破天荒な父。お風呂の恒例行事
僕と父親の、破天荒で少し笑える話です。
■■■ お風呂の恒例行事 ■■■
僕は大のお風呂嫌いだった。でも、父と一緒に入るお風呂は大好きだった。
父はいつもお風呂に小銭を持ち込んで、湯船にばら撒くのだ。
「さあ、好きなだけ取っていいぞ」の合図で僕は湯船に飛び込んでいった。
500円玉を見つけた時の嬉しさは今でも思い出す。
もちろん、湯船にお金を入れたことがバレると、母から「汚いお金を湯船に入れて何してるの!後で入る人の気持を考えてよ!」と父は怒られていた。
父は人がやらないことを平気でやる人間だった。ゼロベースで考え、そして圧倒的な行動力で何の躊躇も無くそれをやってしまうのだ。
父からは既成概念にとらわれないことを学んだ。
続く
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