できる自分の種を見つやすくなります。
一方、仕事と家事・育児で、これ以上何かにトライすることが難しいという方も多いはずです。
そこで、今の自分(日常)から軸を見つける方法も探りたいと思います。
今の仕事に意味を見出す
養老孟司さんは、仕事についてこのように語っております。
〈婦人公論.jp / 2024年3月4日〉
特にヒントになるのが、「やらなきゃいけないことには意味がある」という部分です。
「やらなきゃいけない」ことは、まさに「求められている」こと。
それは、ほんの些細なことからも「自分」が見えてくることがあります。
例えば、毎回「懇親会の幹事」を頼まれているといるとします。
大抵の人は「何で毎回、私に頼むんだろう…面倒くさいなぁ…」と思うはずです。
…いや、面倒くさいのは事実なのですが…(笑)
毎回頼まれるというのは、何か評価(意味)がなければ頼まれません。
例えば、
ですし
ということもあるでしょう。
「参加者が多い」なら人徳(リーダー利用)かもしれませんし、「店の雰囲気が素敵」ならセンス(オシャレ)かもしれません。
同じミッションでも人によって求められていることや評価されている部分は違うので、そうした点を掘り下げていくことによって自分の軸が見えてくることもあるのです。
ちなみに、私はコピーライターからキャリアを始めましたが、若い頃、会議でよく司会に任命されたことから、自分はいつも「合意形成」をとることを求められていること気づき、マーケティングコンサルタントへとキャリアを変化させてきました。
当初は新進気鋭のコピーライターを目指していたので(笑)、合意形成を得る自分は望んでいなかったわけです。
このように大抵、軸が見つからない時は、自分の理想(好きなこと)と求められていること(得意なこと)のギャップがある時です。
養老先生のように、得意なことを好きになるというのは、結構重要なことだと思います。
年を重ねることは「素晴らしい」
やり方は様々あるとは思いますが、自分の軸を見つけていけるといくつになっても豊かな人生が待っている。
「自分の自信を支えること」だったり、「打ち込み続けたいと思う気持ち」だったりがあると、毎日がワクワクするわけです。
元伊藤忠商事会長・丹羽宇一郎さんは
〈現代ビジネス / 2024年3月27日〉
と年を重ねることの素晴らしさを語っていらっしゃいますが、それも自分軸があってこそでしょう。
私もマーケティングコンサルタントを引退しても、ずっと人の間に立って、合意形成を図る自分で居続けたいとは思っています😊
そんな風に考えて、いくつになっても新しい自慢話ができる自分でいることが理想だと改めて思う今日この頃です。
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
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