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美しい景色に生きる意味を教えられて。

現代の私たちの生活に、気候の移り変わりや空の美しさを感じる余裕はどれくらいあるだろうか。

忙しさを感じるようになると、これらを感じる余裕がなくなる。

実際に上京して大学生活を送っていた時にこれらを感じる余裕がないくらい忙しかった。常に忙しなく過ごし、何か結果を出さなければと自分自身を追い込んでいた。このような生活を続けていた結果、体調を崩した。

体調を崩し、地元に帰ってきてからは時間が過ぎるのがゆっくりになった。時間が過ぎるのがゆっくりになったことで、体調が回復してきた。体調が回復してくると、外の世界へ関心を持てるようになった。外の世界に出てみると、私たちの日常には、様々な美しい景色がそこにはあったんだなということを感じさせられた。

雲一つない青空、雪化粧した山、大きな満月、夕暮れの赤い空と夜空のグラデーション、夜空に見える星たち、地球の周りを飛んでいる衛星、季節で変わる田畑の様子。

挙げてみただけでも、これだけの美しい景色が私の地元にはあった。

生まれてから高校卒業まで、18年間当たり前に見ていた景色がこんなに美しいものであったことに気づかされた瞬間でもあった。

いつも見ていると当たり前になってしまっている景色が、こんなに尊いものだと知ることができた。一度地元を離れたからというのあるかもしれない。

私自身は地元の景色を美しいと感じたが、東京にも地元にはない美しい景色がある。

ビルの夜景。夜の繁華街のきらびやかな看板たち。ライトアップされた東京タワーや東京スカイツリー。大きな遊園地。東京湾の工場夜景。空港の滑走路に停泊している飛行機。

日常を忙しなく過ごしていると、美しい外の景色に気づくことがなかなかできない。

心身が疲れてどうしようもないということがあったとき、外の景色に目を向けてみよう。

生きていてよかったと思えるかもしれないから。


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