「マインドフルネス」の知られざる世界
column vol.1127
…今回の記事のタイトルをご覧いただいて…、もしかすると…
と思う方もいらっしゃるかもしれません…
実際、「瞑想」は海外でもポピュラーとなり、ビジネスにも取り入れられています。
有名なのがGoogleの「サーチ・インサイド・ユアセルフ」という人材育成のためのプログラムでしょう。
これが導線となって、シリコンバレーでブームとなりました。
そんな中で、今回あえてマインドフルネスを取り上げたいと思ったのが、最近、まだまだ「瞑想の知られざる世界がある」と感じたからです。
例えば、こんな話はご存知でしょうか?
1日10分間で「45分間の睡眠」を補う??
それは、睡眠を研究するオレゴン州立大学のチームによる実験結果について。
1日10分「マインドフルネス」を行うと、毎晩44分余分に睡眠をとるのと同じ効果があるのではないかと言われているのです。
〈TABI LABO / 2023年10月2日〉
これは、アメリカの起業家105人を対象に、疲労感の度合いや睡眠時間、マインドフルネスの実践状況を調査したもの。
対象者の40%以上は週に50時間以上働き、平均して6時間未満しか睡眠をとっていないという人たちです。
その後、 睡眠とマインドフルネスの関係について分析した結果、瞑想を行うことで「疲労感が低くなる」ことが明らかに。
さらに、お互いを補完し合うことも示されたそうです。
もちろん「睡眠を瞑想に置き換えることはできない」ことは前提となります。
置き換えられたら、瞑想すれば眠らなくても良いことになってしまいますからね…(汗)
(そもそも眠い中で瞑想したら、そのまま寝落ちしちゃいそうですが…)
いずれにせよ、睡眠と同様の「疲労軽減効果があるのかもしれない」と捉えていただければ幸いです。
そして、寝る前に瞑想でリラックスしてから眠る。
モヤモヤを抱えたまま布団に入ると、神経が高ぶることが多いですからね…
ゆっくりと息を吐くことを意識しながら呼吸すると副交感神経が優位になるので、心地よい眠りに誘われるでしょう😪💤
本家の瞑想は「歩きながら」が基本?
ちなみに「瞑想」と聞くと、座禅を組んで揺れるロウソクの炎を見つめながら〜みたいな姿が頭に浮かびますよね?
実は、1つの事象に注意を集中するのは「サマタ瞑想」と呼ばれ、1つのスタイルにしか過ぎないそうです。
他にも、「特別によく注意して観る」という意味の「ヴィパッサナー瞑想法」というものがあります。
〈Forbes JAPAN / 2023年9月24日〉
この瞑想法は、まず自分の身体の感覚を観察し、気づき、この気づきを言葉で確認する。
ちなみに、この言葉での確認を「サティ(を入れる)」というそうです。
サマタ瞑想との違いは
をつくること。
注意を留めて集中するのではなく、サティを入れることで集中をキープするというわけです。
…ちょっと、イメージするのが難しいですかね…?
その分かりやすい例が「歩きながら行う瞑想法」です。
上記フォーブスジャパンの記事を執筆した小説家の榎本憲男さんは、このように解説しています。
つまり、1つ1つの行動や感覚に意識を向け、それに対して言葉で確認をする(サティ)。
「サマタ瞑想」のような一般的な方法だと、「なんか余計なことを考えてしまう…」「ついついウトウトしてしまう…」という方もいるでしょう。
そうした方には、この歩きながらできる「ヴィパッサナー瞑想法」が向いているのかもしれませんね。
東京で「ぼーっとする大会」が開催
最後は、東京で行われる画期的な大会についてご紹介して締め括りたいと思います。
1月3日(金)、虎ノ門ヒルズの「ヒルズ・オーバル広場」にて、「ぼーっとする大会」が開催されます…!
〈TABI LABO / 2023年10月12日〉
これまで、韓国で始まり、台湾や香港、オランダなど、世界6ヵ国で開催されてきた注目の大会(?)が、ついに日本にも上陸するというわけです。
というのが同大会の趣旨。
ドレスコードは自身の職業や立場を象徴するような服装となります。
この「服装」がとても重要で、いかに面白くその職業や立場を表現できているかで「芸術スコア」が決まるのです。
さらに!
「技術スコア」というものもあります。
これは、いかに心拍数の変動が少なく保てるかが勝負となります。
この2つのスコアをもとに、「最も有意義にぼーっとできていると評価された参加者」がぼーっと界のスターになれるというわけです(笑)
ちなみに、参加は無料。
ただし、守らないといけないルールがあります…!
…それでも良ければ、今週の金曜日がエントリー期限となりますので、こちらからどうぞ。
〈TOKYO ぼーっと大会 / 公式サイト〉
〜ということで、すっかり世に知られたマインドフルネスの「知られざる世界」をお届けさせていただきました。
瞑想については、まだまだ、掘れば掘るほど面白いかもしれません😊
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