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「ビジネス書のお薦めを社会全体で共有し、パーソナライズして紹介するサービス」をリリースしました

田中です。本業では、アプリの企画を行うPdM(プロダクトマネージャー)をしています。

現場でヒアリングをしたり、ユーザー体験を考えたり、課題を解決する提案をしたり、社会人になってからここまでUXデザインを用いたプロダクト開発の企画者として様々な経験を積ませて頂けました。

こうして会社で揉まれつつ、自分自身の実感として「何をすれば成長できるのか」がわからないと感じます。


そこで、「同じ悩みを持っているビジネスパーソンの道標になるサービスを作りたい」という想いが生まれ、本業で培ったUXデザインスキルを活かして約1ヶ月のニーズ調査を行い、BOOK LiSTというサービスをリリースするに至りました。


事前リサーチで発見したこと

初期コンセプトとして、新入社員で定番のやりとり「おすすめの本ありますか?」に着目しました。

UXリサーチのやり方で若手社会人のビジネス関連書籍を購入するに至るプロセスや思考を調査してみました。

①若手ビジネスパーソンが読む本は、7割が「誰かにおすすめされた本」だった

本をおすすめするという行為には、以下のような意味があります。

  • 「誰がお薦めしたか」には、膨大な付加情報が詰まっている

  • お薦めの本を読むということは、相互理解的を促進するコミュニケーションの手段になっている


②信頼する人に紹介された本は、100件のAmazonレビューよりも優先される

ビジネス書を購入に至るプロセスを比較しました。

  • 信頼する知り合いがおすすめしている

  • 通販サイトで匿名のレビューで高評価

どちらが購入に至る傾向が強いか比較すると、信頼する知り合いのおすすめの方が重要ということがわかりました。

「Amazonで気になる本を見つけて購入」より、
「あの人がおすすめした本を購入」という購買行動が優先される
のです。

BOOK LiSTのコンセプト

“自分の糧になった本を登録しておくと、今その壁に当たっている「後輩」にBOOK LiSTが届けてくれる” という状態をつくります。

実現している方法

お薦めリストを登録したユーザーの 所属組織・職種・ポジション を軸としたレコメンドモデルを構築しており、精度を向上に努めています。

  1. ユーザーがおすすめの本リストを登録

  2. BOOK LiSTのデータベースに保存

  3. AIレコメンドモデルが、おすすめの本リストを読者に推薦

一度登録されたおすすめの本リストは、サービス内に保管され、のちに訪れたユーザーの方々に何度も再提案されていきます。

BOOK LiSTが創る社会

「学習リソースのオープン化」とも言えそう

キャリア上の先輩や同期が役に立った本(学習リソース)が集まり、「BOOK LiSTを見ればどんな環境にいる人でも、キャリアアップに向けて何を学べばいいかわかる」状態を作ろうとしています。

高度な専門性を求められる職種では、スキルの細分化・複雑化が進んでおり、教育機関の教材で対応することは難しい状況です。

だからこそ、月に約6000刊とも言われる速度で出版される本から学習する道筋を学べる方法には価値があると考えます。

BOOK LiSTがキャリアアップを支援する事例のイメージ

IT企業で技術職として働く社会人のおすすめ本のリストが、独学で勉強している大学生に届き、本を読んで実務をイメージできたことをきっかけに、インターンに参加し新卒入社に至る。

業界大手企業の部長クラスが書いたおすすめ本のリストが、別の業界内企業で働いている若手社会人に届き、選書から組織の思想を感じ共感したことをきっかけに、転職で中途入社する。

おすすめ本リストを作成するメリット

  • 職場の後輩に、役立つ本を簡単に共有できるようになる

  • おすすめ本が売れると、リスト作成者にアフィリエイト収入

  • おすすめに興味を持つ「あなたの後輩」を対象に、広報や採用できる

各種メリットがどのように実装されているかは、BOOK LiSTにアクセスして確認してみてください。

BOOK LiSTを使ってみる

BOOK LiSTは、スマホ・PCどちらでもご利用できます。

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※ アプリは現在、ベータ版としてリリースしているため、
 仕様が変更になる可能性もあります。


皆さんのおすすめ本を登録して、知り合いのあの人も、まだ知らない誰かにも、キャリアアップのチャンスに溢れた社会にしていきませんか。

ご登録、お待ちしております!!

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